授業コード | 90308100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際社会学演習Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 高田 峰夫 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | グローバル化とAI |
学修の概要 | 現在あらゆる場で「グローバル化」(グローバリゼーション)が取り沙汰されています。同時に、最近話題になっているのがIT化、デジタル化、さらには自動化の急激な展開です。この2つの動きは、本来別のものであるはずですが、しばしば密接に関係を持って動いています。 ただし、技術の進展そのものは予測が難しい部分があります。他方で、ネット時代以後については、最近、様々な展望がなされるようになってきました。ここではグローバル化とデジタル技術・自動化とが重なることで、どのような方向性が生まれるのか、一定の見通しを得たいと思います。 具体的には、毎回参加者全員が文献を輪読する形を取って簡単に著者の主張を把握した後、その特徴や問題点などについて議論することにしたいと思います。議論の都合上、「国際社会学演習Ⅰ」を併せて履修するようにして下さい。 ※なお、受講希望者の予備知識、研究内容を考え、場合によってはテキストの変更もありえます。その決定は初回の授業時にします。 |
学修の到達目標 | グローバル化とデジタル技術の展開の相乗と、激変について、事実に基づきつつ、より正確に理解すること。 |
授業計画 | 第1回 | 教員による導入。 以下、ほぼテキストの章立てに沿って授業を進める予定です。ただし、受講者の事前に保有する知識、関心等によって、細部は順次決定ないし変更してゆくことにします。 |
第2回 | 序 | |
第3回 | 第1章:はじめに | |
第4回 | 第2章: 大転換 | |
第5回 | 第3章: 第2の大転換 | |
第6回 | 第4章: デジタル技術の衝撃 | |
第7回 | 第5章: 遠隔移民とグロボティクス転換 | |
第8回 | 第6章: 自動化とグロボティクス転換 | |
第9回 | 第7章: グロボティクスによる破壊的変動 | |
第10回 | 第8章: グロボティクスが招く反動とシェルタリズム | |
第11回 | 第9章: グロボティクス問題の解決 | |
第12回 | 第10章: 定められた未来はない | |
第13回 | 議論1:著者の主張をめぐって | |
第14回 | 議論2:各人の受け止め方 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 1回目は、授業終了後に、授業内で論じられた事柄について復習することを求めます。 第2回から第14回に関しては、授業前に、当日授業で取り上げるテキストについて熟読しておくことを求めます。また、疑問点等についても、あらかじめメモにまとめておくのが望ましいでしょう。事前・事後学習に最低4・5時間程度は確保するようにしましょう。 |
履修上の注意事項 | 特に予備知識を必要としませんが、毎回きちんとテキストを読んでくること、その上で積極的に議論に参加することが求められます。 授業は対面形式で実施します。 大学院の授業ですから、公認欠席も含め欠席は極力しないことが望ましいですが、やむを得ず欠席になる場合には当該院生と教員が対処法を協議することにします。 |
成績評価の方法・基準 | 事前の準備状況(10%)、発表の様子(30%)、授業への参加姿勢(30%)、議論の内容(30%)、等から総合的に評価します。なお、割合は大体の目安です。 |
テキスト | リチャード・ゴールドウィン『グロボティクス―グローバル化+ロボット化がもたらす大激変』日本経済出版社 |
参考文献 | 必要に応じて講義の中で指示します。 |
主な関連科目 | 国際社会学演習Ⅰ、国際社会学Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文科学研究科M社会学専攻 | - | 2023~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文科学研究科M社会学専攻 | 23500 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |