授業コード | 90308000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際社会学演習Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 高田 峰夫 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 英語化するアジア(Asia in the age of English-nization) |
学修の概要 | 現在あらゆる場で「グローバル化」(グローバリゼーション)が取り沙汰されています。それと並行するように、世界中で英語が事実上の共通語として影響力を深めています。同時に、英語を用いた高等教育も、各地で独自の展開を見せるようになっています。 ここでは、主にアジア諸国における英語化と英語による高等教育の展開を、事例研究を参照しつつ、見てみたいと思います。具体的には、毎回参加者全員が文献を輪読する形を取って簡単にその主張を把握した後、その特徴や問題点などについて議論することにしたいと思います。 議論の都合上、「国際社会学演習Ⅱ」を併せて履修することが望ましいですが、この授業単独でも理解できるようにします。 ※なお、受講希望者の予備知識、研究内容、希望等を考え、テキストの変更もありえます。その決定は初回の授業時にします。 |
学修の到達目標 | グローバル化と英語化の進展について、理解を深めることができる。 |
授業計画 | 第1回 | 概要説明。その後、ほぼテキストに沿って授業を進める予定です。ただし、受講者の事前に保有する知識、関心等によって、細部は順次決定ないし変更してゆくことにします。 |
第2回 | 序章 | |
第3回 | 第1章:エスニシズムとマルチエスニシティ | |
第4回 | 第2章:マレーシア生まれの高等教育システム | |
第5回 | 第3章:新高等教育モデル | |
第6回 | 第4章:民間化・英語化とエスニック関係 | |
第7回 | 第5章:留学生の国際移動 | |
第8回 | 第6章:トランスナショナルな高等教育モデル | |
第9回 | 第7章:英語化とポスト複合社会 | |
第10回 | 補論:グローバルメディアとローカルな言説 | |
第11回 | 比較検討 | |
第12回 | 比較検討への応答 | |
第13回 | 議論 | |
第14回 | 議論への応答 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 1回目は、授業終了後に、授業内で論じられた事柄について復習することを求めます。 第2回から第14回に関しては、授業前に、当日授業で取り上げるテキストについて熟読しておくことを求めます。また、疑問点等についても、あらかじめメモにまとめておくのが望ましいでしょう。事前・事後学習に最低4・5時間程度は確保するようにしましょう。 |
履修上の注意事項 | 特に予備知識を必要とはしませんが、自主的かつ積極的に取り組む姿勢を求めます。 授業は「対面形式」で行います。 なお、大学院の授業ですから、公認欠席も含め欠席は極力しないことが望ましいですが、やむを得ず欠席せざるを得ない場合には、当該院生と教員が対処法を協議します。 |
成績評価の方法・基準 | 事前の準備状況(10%)、発表の様子(30%)、授業への参加姿勢(30%)、議論の内容(30%)、等から総合的に評価します。なお、割合は大体の目安です。 |
テキスト | 吉野耕作『英語化するアジア』名古屋大学出版会 |
参考文献 | 必要に応じて講義の中で指示しますが、以下の文献は適宜、部分的に参照、使用する予定です。 OECD教育研究革新センター編著『グローバル化と言語能力』明石書店 また、以下の本は、英語の世界共通語化について、考えるきっかけになります。 鳥飼玖美子『国際共通語としての英語』講談社現代新書 |
主な関連科目 | 国際社会学演習Ⅱ、国際社会学Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文科学研究科M社会学専攻 | - | 2023~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人文科学研究科M社会学専攻 | 23500 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |