授業コード 90306601 単位数 2
科目名 臨床心理学研究指導Ⅰ クラス 01
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 志和 資朗 配当年次 *下表参考

授業の題目 「臨床心理学研究指導Ⅰ」
Guide to master's thesis of clinical psychology (1)
学修の概要 自らの心理学的理論を背景に、自分の目指す臨床心理学で何ができるのか実践的に研究していきます。
履修者の研究目的に応じて個別に研究テーマを設定し、臨床心理学的実験ならびに調査研究を行います。
テーマは自由ですが、
1) 基本的に臨床心理学領域に関する研究であること
2) 実証科学的な研究計画に基づく研究であること
3) 明確な結論と論理的な考察ができる研究であること
が求められます。
研究成果は、各種心理学関連学会での学会発表ならびに学会誌へ論文を投稿することで発表してもらいます。
学修の到達目標 各種心理学関連学会での学会発表ならびに学会誌へ論文を投稿すること。
研究倫理に基づいて研究計画を立案し、実施できること。
研究成果を「修士論文」として執筆すること。
授業計画 第1回 臨床心理学研究指導Ⅰの授業概要と方針
オリエンテーション
修士論文執筆のための1年の流れを理解する
第2回 研究の倫理上の検討とインフォームドコンセントについて
研究倫理審査が必要な場合、審査請求をする
第3回 研究テーマの発表と討議(素案)
研究テーマの素案をレジュメにして発表する
第4回 研究テーマの発表と討議(詳細)
研究テーマの詳細をレジュメにして発表する
第5回 研究テーマの発表と討議(確定)
研究テーマを確定させる
第6回 5月18日(木)【オンデマンド】
文献収集と文献データベースの作成について
文献収集と文献データベースを作成することができる
第7回 基本文献の発表と討議
研究に必要な基本文献を収集してレビューする
第8回 応用文献の発表と討議
研究に必要な応用文献を収集してレビューする
第9回 研究計画の発表と討議(素案)
研究計画の素案をレジュメにして発表する
第10回 研究計画の発表と討議(詳細)
研究計画の詳細をレジュメにして発表する
第11回 研究計画の発表と討議(確定)
修士論文題目の確定させる
*修士論文題目の提出
第12回 実験・調査の準備
実験・調査に必要な機器やアプリの準備
第13回 実験・調査の準備
実験・調査に必要な手順を確認する
第14回 実験機器のセットアップ
同意書を作成する
第15回 実験機器のセットアップ
質問紙を作成する
授業外学習の課題 「授業計画」に基づいて、情報(文献等)の収集、論文の執筆を行い、定められた期限までに提出してください。
論文提出期限までに作成できるよう、随時、実験・調査の遂行状況や論文の執筆状況について確認します。
5月  修士論文テーマ決定、研究計画発表
6月  実験・調査準備
6月末 修士論文題目提出<教学センター>
7月  実験・調査開始
7月末 文献リスト提出、「方法」1回目提出
8月  結果の処理・グラフ・統計処理開始
8月末 「方法」2回目提出
9月  「結果」「序論」執筆

授業時間外での学修時間の目安は、課題の遂行を含め、事前学修(2時間程度)、事後学修(2時間程度)。
履修上の注意事項 基本的に対面で授業を行います。ただし、対面で授業が行えない場合はオンラインで授業を行います(ブレンド型授業)。その場合はMoodle上の指示に従ってください。
やむを得ず欠席する場合は、事前に必ず連絡をください(事後でも必ず連絡をしてください)。

公認欠席制度の配慮内容は以下のとおりです
・公認欠席によって、論文作成指導、確認のために求められた資料や課題が提出できない場合は、別途指示します。

課題レポートやレジュメは、心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」に準拠して作成してください。
5月末までに「研究指導計画書」、6月末までに「修士論文題目」を教学センターに提出してください。
授業外学習の課題に記載したとおり、期限までに提出してください。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
日頃の研究への取り組み方、提出物(80%)、各種学会や研究会、ケースカンファレンスでの研究発表ならびに学会誌等への論文投稿(20%)により評価します。
テキスト 適宜紹介します。
参考文献 アメリカ心理学会 前田樹海 (2011). APA論文作成マニュアル 第2版 医学書院
心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」https://psych.or.jp/manual/
主な関連科目 心身医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
「修士論文」を進めるにあたり、必要に応じて質問・相談を受けつけます。
またメールやE-Learningシステム(Shudo Moodle)でも随時対応します。
「修士論文」の書き方や内容に関する質問については、E-Learningシステム(Shudo Moodle)のResearch Meeting Room にてフィードバックします。
添付ファイル 修士論文ルーブリック(人文科学研究科).pdf 説明 【参考】修士論文ルーブリック(人文科学研究科)
添付ファイル 心理学専攻修士論文ルーブリック.pdf 説明 心理学専攻 修士論文 ルーブリック

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M心理学専攻 2021~2024 1・2 - - - - -