授業コード 90302100 単位数 2
科目名 精神生理学演習Ⅱ クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 古満 伊里 配当年次 *下表参考

授業の題目 精神生理学演習Ⅱ Research Seminar in Psychophysiology II
学修の概要 精神生理学の応用研究について,Cacioppo, J. T., Tassinary, L. G., and Berntson, G. (Eds) (2016). Handbook of Psychophysiology. 4th Ed. New York: Cambridge University Press. の中から以下の論文を講読する。さらに受講者自らの研究テーマに関連した最新の精神生理学的研究(英語論文)をレジュメに要約して発表してもらい,知識の共有を図る。
学修の到達目標 自らの研究テーマに関連した英語文献を読み,その内容を批判的に評価することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス:英語論文の読み方のコツをつかむ。
第2回 Edgar, J. C. et al. (2007). Psychophysiology in Research on Psychopathology.
種々の生理心理学的指標と精神障害との関連について述べることができるようになる。
第3回 引き続き上記論文の講読
種々の精神生理心理学的指標と精神障害との関連について述べることができるようになる。
第4回 Iacono, W. G. (2016). Detection of Deception.
精神生理学の最大の応用分野と言われるポリグラフ検査の歴史と仕組みを知ることにより,心理学の応用的視座から心理学を語ることができるようになる。
第5回 引き続き上記論文の講読
精神生理学の最大の応用分野と言われるポリグラフ検査の歴史と仕組みを知ることにより,心理学の応用的視座から心理学を語ることができるようになる。
第6回 Kramer, A. F. and Parasuraman, R. (2007). Neuroergonomics: Applications of Neuroscience to Human Factors.
人間工学における精神生理学的指標の用途を知ることにより,心理学の応用的視座から心理学を語ることができるようになる。
第7回 引き続き上記論文の講読
人間工学における精神生理学的指標の用途を知ることにより,心理学の応用的視座から心理学を語ることができるようになる。
第8回 Steptoe, A. (2007). Psychophysiological Contributions to Behavioral Medicine.
心身医学における精神生理学的指標の用途を述べることができるようになる。
第9回 引き続き上記論文の講読
心身医学における精神生理学的指標の用途を述べることができるようになる。
第10回 Parsons, R. (2007). Environmental Psychophysiology.
生活環境の中での精神生理学的指標の測定とその応用について述べることができるようになる。
第11回 引き続き上記論文の講読
生活環境の中での精神生理学的指標の測定とその応用について述べることができるようになる。
第12回 受講者による文献紹介1(精神生理学に関連する英語論文)
自らの興味・関心を述べることができるようになる。
第13回 受講者による文献紹介2(精神生理学の応用に関連する英語論文)
自らの興味・関心を応用心理学的観点から述べることができるようになる。
第14回 受講者による文献紹介3(自らの研究テーマに関連する精神生理学の英語論文)
自らの研究テーマを想像できるようになる。
第15回 今後の研究のためのディスカッション
現実的な研究計画を立てることができるようになる。
授業外学習の課題 1.課題の英語文献を翻訳すること。
2.最新の精神生理学研究を検索・読了し,レジュメに要約すること。
3.上記の課題を達成するために,1回の授業につき事前・事後学習を含めて最低でも4時間は費やすこと。
履修上の注意事項 1.やむを得ず欠席する場合には必ず事前に連絡して了解を得ること。なお公認欠席については欠席日数にカウントしない。なお欠席日に発表が義務付けられていた場合には,後日の授業において発表を行う。
2.授業中は積極的にディスカッションに参加すること。
3.発表資料は前日までにメールで提出すること。なお提出された資料はMoodle上にアップロードします。参加者は各発表資料を事前にダウンロードして通読しておくこと。
4.受講にあたっては,精神生理学に関する専門的知識は必要としない。ただし心理学全般にわたるテクニカル・タームには慣れ親しんでいること。
成績評価の方法・基準 英語論文講読時の積極的発言(60%),文献紹介のためのレジュメ内容(30%),およびそのプレゼンテーション(10%)によって評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 1. Andreassi, J. L. (2006). Psychophysiology: Human Behavior and Physiological Response. 5th ed. New York: Lawrence Arlbaum Associates.
2. Cacioppo, J. T., Tassinary, L. G., and Berntson, G. (Eds) (2007). Handbook of Psychophysiology. 3rd Ed. New York: Cambridge University Press.
3. 堀忠雄 (2008). 生理心理学―人間の行動を生理指標で測る. 培風館
主な関連科目 学部:生理心理学, 大学院:精神生理学演習Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.英語読解に必要な質問・相談は随時受け付けます。予めe-mailによってアポイントメントをお取り下さい。
2.提出された課題に対しては,原則,その1週間後にコメントを付して返却する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M心理学専攻 2021~2024 1・2 - - - - -