授業コード 90300100 単位数 4
科目名 精神生理学特殊研究研究指導 クラス
履修期 年間授業 カリキュラム *下表参考
担当者 古満 伊里 配当年次 *下表参考

授業の題目 精神生理学特殊研究研究指導 Directed Special Research in Psychophysiology
学修の概要 精神生理学的研究により博士(心理学)の学位を取得するために必要な研究計画の立案や実験遂行能力を養成するための研究指導を行う。基本的には博士前期課程における研究を継続・発展させ,さらなる実験を遂行し,学術雑誌に投稿可能な論文を作成する。
学修の到達目標 精神生理学的手法による実証研究により学術雑誌に掲載される論文を1篇以上作成する。
授業計画 第1回 修士論文のプレゼンテーションならびに論文内容に基づく問題提起
第2回 研究テーマに沿った文献講読1(要レジュメ:研究テーマの概要を示すことができるレビュー論文)
第3回 研究テーマに沿った文献講読2(要レジュメ:自らが依拠する実験方法を示すことができる論文)
第4回 研究テーマに沿った文献講読3(要レジュメ:自らの研究テーマあるいは仮説を支持する論文)
第5回 研究テーマに沿った文献講読4(要レジュメ:自らの研究テーマあるいは仮説を否定する論文)
第6回 研究テーマに沿った文献講読5(要レジュメ:自らの研究テーマあるいは仮説についての周辺情報を手今日できる論文)
第7回 研究(実験)計画書の提出とその内容についてのディスカッション1(リサーチクエッションの生成)
第8回 研究(実験)計画書の提出とその内容についてのディスカッション2(リサーチクエッションの精査)
第9回 実験機器のセットアップ
第10回 実験機器のセットアップと予備実験の実施
第11回 予備実験結果の検討と問題点の把握,実験計画の修正
第12回 データ収集(進捗状況の報告と実験方法の確定)
第13回 データ収集(進捗状況の報告と「方法」部分の原稿提出)
第14回 データ収集(探索的統計的解析の結果報告)
第15回 データ収集(実験参加者による内省報告の質的分析)
第16回 データ解析(要因計画法による結果提出と多変量解析の検討)
第17回 データ解析(多変量解析による結果提出)
第18回 結果報告ならびに継続実験の必要性の検討
第19回 論文原稿「方法」「結果」の提出
第20回 論文原稿「序論」の提出
第21回 論文原稿「考察」の提出,継続課題の抽出
第22回 論文原稿の推敲ならびに英文アブストラクト作成,論文整形
第23回 学会発表に向けての準備(全体構成の決定)
第24回 学会発表に向けての準備(ポスターあるいはパワーポイントによる発表資料の作成)
第25回 学会発表に向けての準備(前回の発表資料の修正)
第26回 論文原稿の再検討
第27回 学位論文に向けての第2研究の研究(実験)計画に関するディスカッション
第28回 学位論文に向けての第2研究の研究(実験)計画書の提出
第29回 論文原稿の最終稿の完成
第30回 1年間の研究総括
授業外学習の課題 一人の研究者として,学会発表あるいは論文投稿に向けて自主的・計画的に研究に従事すること。なお各回の授業に対して,少なくとも90分以上の予習が必要となる。
履修上の注意事項 1.授業はすべて対面で実施する。ディスカッション資料はあらかじめメールで提出のこと。
2.博士前期課程において精神生理学的研究の経験があるものが望ましい。
3.公認欠席は欠席として扱いますが,単位認定要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 提出された論文原稿(80%),学会でのプレゼンテーション資料(20%)によって総合的に判断する。
テキスト 使用しない。
参考文献 堀 忠雄・尾崎 久記(監)「生理心理学と精神生理学Ⅰ~Ⅲ」北大路書房
主な関連科目 精神生理学Ⅰ・Ⅱ,精神生理学実験研究Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.研究遂行に必要な質問・相談は随時受け付けます。予めe-mailによってアポイントメントをお取り下さい。
2.提出された課題(原稿等)については,原則提出日の翌週にコメントを付して返却する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科D心理学専攻 2017~2023 1・2・3
人文科学研究科D心理学専攻 21700 2024~2024 1・2・3