授業コード | 90112100 | 単位数 | 4 |
科目名 | 原価計算論特殊研究 | クラス | |
履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 陳 豊隆 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 原価計算の総合研究 |
学修の概要 | 競争優位を得るためには、コストリーダーシップの戦略が欠かせない。ただ、誤解しないように、ここでいうコストリーダーシップとは原価をひたすら引き下げるということではなく、持続的発展を狙うコストリーダーシップを効率的かつ効果的に達成する必要がある。本講義では、企業価値を高める効果的経営を行うための理論と諸手法を論究していく。 |
学修の到達目標 | 原価計算目的に関する基礎的な知識と体系を理解し、効果的経営についての議論ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 経営者のための管理会計 経営者が直面する意思決定プロセスにおいて、管理会計がどのように役立つかを理解することができるようになる。 |
第2回 | 企業価値創造のための管理会計 価値創造に向けた管理会計の役割とその適用方法を学び、実践的なスキルを習得することができるようになる。 |
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第3回 | キャッシュ・フロー経営 キャッシュ・フローを重視した経営の重要性を理解し、キャッシュ・フロー管理の基本を学ぶことができるようになる。 |
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第4回 | 原価計算の基礎と「原価計算基準」の現代的意義 原価計算の基礎知識と「原価計算基準」の現代的な意義を理解し、原価計算の実務に活かすことができるようになる。 |
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第5回 | 企業評価と財務諸表分析 企業評価の手法と財務諸表分析の基本を学び、企業の財務健全性を評価する能力を身につけることができるようになる。 |
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第6回 | 中長期経営計画,利益計画,目標管理 中長期経営計画、利益計画、目標管理の立案と遂行の方法を学び、経営戦略の策定に貢献することができるようになる。 |
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第7回 | 企業予算によるマネジメント・コントロール 予算制度を用いた効果的なマネジメント・コントロールの方法を理解し、予算管理の実践能力を習得することができるようになる。 |
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第8回 | 損益分岐点分析による収益性の検討 損益分岐点分析の手法を学び、企業の収益性を分析し改善策を提案することができるようになる。 |
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第9回 | 直接原価計算による利益管理 直接原価計算の原理と利益管理への適用方法を理解し、効果的なコスト管理を行うことができるようになる。 |
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第10回 | 制約理論とスループット会計 制約理論の基本概念とスループット会計の仕組みを学び、効率的な資源活用と利益最大化の方法を理解することができるようになる。 |
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第11回 | 標準原価計算によるコスト・コントロール 標準原価計算を用いたコスト・コントロールの技術を学び、コスト削減と効率化を推進することができるようになる。 |
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第12回 | 原価企画による戦略的コスト・マネジメント 戦略的視点からの原価企画を理解し、コスト・マネジメントを通じて競争力を強化することができるようになる。 |
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第13回 | ABCによる製品戦略原価低減予算管理 ABCを用いた製品戦略と原価低減の方法を学び、実践的な予算管理を行うことができるようになる。 |
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第14回 | 活動基準原価計算と活動基準原価管理 活動基準原価計算と活動基準原価管理の原理を習得し、コストドライバーの分析とコスト削減の戦略を策定することができるようになる。 |
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第15回 | コスト・品質の戦略的コスト・マネジメント コスト・マネジメントの戦略的側面を深く理解し、品質とコスト競争力の向上に向けた戦略を策定することができるようになる。 |
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第16回 | 販売促進費,物流費,本社費の管理 販売促進費、物流費、本社費の効率的な管理方法を学び、コスト削減への適用ができるようになる。 |
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第17回 | 経営意思決定会計 経営意思決定における会計情報の利用方法を理解し、意思決定プロセスを支援できるようになる。 |
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第18回 | 戦略的意思決定と設備投資意思決定 戦略的意思決定と設備投資意思決定のための会計情報の分析方法を習得し、投資計画の評価ができるようになる。 |
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第19回 | 戦略的・戦術的価格決定 価格戦略の策定における会計情報の活用方法を学び、戦略的・戦術的な価格決定ができるようになる。 |
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第20回 | 経営戦略の管理会計への役立ち 経営戦略策定における管理会計の役割を理解し、戦略的意思決定に貢献できるようになる。 |
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第21回 | バランスト・スコアカードによる戦略マネジメント バランスト・スコアカード(BSC)を用いた戦略マネジメントの方法を学び、組織の目標達成に向けた評価ができるようになる。 |
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第22回 | 戦略マップ 戦略マップの構築方法を学び、組織のビジョンと戦略目標の達成に向けた道筋を明確に描くことができるようになる。 |
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第23回 | インタンジブルズの戦略マネジメント 無形資産の戦略的管理と価値評価の手法を理解し、インタンジブルズの管理ができるようになる。 |
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第24回 | 事業部制による業績管理会計 事業部制における業績管理会計の手法を学び、部門別の成果測定と評価ができるようになる。 |
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第25回 | 組織再編と分権化の管理会計 組織再編と分権化に伴う管理会計の課題と対策を理解し、変化する組織構造に適応できるようになる。 |
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第26回 | 日本企業のガバナンス体制と経営組織 日本企業のガバナンス体制と経営組織の特徴を理解し、その効果と課題を評価することができるようになる。 |
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第27回 | EVAによる経営効率の向上 EVA(経済的付加価値)を用いた経営効率の評価方法を学び、経営パフォーマンスの向上策を提案できるようになる。 |
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第28回 | IT投資戦略とコスト・マネジメント IT投資の戦略策定とコスト管理の重要性を理解し、テクノロジー投資の価値を最大化できるようになる。 |
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第29回 | AIの管理会計への適用 AI技術を管理会計に適用するための基本原則と方法を学び、効率的な意思決定支援ができるようになる。 |
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第30回 | 研究開発費の管理会計 研究開発費用の管理とその会計処理の重要性を理解し、イノベーション活動のコスト管理ができるようになる。 |
授業外学習の課題 | 1、毎回の講義内容に関わる文献を最低でも2本を収集し、精読した上で、講義中に議論していく。 2、授業外学習の目安の時間として次の通りになる。 事前学修(4時間程度):毎講義について、各自、テキストを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。 事後学修(4時間程度):講義中にわからなかった用語については、テキストを再読・精読するなどして次回までに各自で調べておくこと。 |
履修上の注意事項 | ・予習では、テキストを精読し、理解できる部分とそうでない部分を意識した状態で講義に臨むこと。 ・講義終了後は、章末に記載されている参考文献の中から、学んだ内容と特に関連の強い文献にあたり発展的学習を行うこと。 なお、「公認欠席」の取扱について、以下の通りである。 ・公認欠席時の資料は後日配付する。 |
成績評価の方法・基準 | 議論(60%)、文献収集(40%)によって総合的に評価する。 |
テキスト | 受講生と相談した上、決定する。 |
参考文献 | 必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | 経営・会計関連科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中または講義終了後に質問に応じる。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学研究科D経営学専攻 | - | 2023~2023 | 1・2・3 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
商学研究科D経営学専攻 | 12600 | 2024~2024 | 1・2・3 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |