授業コード | 90110173 | 単位数 | 4 |
科目名 | 研究指導 | クラス | 73 |
履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 高濱 節子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 最適化問題と最適化アルゴリズム研究指導 |
学修の概要 | 最適化問題の分類及びそれらに関連した最適化アルゴリズムを数理的及び数値解析的に研究する予定である。経営分野では,様々な局面において,直面する状況や問題をモデル化し,最適化問題として分析を行っている。ここでは,それらの最適化問題に対する最適化アルゴリズムについて,数理的アプローチで研究すると共にコンピュータを利用した数値解析的アプローチで研究する。 研究は,各自の研究テーマに沿って進めてゆく. 1年次には,研究テーマに関連する専門基礎理論を習得するとともに,先行研究に関する資料を収集し,その資料をを要約するなどの形でレジュメを作成し,講義時に報告してもらう.その報告に対して,担当者がコメントや問題点を指摘する.1年次の終わりには,指摘を考慮して再構成したすべてのレジュメを報告書として提出してもらう. 2年次には,研究テーマの対象となる問題を最適化問題として定式化し,適切な最適化アルゴリズムを提案し,その有効性を検証してゆく.研究の進捗状況のレジュメを作成し.講義時に報告する.その報告に対して,担当者がコメントや助言を行う.研究成果は修士論文としてまとめ上げ,提出する. |
学修の到達目標 | 1年次:研究テーマに係る専門基礎知識を修得していることおよび先行研究に関する資料を読解できること. 2年次:修士論文を完成させること. |
授業計画 | 第1回 | (2年次の授業計画) ・1年次の研究内容と成果の振り返りを⾏い,それを踏まえて修⼠論⽂テーマの検討を⾏う. ・1年次の研究内容を踏まえた論⽂テーマの検討を⾏うことができる. |
第2回 | 研究計画および修⼠論⽂作成計画の作成 ・前回の検討を踏まえ,研究計画と修⼠論⽂作成計画を検討する. ・研究計画と修⼠論⽂作成計画を作成できる. |
|
第3回 | 具体的な研究課題の設定 ・研究計画内で実施する具体的な研究課題を設定する. ・研究計画内で実施可能な研究課題案を列挙でき,実施する研究課題を選択できる. |
|
第4回 | 研究対象のモデル化・研究⽅法の検討① ・研究対象のモデル化・研究⽅法についての講義を⾏い,質疑応答を⾏う. ・講義内容を参考に,⾃分の研究における研究対象のモデル化と研究⽅法を創造できるようになる. |
|
第5回 | 研究対象のモデル化・研究⽅法の検討② ・⾃分の研究における研究対象のモデル化・研究⽅法について発表し,ディスカッションを⾏う. ・ディスカッションを通して,研究対象のモデル化・研究⽅法を改善できる. |
|
第6回 | 研究進捗状況報告とディスカッション① ・最適化アルゴリズムの作成計画と検証計画について発表し,ディスカッションを⾏う. ・ディスカッションを通して,最適化アルゴリズムの作成計画と検証計を改善できる. |
|
第7回 | 研究進捗状況報告とディスカッション② ・最適化アルゴリズムの概要を検討し,モデル設計を⾏う. ・最適化アルゴズムの概要にもとづくモデル設計を⾏えるようになる. |
|
第8回 | 中間発表① ・先⾏研究論⽂の内容説明と評価を⾏うとともに,これまでの研究の進捗報告を⾏う. ・先⾏研究論⽂を読み解き,評価を⾏うことができ,⾃⾝の研究と関連付けることができる. ・これまでの研究成果をまとめることによって,以後の研究計画を再考できるようになる. |
|
第9回 | 研究進捗状況報告とディスカッション③ アルゴリズムの性能分析結果についての報告① ・基本的な問題に対する作成したアルゴリズムの実⾏結果とアルゴリズム性能の分析結果を報告す る. ・報告に対するディスカッションを通して,提案アルゴリズムの改善を⾏えるようになる. |
|
第10回 | 研究進捗状況報告とディスカッション④ アルゴリズムの性能分析結果についての報告② ・基本的な問題に対して修正版アルゴリズムを適⽤した実⾏結果とアルゴリズム性能の変化に関する 分析結果を報告する. ・報告に対するディスカッションを通して,さらに提案アルゴリズムの改善を⾏えるようになる. |
|
第11回 | 研研究進捗状況報告とディスカッション⑤ アルゴリズムの性能分析結果についての報告③ ・難しい問題に対して修正版アルゴリズムを適⽤した実⾏結果とアルゴリズム性能の変化に関する分 析結果を報告する. ・報告に対するディスカッションを通して,さらに提案アルゴリズムの改善を⾏えるようになる. |
|
第12回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑥ アルゴリズムの性能分析結果についての報告④ ・難しい問題に対して追加修正版アルゴリズムを適⽤した実⾏結果とアルゴリズム性能の変化に関す る分析結果を報告する. ・報告に対するディスカッションを通して,さらに提案アルゴリズムの改善を⾏えるようになる. |
|
第13回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑦ アルゴリズムの性能分析結果についての報告④ ・提案した最適化アルゴリズムと問題の特徴によるアルゴリズム性能の変化について,分析結果の総 まとめを報告する. ・報告に対するディスカッションを通して,提案した最適化アルゴリズムの有効性を評価することが できるようになる. |
|
第14回 | 中間発表②修⼠論⽂研究の進捗報告 ・修⼠論⽂の第1稿(概要)を提出する. ・第1稿(概要)の内容に沿って,修⼠論⽂の全体構成を決めることができるようになる. ・第1稿(概要)に沿って,中間発表会の発表資料を作成できるようになる. |
|
第15回 | ・前期総括を⾏うとともに夏季休暇中および第16回以降の研究計画を決定する. ・第1稿の添削結果を返却する. ・前期における研究の進捗状況を評価し,夏期休暇中および後期の研究計画を決定する. ・第1稿の添削結果を参考に,論⽂執筆を進めることができるようになる. ・夏期休暇中に継続して,研究活動および論⽂執筆を⾏うことができるようになる. |
|
第16回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑧ ・提案した最適化アルゴリズムと性能⽐較をおこなうための既存アルゴリズムを決定する. ・提案した最適化アルゴリズムと既存アルゴリズムをの性能⽐較をできるようになる. |
|
第17回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑨ ・選択した既存アルゴリズムの特徴と指摘されている問題点をまとめる. ・選択した既存アルゴリズムと提案アルゴリズムの性能⽐較の観点を明確にすることができる. |
|
第18回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑩ ・提案アルゴリズムと既存アルゴリズムの性能⽐較の結果報告を⾏う. ・報告に対するディスカッションを通して,提案アルゴリズムの有効性と問題点を明らかにできるよ うになる. |
|
第19回 | 研究進捗状況報告とディスカッション⑪ ・既存アルゴリズムと⽐較した,提案アルゴリズムの特徴と問題点のまとめて報告する. ・報告に対するディスカッションを通して,提案アルゴリズムの評価を⾏うことができるようにな る. |
|
第20回 | 中間発表③ 修⼠論⽂研究の進捗報告 ・修⼠論⽂(概要)の第2稿を提出する. ・既存アルゴリズムの問題点と提案アルゴリムの性能⽐較を概要に追加し,本論部分の内容を明確に することができる. |
|
第21回 | 研究論⽂執筆および添削指導① ・第2稿の添削結果を返却する. ・論⽂題⽬,章・節題⽬と内容の妥当性の確認を⾏う. ・修⼠論⽂の全体構成をほぼ確定することができるようになる. |
|
第22回 | 研究論⽂執筆および添削指導② 各章の構成および内容についての確認と添削指導① ・序論(はじめに)の構成及び内容についての確認おこない,合わせて添削指導を受ける. ・添削指導を参考に,序論部分の執筆をほぼ完了できるようになる. |
|
第23回 | 研究論⽂執筆および添削指導③ 各章の構成および内容についての確認と添削指導② ・第2章の構成及び内容についての確認おこない,合わせて添削指導を受ける. ・添削指導を参考に,第2章部分の執筆をほぼ完了できるようになる. |
|
第24回 | 研究論⽂執筆および添削指導④ 各章の構成および内容についての確認と添削指導③(第3章) ・第3章の構成及び内容についての確認おこない,合わせて添削指導を受ける. ・添削指導を参考に,第3章部分の執筆をほぼ完了できるようになる. |
|
第25回 | 研究論⽂執筆および添削指導⑤ 各章の構成および内容についての確認と添削指導④(第4章) ・第4章の構成及び内容についての確認おこない,合わせて添削指導を受ける. ・添削指導を参考に,第4章部分の執筆をほぼ完了できるようになる. |
|
第26回 | 研究論⽂執筆および添削指導⑥ 各章の構成および内容についての確認と添削指導⑤ ・終章(おわりに)の構成及び内容についての確認おこない,合わせて添削指導を受ける. ・添削指導を参考に,終章部分の執筆をほぼ完了できるようになる. |
|
第27回 | 研究論⽂執筆および添削指導⑦ ・参考⽂献リストの作成と確認を⾏う. ・作成した参考⽂献リストによって,⽂献番号等を論⽂中に正しく埋め込めるようになる. |
|
第28回 | ⽂要旨の添削① ・修⼠論⽂要旨について,内容的な修正を⾏う. ・論⽂本編と要旨が,整合した内容になっていることを保証できる. |
|
第29回 | 論⽂要旨の添削② ・修⼠論⽂要旨について,様式的な修正を⾏う. ・要旨について,様式的な誤りがないものにすることができる. |
|
第30回 | 最終発表と総括 ・修⼠論⽂にかかる研究の最終発表と総括を⾏う. ・修⼠論⽂発表会にたいする発表準備を⾏うことができる. |
授業外学習の課題 | 参考⽂献を事前に熟読すること,プログラムの作成・実験も基本的には,授業外学習に⾏うものであ る.このように,時間外の取り組みがメインとなる授業なので,少なくとも事前学修(2時間程度),事後学修(2時間程度)として,授業時間外に学習を⾏うこと. |
履修上の注意事項 | ・コンピュータによるプログラミングを⾏うため,プログラミング⾔語(C, python等)の修得をして おくこと. ・授業時間外の作業が多く,かつそれがメインとなる授業なので,⾼濱と連絡を取り,相談するよう にしてほしい.それにより,各⼈の進⾏状況を常にチェックします. *公認⽋席制度の配慮内容は以下の通りです. ・公認⽋席は⽋席として扱いますが,単位認定要件には影響しないよう配慮します. |
成績評価の方法・基準 | 1年次:授業への取組(70%),提出された報告書(30%)によって総合的に評価する. 2年次:完成した論文によって評価する. |
テキスト | 未定 |
参考文献 | 講義時に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 経営情報論研究Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的には授業時間中に質問・相談を受け付けるが,時間外の質問・相談(報告書等についての質問も含む)は,電子メールで対応する. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学研究科M経営学専攻 | - | 2020~2022 | 1-2 | - | - | - | - | - |
商学研究科M経営学専攻 | - | 2023~2023 | 1-2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
商学研究科M経営学専攻 | 12500 | 2024~2024 | 1-2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |