授業コード 90109300 クラス
科目名 会計学原理特殊研究 単位数 4
担当者 山﨑 敦俊 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 会計原理の理解と発展
授業の概要 わが国の制度会計の内容と、そこから表される会計情報について理解することを講義の内容とする。
毎回の講義においては、適宜会計論文等を用いて、ディスカッションを行っていく形式で進めていく。その際には、IFRSや諸外国の会計基準を参照していくものとする。
なお、ここでは最新の会計論文を参照することのみならず、古い文献等から会計原理を考察することも目的とする。
ここにいう古い文献については、中世欧州の帳簿や江戸時代、明治期のわが国の商人・会社の帳簿などについて取り上げていくものとする。履修生については、年間2回程度のレジュメ発表が課せられる。ここでは学会発表を意識したレベル・内容となるように配意すること。
学習の到達目標 財務会計の内容を理解し、その知識を発展させていくとともに、国際会計との相違点を熟知し、利益計算の仕組みや会計理論等が理解できる。
授業計画 第1回 イントロダクション
講義の進め方と課題の提示について理解することができる。
第2回 財務諸表の構造
財務諸表の理解と概念フレームワークについて理解することができる。
第3回 企業を取り巻く会計基準
企業会計基準、企業会計原則、IFRSについて理解することができる。
第4回 有価証券の理解
企業会計基準と国際会計の内容について理解することができる。
【オンデマンド】
第5回 有価証券の理解
有価証券会計の歴史について理解することができる。
第6回 レジュメ発表1
財務会計構造の理解、概念フレームワーク、国際会計基準と国際会計について理解することができる。
第7回 金銭債権と引当金
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第8回 金銭債権と引当金
金銭債権と引当金会計の歴史について理解することができる。
第9回 有形固定資産
企業会計基準と国際会計の内容について理解することができる。
第10回 有形固定資産
有形固定資産会計の歴史について理解することができる。
第11回 減価償却
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
【オンデマンド】
第12回 減価償却
減価償却会計の歴史について理解することができる。
第13回 減損会計と圧縮記帳
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第14回 無形固定資産
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第15回 無形固定資産
無形固定資産会計の歴史について理解することができる。
第16回 レジュメ発表2
金銭債権と引当金、有形固定資産の会計について理解することができる。
第17回 負債会計と負債性引当金・社債等
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第18回 負債会計
負債会計の歴史について理解することができる。
第19回 資本会計①
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第20回 資本会計②
資本会計の歴史について理解することができる。
【オンデマンド】
第21回 自己株式等
ストック・オプション、新株予約権付社債について理解することができる。
第22回 損益計算書
P/Lの構造とフロー会計について理解することができる。
第23回 損益計算の歴史
P/Lの歴史的展開について理解することができる。
第24回 リース会計
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第25回 金融商品の会計
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第26回 外貨換算会計
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第27回 連結財務諸表
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第28回 連結会計の役割
経緯について理解することができる。
【オンデマンド】
第29回 キャッシュ・フロー会計①
企業会計基準と国際会計について理解することができる。
第30回 キャッシュ・フロー会計②
経緯について理解することができる。
授業外学習の課題 毎回の講義において文献を自らも収集し、ディスカッションに備えること。
レジュメ発表について90分間のディスカッションを喚起させるような内容となるよう工夫し、学会発表等を意識しながらのレベル・内容とすること。
ASBJ、IFRS、米国基準に関する差異の内在する会計処理についてまとめる。
本講義での予習・復習等の目安時間は4時間程度/週を要する。
<事前学習(2時間程度>
シラバスのとおり講義を進めるので、各自で出来る限り予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと。
<事後学習(2時間程度>
講義時に作成したノート、配布資料等を復習し、わからなかった用語については次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項 毎回の講義では電卓を持参すること(CASIO社製が望ましい)
課題の詳細については、授業中に指示する。
ブレンド型授業を実施する(GoogleClassroomを使用)。
<公認欠席に係る対応>
公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮する。
小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応する。
公認欠席時の資料は後日配布する。
成績評価の方法・基準 期末試験:無
課題の取り組みや発表内容(70%)、平常点(30点)で総合的に評価する。
テキスト 講義中に適宜プリントを配布する。
参考文献 IFRS財団編集、企業会計基準委員会翻訳、公益財団法人財務会計機構翻訳『IFRS基準』中央経済社
※必ずしも購入する必要はないが適宜図書館等で参照することが望ましい。
主な関連科目 会計学系の科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワー:毎週木曜日(1限・お昼休みなど)
メールでも対応する。
課題の結果については模範解答の配布等でフィードバックを行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学研究科D経営学専攻 2023~2023 1・2・3 -
商学研究科D経営学専攻 12600 2024~2024 1・2・3 -