授業コード 81116400 単位数 2
科目名 中等教科教育法(英語)Ⅰ クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 戸出 朋子 配当年次 *下表参考

授業の題目 Teaching English in the school curriculum I
学修の概要 「なぜ,何を目標として学校で英語を教えるのか」,「指導法にはどのようなものがあり,それはどんな言語観や言語習得観に基づいているか」,「第二言語はどのように学ばれるのか」という基礎理論を学んだうえで,中学校及び高等学校の英語教育の基軸となる学習指導要領及び教科用図書について理解する。また,小・中・高等学校の連携の在り方について理解する

【実務経験内容】公立中学校で英語教育に従事した。
学修の到達目標 1.日本の学校英語教育の目的と目標を説明することができる。
2.主たる指導法の特徴と背景にある言語(習得)観を説明できる。
3.講義内容に基づき,学習指導要領と教科用図書の構成,教師の在り方を述べることができる。
授業計画 第1回 授業オリエンテーション-国際語としての英語の概念を知る
第2回 学校英語教育の目的―なぜ学校で英語を教えるのか・学ぶのかを考察する
第3回 学校英語教育の到達目標―「コミュニケーション能力」とは。
学習指導要領はどう規定しているかを知り、コミュニケーション能力の各部門との関係を理解する
第4回 教授法の歴史 文法訳読式教授法とオーラルメソッドの歴史的背景を知る
第5回 教授法の歴史 オーディオリンガルメソッドの理論的背景と具体的な指導法を知り、長所・欠点を考察する
第6回 教えることと学ぶことについて、第二言語習得研究の成果から考察する
第7回 学習者の誤りをどうとらえるかを考察する
中間まとめ
第8回 第2言語習得論に沿った指導とはーインプットの役割を理解する
第9回 第2言語習得論に沿った指導とはーアウトプット,文法指導の役割を考察する
第10回 第2言語習得論に沿った指導法をどのように選択するかを考察する
第11回 伝統的シラバスとその根底にある考え方ー学んでから使う を知る
教科用図書を分析する
第12回 新しいシラバスとその根底にある考え方ー使うことを通して学ぶ を知る
教科用図書を分析する
第13回 学習指導要領について理解する
第14回 小学校英語教育と小中高の連携について考える
第15回 英語教師に求められる力,ICTの活用の基礎を知る
授業外学習の課題 ・毎講義の最後に次回の講義のテーマを発表するので、各自でできる限り調べて予備知識を集めておく。(1時間)
・講義資料や教科書を復習して,自分のことばでまとめる。(1時間)
・講義で紹介された本を読む。(2時間)
履修上の注意事項 公認欠席を含めて4回を超えた欠席をした場合、単位は認められません。
また、欠席については事前に連絡をすること。ttode@shudo-u.ac.jp
配布資料はMoodleにアップするので、公認欠席の場合は、Moodleから入手すること。
成績評価の方法・基準 期末試験50%
レポート30%、授業への貢献度(小テスト・リアクションペーパーを含む)20% で評価します。
テキスト 若本夏美・今井由美子・大塚朝美・杉森直樹(2017)『国際語としての英語―進化する英語科教育法』ISBN 978-4-7754-0246-7 2200円+税
久保田竜子『英語教育幻想』ちくま新書 978-4480071569
参考文献 中学校学習指導要領,高等学校学習指導要領,小学校学習指導要領
「教育の情報化に関する手引」https://www.mext.go.jp/content/20200609-mxt_jogai01-000003284_002.pdf
白畑知彦・冨田祐一・村野井仁・若林茂則(2012)『英語教育用語辞典』改訂版 東京:大修館
米山朝二(2010) 『英語教育―実践から理論へ』改訂増補版 東京:松柏社

村野井仁・渡部良典・尾関直子・冨田祐一(2012)『統合的英語科教育法』成美堂
深澤清治(編)(2014)『教師教育講座第16巻中等英語教育』協同出版
主な関連科目 中等教科教育法II, III, IV
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業後すぐ。または、メールでアポイントメントをとってください。メールアドレスは,授業でお知らせします。課題については,基本的に、Moodle上でフィードバックします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2019~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2023~2023 2・3・4 - -