授業コード 81107204 クラス 04
科目名 教職実践演習(中・高) 単位数 2
担当者 山下 裕司 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 教職課程の総仕上げとしての実践的演習
授業の概要  この科目の履修を通じて、将来教員として務めるために、自己にとって何が課題であるのかという自覚のうえに、必要とされる知識や技能を補うことを可能とする学習能力を獲得させることをめざす。そのため、少人数クラスによる演習形式で、具体的な事例研究にもとづく授業計画や、各内容の模擬授業の実施など、実践的な学習を行わせる。また、そのような活動とは別に、必要に応じて、リテラシー等技術的な個別指導を行う。
学習の到達目標  教職課程の総仕上げとして、教育実習に結実したそれまでの教職諸科目の履修と、その他の学生生活でのさまざまな経験を有機的に統合し、情報教育における効果的な授業計画を立てられるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクションとして、これまでの学修の振り返りについての講義
第2回 各自の教育実習の体験についての振り返りと、必要な教育技術についての掘り起こしと、それに関する討論
第3回 各自の教育実習の体験を基に、授業技術の再構築を考え、必要な知識・技術を得る。主にICTリテラシー技術を補っていく。
第4回 各自の教育実習の体験を基に、授業技術の再構築を考え、必要な知識・技術を得る。主に情報関連知識を補っていく。
第5回 各自の教育実習の体験を基に、授業技術の再構築を考え、必要な知識・技術を得る。主に伝達技術を補っていく。
第6回 ゲストスピーカーとして経験豊富な中学・高校の退職教員を招き、生徒理解や学級経営についての講義とグループ討論
第7回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「著作権」とする。
第8回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「情報デザイン」とする。
第9回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「デジタル情報(2進数)」とする。
第10回 ゲストスピーカーとして、教科に関する科目担当教員を招き、教育実習の体験をふまえての、各教科の指導力についての講義とグループ討論
第11回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「デジタル情報(画像・音・文字)」とする。
第12回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「デジタル情報(ビット演算・圧縮・暗号化)」とする。
第13回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「プログラミング(使用言語はVBA)」とする。
第14回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「プログラミング(使用言語はPython)」とする。
第15回 具体的な題材を基に授業計画を立てていく。題材は「プログラミング(使用言語はJavaScript)」とする。
授業外学習の課題  授業開講前(2時間)に、各自の教育実習の体験について、他の履修者と共有することを意識して、整理しておくことが求められる。
 各回の授業計画については、終了後(2時間)に内容を整理し、そこから授業設計の課題設定につないだり、各自の学習課題を抽出したりすることが求められる。
 学習指導案の作成、模擬授業の実施に関しては、充分な準備が求められる。実施後には、相互批評をもとに、改善への努力を行うことが求められる。
履修上の注意事項  教職課程の総仕上げとして、将来教員として勤めていくために、自分にとって何が課題であるのかを自覚することを常に意識して、受講してほしい。
公認欠席となった場合は、代替措置で対応する。
公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮する。
公認欠席時の資料は後日配布するので、各自申し出ること。
成績評価の方法・基準 教育技術・ICT利活用技術(40%)、学習指導案の作成(20%)、模擬授業の実施(40%)などを総合的に評価し、教員として最小限必要な資質能力が身についているかを確認し、単位認定を行う。
テキスト なし
参考文献 文部科学省(平成31年)『高等学校学習指導要領解説情報編』
文部科学省(令和元年12月)「教育の情報化に関する手引き」
主な関連科目 教育実習Ⅱ 教育実習事前事後指導
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回の授業終了後、あるいは研究室にて随時受けつける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2019~2022 4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2023~2024 4 -