授業コード | 81100100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 人文地理学Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 由井 義通 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 人文地理学の動向 |
学修の概要 | 地理学の内容に関し全般的な体系を解説し,中等地理教育における効果的な教材について考察する。 講義は人文地理学の研究動向について1960年代以降のニュージオグラフィー登場以後を中心に概説する。特に,科学としての「新しい地理学」の誕生から今日の「多様化した地理学」までの変化を概説する。 また,具体的教材開発の題材として,世界の諸地域で生起する様々な地理的事象のメカニズムなどを学び,地理学の研究成果を理解することでグローバルな視点から地域事象を見る力を育成する。 |
学修の到達目標 | 中学校社会科と高等学校地歴科の教員免許取得に必要な人文地理学の基礎的知識の習得に加え,知識に基づく機能地域の視点を身につける。 また,国内外の諸地域における事例を通して地域的課題を考える能力を身につける。 |
授業計画 | 第1回 | 授業のオリエンテーションと地理学の概要説明 |
第2回 | 人文地理学の動向(1)科学としての地理学の成立:古代の学問からルネサンス期の地理学 | |
第3回 | 人文地理学の動向(2)近代地理学の成立:リッターとフンボルト | |
第4回 | 人文地理学の動向(3)計量革命とニュージオグラフィー | |
第5回 | 人文地理学の動向(4)ヒューマニスティック・ジオグラフィー(人文主義地理学)①人間主義の視点 | |
第6回 | 人文地理学の動向(5)ヒューマニスティック・ジオグラフィー(人文主義地理学)②文学と地理学の接点 | |
第7回 | 人文地理学の動向(6)感覚の地理学,認知地理学と行動地理学:メンタルマップ | |
第8回 | 人文地理学の動向(7)感覚の地理学:サウンドスケープとスメルスケープ | |
第9回 | 人文地理学の動向(8)行動地理学とタイムジオグラフィー | |
第10回 | 人文地理学の動向(9)多様化する地理学:福祉への貢献 | |
第11回 | 人文地理学の動向(10)地理情報システム(GIS) | |
第12回 | 都市地理学の動向(1)都市の定義:都市や集落の立地論 | |
第13回 | 都市地理学の動向(2)都市の内部構造理論:シカゴ学派の古典的都市構造論からの都市構造研究 | |
第14回 | 都市地理学の動向(3)都市の発展と衰退①:都心地域の変化とジェントリフィケーション | |
第15回 | 都市地理学の動向(4)都市の発展と衰退②:郊外地域の衰退 |
授業外学習の課題 | 現実の経済・社会・文化的諸活動がいかなる地域(または地域間)で展開されているか,ニュース等によって常に把握しておくことが望ましい。 授業中の指示にしたがって課題レポート(宿題)を作成,提出する。課題レポートのテーマ・様式等,詳細については授業中に指示する。 大学設置基準「単位制度」で「授業外学修時間」は授業時間の2倍とされている。特に課題レポート作成に際しては,この程度の時間が必要である。 |
履修上の注意事項 | 授業に3分の2以上出席することが必要であり,出席回数が基準に満たない学生は定期試験を受験できないので,注意を要する。公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または定期試験の受験要件には影響しないように配慮します。また、病欠の場合は病院の診断書を後日提示してください。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験50%,不定期に実施する課題レポート25%,リアクションペーパー25%の割合で評価する。 |
テキスト | テキストは使用せず,パスワード付きの授業資料を教学システムにアップロードするので授業ではPCを持参すること。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 人文地理学Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中,および授業終了後に適宜対応する。 なお,リアクションペーパー等に関するフィードバックは,事後の授業で行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) | - | 2019~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) | - | 2023~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) | - | 2019~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) | - | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部教育学科(資格関連科目) | - | 2019~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(資格関連科目) | - | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部社会学科(資格関連科目) | - | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) | - | 2019~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) | - | 2023~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |