公開用ファイル(授業概要)

授業の題目	哲学概論Ⅰ　Philosophy Ⅰ
学修の概要	この授業では，主として西洋哲学の大きな流れに関する基礎・基本的な知識を総論的に習得することを通じて，哲学的なものの見方・考え方を養うことの現代的意義を再確認する。哲学史的な内容だけでなく，いくつかの具体的テーマを選定し，哲学者・思想家がそれをどのように考えたのかの実例も学ぶ。
学修の到達目標	主として西洋哲学の大きな流れに関する基礎・基本的な知識を習得することを通じて，哲学的なものの見方・考え方を養うとともに，その現代的意義を再確認し，哲学に関する文献読解能力や文献収集能力などの高度な研究実践力を身につけることができる。

授業計画	第１回	（授業についての説明、受講上の諸注意）イントロダクション（哲学とは何か）
	第２回	西洋哲学を学ぶ（その１）：古代ギリシアの哲学思想（自然哲学，ソクラテス）
	第３回	西洋哲学を学ぶ（その２）：古代ギリシアの哲学思想（プラトン，アリストテレス，ヘレニズムの思想）
	第４回	西洋哲学を学ぶ（その３）：哲学とキリスト教
	第５回	東洋思想を学ぶ（その１）：仏教の思想（仏陀の思想）
	第６回	東洋思想を学ぶ（その２）：中国の思想（儒教思想と老荘思想）
	第７回	西洋哲学を学ぶ（その４）：大陸合理論（デカルト，スピノザ，ライプニッツ）
	第８回	西洋哲学を学ぶ（その５）：イギリス経験論（ロック，バークリ，ヒューム）
	第９回	西洋哲学を学ぶ（その６）：神の存在証明とカント
	第１０回	西洋哲学を学ぶ（その７）：カントの道徳哲学とドイツ観念論
	第１１回	西洋哲学を学ぶ（その８）：実存主義とマルクス主義
	第１２回	西洋哲学を学ぶ（その９）：ニーチェの思想
	第１３回	哲学の基本問題（その１）：苦しみとは何か
	第１４回	哲学の基本問題（その２）：幸福とは何か
	第１５回	哲学の基本問題（その３）：人間とは何か

授業外学習の課題	事前学習（２時間程度）：西洋哲学や哲学全般に関する本を読み，西洋哲学の大きな流れをつかんでおくこと。そのうえで各回の講義内容についてできる限り調べて予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと。事後学習（２時間程度）：講義中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項	授業は資料を配付しておこなう。配付資料はつねに持参すること。のちに使用することもある。公認欠席については（欠席として扱うが）、単位認定要件には影響しないようにする。公認欠席時の資料は後日配布する。
成績評価の方法・基準	提出レポート（７０％），授業への取り組み態度（３０％）を目安に，総合的に評価する。欠席は減点する。提出レポート（複数回）を期限までにすべて提出した人だけを，評価（採点）の対象にする。
テキスト	テキストは特に指定しない。
参考文献	岩崎武雄『西洋哲学史（再訂版）』（有斐閣、1975年）。ほかは資料中に適宜紹介してある。
主な関連科目	哲学概論Ⅱ
オフィスアワー及び質問・相談への対応	内容に関する質問は，授業後に受け付ける。

■カリキュラム情報