授業コード | 70021600 | 単位数 | 1 |
科目名 | G/R Studies A(Japanese Speeche | クラス | |
履修期 | 第1学期 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 阿曽沼 春菜 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 日本の世界への発信力:英語スピーチと日本人 Japan's Foreign Policy in the International Aspects |
学修の概要 | 外国語で話されるスピーチは、海外の人が日本のことを知るのに非常に重要な機会を提供します。 その際、語る内容に加えて、どのような言葉を選ぶか、どのような順番でどのように語るのかによって、相手に「伝わるか」どうか、大きな違いが出てきます。 この授業では、日本人が英語で行った演説を取り上げ、その内容を日本語に翻訳します。そして、それがどのような背景のもとに行われたかを学び、そのスピーチの意義について考えます。 授業で取り上げるスピーチは、世界に対して発信された演説のなかで、日本の評価・イメージの形成に重要な意味を持ったと思われるものとし、今回は国際公務員、作家、外交官のスピーチを扱います。実際に行われたスピーチの音声があるものについては、視聴し、「文字」と「音」によるメッセージの印象の違いについて考えます。 授業は2回でひとつのテーマを構成し、毎回英文の翻訳を行います。加えて、1回目の授業では、講師からはスピーチが行われた時代背景について解説します。2回目の授業では、1回目の授業で得た知識をもとにグループに分かれて議論を行います。 これらの作業を通して、参加者には外国語での発信の際に何が重要なのか考えてもらいます。 |
学修の到達目標 | ①英語の単語、文法、文章の構成を理解して、英語の文章を適切に和訳することができるようになる ②そのスピーチが行われた背景と意義を知り、説明することができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション: 授業のねらい、課題の進め方、授業計画を理解する。 |
第2回 | 緒方貞子難民高等弁務官の退任演説①演説の背景 英文を正確に翻訳することができるようになる。 冷戦終了後、難民問題が急増した原因を知り、説明することができるようになる。 |
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第3回 | 緒方貞子難民高等弁務官の退任演説②ディスカッション 英文を正確に翻訳することができるようになる。 難民問題の課題について、自分の考えを表現することができるようになる。 |
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第4回 | 作家村上春樹氏のエルサレム賞受賞演説①演説の背景 英文を正確に翻訳することができるようになる。 2000年代以降のパレスチナ問題の現状とイスラエルの政策について説明できるようになる。 |
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第5回 | 作家村上春樹氏のエルサレム賞受賞演説②ディスカッション 英文を正確に翻訳できるようになる。 地域紛争の課題について、自分の考えを表現することができるようになる。 |
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第6回 | 日本の国際連盟脱退の際の松岡洋右全権の演説①内容の理解 英文を正確に翻訳できるようになる。 日本の国際連盟脱退の原因となった満州事変の経緯と帰結について説明することができるようになる。 |
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第7回 | 演説の背景日本の国際連盟脱退の際の松岡洋右全権の演説②演説の背景 英文を正確に翻訳できるようになる。 1930年代の日本の対中政策について、自分の考えを表現することができるようになる。 |
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第8回 | まとめと翻訳テスト 3人のスピーカーの演説を振り返り、英語で発信する際に重要なことについて述べることができるようになる |
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第9回 | - | |
第10回 | - | |
第11回 | - | |
第12回 | - | |
第13回 | - | |
第14回 | - | |
第15回 | - |
授業外学習の課題 | 毎回、事前に課題の英文記事を読んで翻訳を提出することになります。各回2時間程度、予習に充ててください。授業後は配布資料を読み直し、各回のトピックの背景や関連する事柄についての論点を整理してわからないところはさらに調べてください(1時間程度)。この授業では、議論への積極的な参加が求められます。とりあげるテーマに関連する文献や報道記事を読んで、自分自身の考えをまとめてくるようにしてください。 |
履修上の注意事項 | 上記の授業計画は授業の進度との関係で変更することがあります。 英和辞典(電子辞書、紙媒体のいずれも可)を持ってきてください。スマホの辞書機能は授業外学習での使用は認めますが、授業時の使用は認めません。 和訳の発表と議論を行うため、受講希望者が多い場合は、人数を制限することがあります。 遅刻、授業で認められた場合を除きスマートフォンの使用は厳禁です。 欠席の場合は事前に申し出ること。授業回数の三分の一以上を欠席した場合、単位は修得できません。 公認欠席制度の配慮事項 ・公認欠席は単位認定要件に影響しないよう配慮します。 ・翻訳テスト時の公認欠席については追試等の代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 英文和訳の提出・発表(40%) 授業内でのディスカッションおよびリアクションペーパーの提出(30%) 英文翻訳テスト(30%) |
テキスト | コピーを配布します。 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 日本と世界の現代史 日本政治外交史 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
リアクションペーパーの内容のうち、共有するのが有意義と思われる意見・疑問について次回の授業の冒頭で紹介します。 英文翻訳テストのフィードバックは実施した授業回で行います。 授業の前後に質問や相談に応じます。 それ以外の質問や相談については、メールでアポイントメントをとってください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際コミュニケーション領域) | 71200 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |