授業コード | 70017010 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールb(2024) | クラス | 10 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 小須田 翔 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 政治に対する哲学的アプローチb(Philosophical Approach to Politics) |
学修の概要 | 後期の演習は、政治に関する文献購読とゼミ生の研究報告を中心に進めます。前期と同様に文献については、ゼミ生が主体となって決めます。昨年度は、池田喬、堀田義太郎『差別の哲学入門』(アルパカ、2021年)を読みました。研究報告では、ゼミ生がリサーチプランを作り、論文を執筆します。論文を執筆するためには、手順を踏んでいく必要があります。一つ一つ確認しながら進めます。 ゼミ生は、自身の関心にもとづいてテーマを決定し、文献を調査します。後期には、それを参考にしながらリサーチプランを作ります。リサーチプランは、論文の主張を示したり、論文のアウトラインを組み立てるものです。リサーチプランをゼミで報告し、他のゼミ生の意見をを聞きます。それを活かしながら、実際に論文を執筆します。 論文のテーマは、ゼミの主題である政治や社会にかかわること(たとえば、地方議会や政党、アメリカのデモクラシー、ホッブズやロックなどの政治思想、ジェンダーや環境問題などの現代の課題、自由や平等や権力などの政治理論など)が望ましいですが、その他のテーマでも構いません。過去には、地域活性化のためのアミューズメント施設の開設、いじめ問題への対応方法、投票率を向上させるための政治教育、日本とスウェーデンの福祉制度の比較などがありました。 |
学修の到達目標 | ・政治や民主主義の理論や課題について理解を深める。 ・自身の関心に基づいた研究を行い報告することができる。 ・他者の研究について議論することができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション・グループの形成 授業の概要を理解し、効果的なグループを形成できるようになる。 |
第2回 | ゼミ生のリサーチプランの報告① テーマの決定 自分の興味や関心にもとづいて、研究テーマを決定し報告できるようになる。 |
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第3回 | ゼミ生のリサーチプランの報告② 先行研究を探す 選んだテーマに関する先行研究を選び、内容を理解し要約することができるようになる。 |
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第4回 | ゼミ生のリサーチプランの報告③ リサーチクエスチョンの立て方 研究テーマに沿った、効果的なリサーチクエスチョンを立てることができるようになる。 |
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第5回 | ゼミ生のリサーチプランの報告④ リサーチクエスチョンの細分化 リサーチクエスチョンを分析するために、細かく分けて考えることができるようになる。 |
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第6回 | ゼミ生のリサーチプランの報告⑤ テーゼを立てる 自分の主張を明確に表現することができるようになる。 |
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第7回 | ゼミ生のリサーチプランの報告⑥ アウトラインを作る 論文の構成や順序を考え効果的なアウトラインを作り報告することができるようになる。 |
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第8回 | ゼミ生のリサーチプランの報告⑥ 批判に応答する 他のゼミ生や教員からのフィードバックを受け、適切に応答て着るようになる。 |
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第9回 | ゼミ生による研究レポート① パラグラフ・ライティング パラグラフ・ライティングが何かを理解し、実際にパラグラフを作ることができるようになる。 |
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第10回 | ゼミ生による研究レポート② 序論を執筆する 論文のテーマ、背景、先行研究、リサーチクエスチョン、テーゼを含む序文を執筆できるようになる。 |
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第11回 | ゼミ生による研究レポート③ 結論を執筆する 論文の主な発見や意義、今後の課題などを含む結論を執筆することができるようになる。 |
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第12回 | ゼミ生による研究レポート④ 本論を執筆する テーゼを論証するような本論部分を執筆することができるようになる。 |
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第13回 | ゼミ生による研究レポート⑤ 参考文献リストを作る 論文に使用した文献や資料を、規則に従ってリスト化することができるようになる。 |
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第14回 | ゼミ生による研究レポート⑥ 注をつける 論文に、必要な部分に適切な中をつけることができるようになる。 |
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第15回 | ゼミ生による研究レポート⑦ 校正する 論文における誤字や脱字、文章の誤りなどを見つけて修正することができるようになる。 |
授業外学習の課題 | ・リサーチプランを作成する。(約2時間) ・論文を執筆する。(約2時間) 個人によって異なりますが、文献読解や論文執筆のために毎週4時間程度の学修が求められます。 |
履修上の注意事項 | 1.無断欠席はしないでください。 2.報告の準備不足は他のゼミ生に迷惑をかけます。報告準備はしっかりと行ってください。 3.担当者のゼミa・bを連続で受講してください。 4.公認欠席の場合は、報告回など配慮します。 ・研究は、少しずつ、コツコツと進めることが唯一の方法です。地道な作業をまじめに進めることができる方に向いています。 |
成績評価の方法・基準 | ・学期末に提出するゼミ論文(50%) ・平常点(参加態度や研究報告)(50%) |
テキスト | 特になし。 |
参考文献 | 戸田山和久『論文の教室――レポートから卒論まで(新版)』NHK出版、2012年。 齋藤純一『不平等を考える――政治理論入門』(2017年、筑摩書房)。 |
主な関連科目 | 政治学概論、民主主義論、政治理論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワー:木曜日12:15~13:10 質問は授業中、授業の前後などで対応します。論文執筆の場合は、個別にフィードバックする時間を設けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30802 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30802 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30802 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30802 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |