授業コード | 70017009 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールb(2024) | クラス | 09 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 矢田部 順二 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 国際問題へのアプローチ(2)(個別研究)Approaches to International Issues #2 |
学修の概要 | このゼミでは国家間の国際紛争や、国内の外国人問題など、異なる文化の間に生じる摩擦や軋轢を理解と共生に変えるにはどうしたらいいのか考えていきます。ゼミ参加者は多様な社会対立の中から一つのケーススタディを選択し、その背景や経緯、解決法などを調査分析し、その解決策を考える研究論文を作成します。 民族や文化に対する理解を深めるために、初めに基礎文献の輪読をおこない、そののちは、個別研究報告を繰り返します。後期のゼミナールbでは論文計画書をもとに研究論文を仕上げることが課題になります。完成した論文はゼミ論集(『クロク・ザ・クロケム』第23号)に掲載します。 選択するテーマは基本的に自由ですが、資料をしっかり読み込んだ実証研究を重視します。テキスト輪読や研究報告を重ねる中で研究テーマを絞り込んでください。 進路指導の時間も設けます。3年生は自分の問題関心をもとに研究するおもしろさを発見し、4年生には大学時代の学修を総仕上げする場としてください。 |
学修の到達目標 | ①テキストやみずから検索した資料を読みこなし、研究課題を発見し、絞り込むことができる。 ②報告者の発表を十分に聴き、理解した上で、自分なりの意見をまとめ、討論の中で発言することができる。 ③自身の課題テーマについて、論文計画書をもとに調査分析を重ね、研究論文にまとめることができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス、夏季課題の回収・検証: ゼミナールbの授業運営について理解します。夏季休暇課題が回収されるので、適宜質問に答えます。 |
第2回 | 論文作成法1−①: 論文作成のルールのうち、論文の構成について学び、ワークに取り組みます。 | |
第3回 | 論文作成法1−② 論文作成のルールのうち、論文の表現について学び、ワークに取り組みます。 | |
第4回 | 研究報告1−① 研究報告後期1回目、1人目、2人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第5回 | 研究報告1−② 研究報告後期1回目、3人目、4人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第6回 | 研究報告1−③ 研究報告後期1回目、5人目、6人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第7回 | 研究報告1−④ 研究報告後期1回目、7人目、8人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第8回 | 論文作成法1−③ 論文作成のルールのうち、注記の方法について学び、ワークに取り組みます。 | |
第9回 | 研究報告2−① 研究報告後期2回目、1人目、2人目による発表を聴き、そのの質疑応答します。 | |
第10回 | 研究報告2−② 研究報告後期2回目、3人目、4人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第11回 | 研究報告2−③ 研究報告後期2回目、5人目、6人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第12回 | 研究報告2−④ 研究報告後期2回目、7人目、8人目による発表を聴き、そののち質疑応答します。 | |
第13回 | 草稿の添削① 論文の前半部分の草稿を添削します。 | |
第14回 | 草稿の添削② 論文の後半部分の草稿を添削します。 | |
第15回 | まとめ 完成稿の提出期限を確認し、ゼミナールa/b全体をふり返ります。 *参加者の状況(履修者数、研究の進捗状況など)に応じて適宜変更することがある。 |
授業外学習の課題 | ①毎回次回の課題が与えられるので資料を読みこなすなど準備して授業に臨む(180分程度)。 ②みずからのテーマについては時間的に十分余裕を持って日頃から研究に取り組む。 ③レジュメ、提示用ファイルの作成など、発表準備は数日かけて準備する。 |
履修上の注意事項 | ①ゼミナールa(矢田部クラス)と同時履修すること。また4年生で履修条件が合う人は卒業研究も同時履修すること。 ②無断欠席・遅刻は厳禁(ただし就職活動のため欠席する4年生には柔軟に対応する)。出欠の取扱いは、欠席は3回まで、無断欠席は2回でゼミから放逐します。 ③公認欠席の場合は、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出してください。発表分担時に公認欠席した学生は、発表用資料をMoodle上に公開することとします。 ④報告者はレジュメとパワーポイントを使って報告します。 ⑤PCからのメールを受け取ることができるように使用機器を設定すること。また教員からの資料の配付、および参加者からの課題提出にはMoodleを利用します。 ※論文指導については、授業時間外にブレンド型授業としてZoomを利用した補習をすることがある。 |
成績評価の方法・基準 | 学期末に参考文献一覧が添付されたゼミ論文を提出する(50%)。加えて平常点(積極的な参加態度、プレゼンテーションの到達度、議論の内容)をルーブリックにより得点化し(50%)、総合判断する。ゼミ論文のルーブリックは別に指示する。 |
テキスト | 教室でコピーを配布するほか、必要に応じて文献を指示します。 |
参考文献 | 斉藤孝・西岡達裕『学術論文の技法』新版、日本エディタースクール、2005年。 必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | ゼミナールa_09、西洋政治外交史、地域研究特論A |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メール・LINE・Slackによって教員に対し連絡を密接に取ること。 各回の報告内容および研究計画書についてはその都度コメントします。ゼミ論文については論文指導する中でフィードバックします。 |
報告準備 | 研究テーマ | 報告の組み立て | プレゼンテーション | チームワーク | |
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十分に達成している (4点) | 十分に時間をかけて準備している | テーマが明確であり、研究の意義が明白に理解されている | 序論本論結論の流れの中で主張がまとめられている | 分かりやすい補助資料を十分に利用し、議論を引き出す報告ができる | 積極的にリーダーシップを発揮してゼミをチームとして牽引する |
やや達成している (3点) | ある程度よく準備している | ある程度テーマを絞り込んだが、その意義がややぼやけている | 報告内容の主張はあるが、まとめ方が今ひとつである | 補助資料に自らの言葉を補足しながら報告している | 同級生を思いやる気持ちがあり、マナーをわきまえている |
改善の余地がある (2点) | 最小限の準備をしている | テーマがやや漠然とし、研究のねらいも曖昧である | 主張が漠然とし、まとめ方も今ひとつである | 補助資料の棒読み中心の報告である | ゼミ生同士で普通に会話できる |
あまり達成していない (1点) | 準備不足である | テーマが抽象的であり、研究のねらいもオジナリティに欠ける | 主張があまりなく、まとめ方も適切でない | 補助資料準備が不十分であり、意味不明な説明が多い | ほとんど同級生と会話しない |
全く達成していない (0点) | 前もって準備をしていない | テーマ設定の趣旨が理解できず、テーマが人まねである | 報告のまとまりがなく、主張も的外れである | 準備不足であり、意味不明な説明だらけである | コミュニケーションを図れず、同級生を誹謗中傷する |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30802 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30802 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30802 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30802 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |