授業コード 70017007 単位数 2
科目名 ゼミナールb(2024) クラス 07
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 船津 靖 配当年次 *下表参考

授業の題目 国際社会と日本のリアリズム Ⅱ Realistic Analysis of Global Society and Japan Ⅱ
学修の概要  前期の継続。学生の自由研究。
 前期レポートの要約(800~1000字)から始めます。文章の上達には「書き直し」「推敲」が最も有効です。後期は前期のテーマの一部を発展、深化、拡大させてもいいですし、新しいテーマに挑戦してもいいです。定評ある学術書の読破・研究や、ゼミ生間の共同研究などの方法を提案すれば前向きに検討します。授業計画は暫定的。学生の実情に即し柔軟に対応します。
(以下は前期シラバスの要約と補足)
 学生が自分で選んだテーマを調べ発表。質疑応答や討論をし教員が補足。国際社会や日本の現実について知識を深め、発表や討論、文章の技法を磨きます。他の学生と交流し、教員という「社会人」と接しながら、自分の興味・関心に沿って研究することで「新たな自分」を発見し、成長できます。構成を工夫する作業は「思考力」を伸ばすのに最適。事実関係を確認しながら発表資料や文章を練り上げる作業は、生涯続く独学の土台になります。口頭や文章での表現力向上を重視。英語能力の向上を意識。重要な国際ニュースを解説。近況や抱負を話すスピーチの練習。
 ゼミ生の個人的関心を教員が聴き取り。①学生の研究の発展可能性、②社会的、学術的な意義、③教員の助言・指導の有効性~の観点から研究テーマの候補を示し学生が選択します。アメリカはじめ海外だけではなく、日本の問題も国際比較の視点があれば認めます。伝記的研究も推奨。2年目、3年目の学生は自由度を拡大。上記以外の研究計画、レポート形態にも柔軟に対応。就活に配慮。リベラル・デモクラシーの価値を重視。教員のモットーは“Call a cat a cat”.
 【実務経験】共同通信社の地方3支局で取材後、モスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨークの特派員として10年以上海外で業務。外国経済デスク、ニュースセンター総合関門、英語・中国語による日本のニュース発信業務、編集・論説委員室などで勤務。近著に『聖書の同盟 アメリカはなぜユダヤ国家を支援するのか』(河出書房新社)、著書『パレスチナ 聖地の紛争』(中公新書)。共著に『世界年鑑』『20世紀 未来への記憶』『アメリカ文化事典』
学修の到達目標  ディプロマポリシーが掲げるThink Globally、世界の諸問題への知識、国際社会の多様性とダイナミズムを理解する能力を養うのが到達目標。国際政治・経済の現実について基礎知識が身に付き、事実に即した多角的で冷静な分析ができるようになる。自分の研究の関連分野で専門的な知識が身に着けられるようになる。効果的な発表ができ、説得力のある文章を書けるようになる。英語を自力で伸ばしていけるようになる。目標は前期よりも高く。
授業計画 第1回 スピーチ練習①: 夏休みの報告
 夏休み中の学修、体験、就活等の報告、後期の抱負を簡潔かつ印象的に話せるようになる
第2回 前期末レポート①: 要約
 4000字以上のレポートを1000字以内に要約できるようになる
第3回 前期末レポート②: 発表
 要約した文章を発表し、簡単な質疑応答をこなせるようになる
第4回 前期末レポート③: 相互批評
 要約と発表を元に相互に良いところ、改善すべきところを建設的に批評できるようになる
第5回 後期研究テーマ候補: 選択肢、目的、資料
 後期の研究テーマの候補を複数挙げ、切り口や資料を検討できるようになる、
第6回 後期研究テーマ決定: 目的、差異化、段取り
 後期末レポートのテーマを決め、前期との違い、ねらい、段取りを確認できるようになる
第7回 スピーチ練習②:秋休みの報告
 9月から11月上旬にかけての学修、体験等の報告、冬に向けた抱負を簡潔に話せるようになる
第8回 論文執筆の基本: 構成、文章、調査
 論文執筆に必要な構成法、文章の技法、資料調査法を前期の経験を踏まえ深化できるようになる
第9回 後期末レポート草稿①: はじめにと目次
 レポートのはじめにと目次案をつくれるようになる
第10回 後期末レポート草稿②: 章、節、小見出し
 レポートの目次(章)をさらに節、小見出しに分節化できるようになる
第11回 後期末レポート発表①: 卒年生
 卒年生が後期末レポートの草稿の一部や関連写真・図表などをパワポなどで発表できるようになる
第12回 後期末レポート発表①: 3年生
 3年生が後期末レポートの草稿の一部や関連写真・図表などをパワポなどで発表する
第13回 発表・質疑応答練習: 学生有志
 学生有志や準備の遅れたゼミ生が自由に発表・質疑応答の体験を積む
第14回 スピーチ練習③:前期の学修・体験・抱負
 前期のゼミ終了を前に学修の成果、興味深い体験、今後の抱負などをスピーチする練習を積む
第15回 最終まとめ: 後期末レポート準備確認
他の学生からの質問や批評も踏まえ期末レポート執筆に必要な作業を確認する
授業外学習の課題  事前学修(30分程度)ゼミに備え、スピーチの内容をまとめたり、他の学生の発表テーマについて基礎知識を得たりしておく。関心のあるテーマに関するニュースに目を通す。
 事後学修(30分程度)他の学生の発表について感想や質問を出す課題を期限までに出す。10行(約600字)程度書くことを推奨する。
後期を通じた学修(週3時間程度)発表するテーマ候補について着実に調べ資料を作成する。ゼミ後半には後期末レポートの草稿を執筆する。日本語を磨き、英語力を伸ばす努力をする。
履修上の注意事項  発表担当者はキーワード、年表、要約や引用、地図などからなる資料を発表前日までに教員に送る。他の学生が作成した資料を熟読し、他のゼミ生の発表に集中する。日本が対象の研究では国際比較を入れる。急病を除く欠席は事前にメール連絡を。発表のドタキャンは厳禁。公認欠席は欠席にカウントしない。議論を盛り上げるサービス精神を評価する。文章や構成については職人的な細かい指導をする。褒められたら喜び、改善点を指摘されても落ち込まない。必ずうまくなる。教員や他のゼミ生とのコミュニケーション、信頼関係が大切。機微な話を外に出さない。国際社会の複雑さを面白いと感じる向学心のある学生を歓迎する。
 公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件や期末レポートの提出資格には影響しないように配慮する。
成績評価の方法・基準  出席を重視する。発表・質疑等ゼミへの貢献度30% 期末レポート70% 前期より基準は少し上がる。発表は成果だけでなく努力を重視する。レポートは①構成の論理性、②データや資料の具体性、信頼性③文章の質④専門性~などが評価基準。
テキスト  特に指定しないが、NHKのニュース・防災アプリ(無料)の国際ニュースなどを共通の情報インフラとする。
参考文献  各自の関心に応じ、随時推薦する。日本経済新聞(電子版含む)や中国新聞の国際ニュース。ゼミの教員の近年の研究関心を知るには『聖書の同盟 アメリカはなぜユダヤ国家を支援するのか』(河出書房新社)
主な関連科目 国際ジャーナリズム論、政治と社会(アメリカ、中東)、メディア論、卒業研究
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 メール(funatsu@shudo-u.ac.jp )や個人面談でできる限り対応します。授業の内容、発表やレポートに関する質問や相談はもちろん進路、就活、英語はじめ各種勉強法なども相談に乗ります。レポートへの総評はMoodleのアナウンスメントで、個別の評価や指摘はMoodleのFBCや個別のメールへの回答としてお知らせることがあります。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30802 2018~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30802 2023~2023 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30802 2018~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30802 2023~2023 3・4