授業コード | 70016910 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールa(2024) | クラス | 10 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 小須田 翔 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 政治に対する哲学的アプローチa (Philosophical Approach to Politics) |
学修の概要 | この演習では、政治に対する哲学的なアプローとを学修します。今年度は、現代のデモクラシー(民主主義)に関するさまざまな問題について取り扱います。デモクラシーは、国だけでなく、国際的にも地域においても多くの問題があります。たとえば、地方議員のなり手不足、低い投票率、女性の不利、対立の極端化などです。しかし、民主主義はそれでもなんとか維持していかなければならない制度です。ではどうすればいいのでしょうか。このゼミでは、現代の国際や地域のデモクラシーにどのような問題があり、今後どうすればいいのかを一緒に考えます。 前期の演習は、文献の講読を中心に進めます。文献については、ゼミ生の興味関心をみながら決定します。昨年度は、齋藤純一『不平等を考える:政治理論入門』(筑摩書房、2017年)を読みました。また、研究者が書いた論文も3本読みました。もしゼミ生から希望があれば英語文献も取り上げます(英語が苦手でも心配しないでください)。前期は研究の進め方の指導もします。この指導を通して自身の関心のあるテーマを絞っていきます。 |
学修の到達目標 | ・政治や民主主義の理論や課題について理解を深める。 ・他者と政治や民主主義について議論することができる。 ・論文の構造や書き方について理解を深める。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション・グループの形成 授業の概要を理解し、効果的なグループを形成できるようになる。 |
第2回 | 文献購読① 要約の作り方 文献の議論の順番に沿って要約を作ることができるようになる。 |
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第3回 | 文献購読② レジュメの作り方 議論の内容に合わせてレジュメを作ることができるようになる。 |
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第4回 | 文献購読③ 文献のテーマ 文献の主題を的確に理解できるようになる。 |
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第5回 | 文献購読④ 文献のテーゼ 筆者の主張を的確に理解できるようになる。 |
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第6回 | 文献購読⑤ サポート 筆者が主張を支えるために用いる論拠や証拠を取り出すことができるようになる。 |
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第7回 | 研究論文の準備① 剽窃 剽窃の定義や例、剽窃を避ける方法や対処法を理解することができるようになる。 |
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第8回 | 研究論文の準備② 研究テーマを見つける 自分の興味や関心に基づいて、研究テーマを見つけることができるようになる。 |
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第9回 | 論文購読① タイトル 論文におけるタイトルの役割やつけられ方を説明できるようになる。 |
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第10回 | 論文購読② 序論 論文の序論から、その論文の主題、主張、問いなどを取り出すことができるようになる。 |
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第11回 | 論文購読③ 結論 論文の結論分から、その論文の意義、課題などを抽出することができるようになる。 |
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第12回 | 論文購読④ 本論 論文の本論から、どのように筆者が主張を論拠づけているのかを理解することができるようになる。 |
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第13回 | 論文購読⑤ 参考文献 論文における参考文献の役割やく釣り方を理解することができるようになる。 |
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第14回 | 論文購読⑥ 注 論文における注の役割や付け方を理解できるようになる。 |
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第15回 | まとめ 全体の復習を通して、文献購読や論文読解の方法を説明できるようになる。 |
授業外学習の課題 | 文献講読で指定された文献は、必ず全員が事前に読んで内容を把握するように務める。(2時間程度) 文献講読の担当者はレジュメを用意して発表する。(2時間程度) 毎週、全員が文献を購読している前提で進めます。レジュメ報告と研究報告の回はさらに事前準備が必要です。 |
履修上の注意事項 | 1.無断欠席はしないでください。 2.報告の準備不足は他のゼミ生に迷惑をかけます。報告準備はしっかりと行ってください。 3.担当者のゼミa・bを連続で受講してください。 4.公認欠席の場合、報告回など配慮します。 ・研究は、少しずつ、コツコツと進めることが唯一の方法です。地道な作業をまじめに進めることができる方に向いています。 |
成績評価の方法・基準 | ・レジュメ報告の到達度(50%) ・平常点(参加態度)(50%) |
テキスト | |
参考文献 | 戸田山和久『論文の教室――レポートから卒論まで(新版)』NHK出版、2012年。 齋藤純一『不平等を考える――政治理論入門』(2017年、筑摩書房)。 |
主な関連科目 | 政治思想、政治理論、民主主義論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワー:木曜日12:15~13:10 質問は授業中、授業の前後などで対応します。論文執筆の場合は、個別にフィードバックする時間を設けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30801 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30801 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30801 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30801 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |