授業コード 70016904 クラス 04
科目名 ゼミナールa(2024) 単位数 2
担当者 佐渡 紀子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 多様化する地域課題と世界の課題(総論)- Seminar a -
授業の概要 本ゼミナールは、自身が関心を持つ国際社会・地域社会の課題に対する、自身の考えを深めたいと考える皆さんの参加を想定している。また、当該課題や考えについて、他者に伝えるスキルの向上に関心がある皆さんの参加を想定している。なおクラスでは、履修生が互いに学びあう姿勢が求められる。
ゼミナールは三つの要素から構成される。
 第一に研究分野または研究テーマの確定である。3年次生については、今後の自身の研究分野(関心領域)を絞り込んでほしい。4年次生については3年次まで関心を持ってきたテーマの中で、具体的に論文として取り上げる研究テーマを決定してほしい。
第二に、分析手法の理解と研究論文の書式理解である。正確に事象を理解し分析を加えるための分析軸(手法)の立て方や、分析結果を文書で表現する際の構造や書式を習得してほしい。
 第三に、ディスカッションおよびプレゼンテーション方法の実践と検討である。ゼミナールでは、グループのなかで議論を実りあるものにするために必要な行動を、実践する場としても位置づけている。そのために本ゼミナールでは、意見集約、合意形成、ディスカッション、プレゼンテーションのトレーニングを行う。
学習の到達目標 【内容面】
①研究分野ないしは研究テーマに関する基礎的な情報を収集し、まとめることができる。
②基礎的な情報収集の成果に基づいて、今後の研究の進め方を記載した簡易な研究計画書を作成できる。
【技術面】
①専門的な文献の正確な読み取りと要約ができる。
②研究論文に適した問いや分析の視点を説明できる。
③パラグラフライティングでの文章作成ができる。
④意見交換・発表の場で、考えや情報を多様な手法で表現・伝達できる。
授業計画 第1回 イントロダクション(ねらいとルールの共有化)
ゼミの運営方法について協議し、スケジュールや取り組み方法に合意する。
第2回 研究計画の策定
研究関心を共有し、自身の研究テーマを設定する。
第3回 ディスカッション(1)
意見集約型のディスカッションのトレーニングを行う。
第4回 ディスカッション(2)
合意形成型のディスカッションのトレーニングを行う。
第5回 論文分析(1):論証目的、論証
論文の型を理解するために、論文における論証目的の役割と論証方法について確認する。
第6回 論文分析(2):章立てと脚注方法
章立ての役割を確認し、注の活用方法について把握する。
第7回 研究構想発表と近接研究の視点からの相互検証
研究構想を発表し、研究関心の近い履修生との間で検証を行う。
第8回 研究構想発表と異なる研究領域の視点からの相互検証
研究構想を発表し、研究関心の異なる履修生との間で検証を行う。
第9回 基礎文献読解に基づく研究発表(グループ分けその1)
基礎文献に基づく研究発表を行う。
第10回 基礎文献読解に基づく研究発表(グループ分けその2)
基礎文献に基づく研究発表を行う。
第11回 基礎文献読解に基づく研究発表(グループ分けその3)
基礎文献に基づく研究発表を行う。
第12回 応用的文献読解・調査結果に基づく研究発表(グループ分けその1)
応用的な文献分析や調査結果に基づき研究発表を行う。
第13回 応用的文献読解・調査結果に基づく研究発表(グループ分けその2)
応用的な文献分析や調査結果に基づき研究発表を行う。
第14回 応用的文献読解・調査結果に基づく研究発表(グループ分けその3)
応用的な文献分析や調査結果に基づき研究発表を行う。
第15回 総括
研究の進捗を共有し、研究計画の取りまとめの注意点を確認する。
授業外学習の課題 1.研究テーマの設定に向けた先行研究を収集・読解・分析する。
2.先行研究および必要な情報を収集し、分析する。
3.論文執筆に向けた研究計画書を策定する。
4.論文分析やディスカッションのために課す課題に取り組む。
上記1.から4.についての取り組みは、週4時間を要する。
履修上の注意事項 1.この科目は佐渡担当のゼミナールbとのセット履修科目です。
2.ゼミナールは参加者が協力して、共に学ぶ場として作り上げるものです。ついては、無断欠席は厳禁です。欠席をしなければならない場合には、できる限り事前に、それが難しい場合には事後速やかに、佐渡まで理由とともに欠席を知らせること。
3.公認欠席について、当該欠席については議論への貢献の評価について、影響はないものとして扱う。また、発表日に公認欠席となった場合には、代替措置を講じる。
成績評価の方法・基準 発表の状況 (調査・研究内容、レジュメ、プレゼンテーション)30%
議論へ貢献 40%
研究計画書 30%
テキスト なし
参考文献 川崎剛『社会科学系のための「優秀論文」作成術――プロの学術論文から卒論まで』勁草書房、2010年
戸田山和久『論文の教室――レポートから卒論まで(新版)』NHK出版、2012年
山田剛史、林 創『大学生のためのリサーチリテラシー入門――研究のための8つの力』ミネルヴァ書房、2011年
主な関連科目 平和学、紛争と平和、リサーチリテラシー、安全保障論、ゼミナールb
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問、相談は、授業終了時に受け付けます。
2.時間をかけての質問や相談がある場合には、メールまたは直接、連絡をしてください。面談日程を調整します。
3.研究計画書への講評は、Moodleコースを通じて行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2018~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2023~2023 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2018~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2023~2023 3・4