授業コード | 70016902 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールa(2024) | クラス | 02 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 宇野 伸浩 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 世界の少数民族・先住民族(1) |
学修の概要 | 世界中のどの国にも多かれ少なかれ少数民族が存在していて、世界は民族的にも文化的に多様です。また、かつてヨーロッパ諸国に支配されてその植民地だった国では、そこにもともと住んでいた人々は、先住民族と呼ばれています。これらの少数民族や先住民族は、独自の優れた文化を持っているにもかかわらず、様々な迫害、差別を受け、また同化政策の対象になってきました。ゼミでは、この少数民族・先住民族をテーマにします。日本のアイヌ民族についても取り上げたいと思います。 ゼミ生は、自分が関心を持つ民族(できるだけ少数民族・先住民族)を1つ選び、その歴史・文化や現状を調べ、その民族の現在の課題や民族問題について、またその解決策について考え、その成果をゼミで発表します。 |
学修の到達目標 | 世界各地の少数民族・先住民族の歴史、彼らが置かれた境遇を理解し、世界の民族的・文化的多様性を知るとともに、なぜ彼等が迫害されたり、差別されたりするのか、各国がその民族に対してどのような政策を行っているかについて考え、それについて自分の意見を持つことができるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 前期のゼミの進め方、勉強の仕方などを理解する。 |
第2回 | 日本と世界の先住民族①インディアン 日本や世界の先住民族について、具体的な事例を通じて、先住民が置かれている状況を理解できるようになる。 | |
第3回 | 日本と世界の先住民族②アボリジニ 日本や世界の先住民族について、具体的な事例を通じて、先住民が置かれている状況を理解できるようになる。 | |
第4回 | 日本と世界の先住民族③アイヌ 日本や世界の先住民族について、具体的な事例を通じて、先住民が置かれている状況を理解できるようになる。 | |
第5回 | 民族問題の事例紹介 日本や世界の先住民族・少数民族にかかわる民族問題について、具体的な事例を通じて、彼らが置かれている状況を理解できるようになる。 | |
第6回 | グループディスカッション 先住民族、民族問題に関する新聞記事などをとりあげ、グルーブディスカッションを行い、このテーマについてディスカッションができるになる。 | |
第7回 | テーマの選び方、「レポート作成計画書」の書き方 各自のテーマを決め、資料を探すために、「レポート作成計画書」を書くことができるようになる。 | |
第8回 | 選んだテーマについて各自の報告 自分が選んでテーマについて説明ができるようになる。 | |
第9回 | 各自のテーマに関する文献の探し方 各自が選んだテーマについて、適切な文献を見つけることができるようになる。 | |
第10回 | レポート構想の発表と利用する文献の確認 各自が選んだテーマと探した文献が適切であるかを検討し、テーマと文献の適切な関係を理解できるようになる。 | |
第11回 | 各自のテーマの再調整と書評の準備 各自が選んだ文献について書評の発表の仕方を理解できるようになる。 | |
第12回 | 各自のテーマについての書評発表① 自分が選んだ文献を口頭で紹介し、書評することができるようになる。 | |
第13回 | 各自のテーマについての書評発表② 自分が選んだ文献を口頭で紹介し、書評することができるようになる。 | |
第14回 | 各自のテーマについての書評発表③および「レポート作成計画書」・書評完成に向けてのアドバイス 「レポート作成計画書」の第1次提出と添削 書評を含むレポート作成計画書を完成することができるようになる。 |
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第15回 | 「レポート作成計画書」の第2次提出と書評の完成 教員のアドバイスを反映したレポート作成計画書を完成することができるようになる。 |
授業外学習の課題 | テキスト講読の準備、ゼミ発表のためのパワーポイントの作成などの発表の準備、「レポート作成計画書」の作成などが授業外の学習になります。講読テキストの要約など毎回の授業外学習の目安は約1時間程度ですが、発表準備、「レポート作成計画書」の作成には目安として6時間以上かけてしっかりとりくんでください。そのほか、授業外の学習として、参考文献にあげてある本や自分が関心を持った本など、先住民族や少数民族に関する本を読み、先住民族や少数民族に対する興味関心を広げ理解を深めてください。テレビのドキュメンタリーなど、自分がテーマとする先住民族・少数民族の映像に触れることもとても重要です。 |
履修上の注意事項 | 自分が興味を持つことのできるテーマを見つけ、本を読み、しっかり考え、よい発表をすることを目指してください。ゼミは毎回出席することが基本です。欠席するときは必ず連絡し、無断で欠席しないこと。 公認欠席については、欠席時に配布した資料などは後日配布します。公認欠席の日が発表の日に当たった場合は、後日発表できるように配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | ゼミ発表のパワーポイントと発表内容(35%)、「レポート作成計画書」などの提出物(50%)、グループディカッションの内容(15%)をもとに総合的に評価します。 |
テキスト | これまで次の論文をテキストにしたことがあります。ゼミ生のテーマを見て、読む文献を決めたいと思います。マイケル・シーゲル「人種主義と20世紀の世界:オーストラリアの「盗まれた世代」の例」 グループ・ディスカッションでは適宜新聞記事を用意します。 |
参考文献 | 深山直子『先住民からみる現代社会』昭和堂 萱野茂ほか『アイヌ語が国会に響く』草風館 宇梶静江『すべてを明日の糧として』清流出版 |
主な関連科目 | 「民族と社会」「総合教養講義a(歴史人類学)」「異文化理解論」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
ゼミの前後に適宜受け付けます。授業外で連絡が必要なときは、メールで連絡をください。質問・相談にはメールで対応します。前期に一度全員と面談を行います。 口頭発表については発表時にコメントをし、レポート作成計画書については、提出までに授業内で各自にコメントをすることによりフィードバックを行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30801 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP30801 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30801 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA30801 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |