授業コード 70015500 クラス
科目名 インターンシップB(瀬戸内ジャムズガーデン) 単位数 4
担当者 三浦 浩之 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 6次産業による地域の持続化にかかわる事業を知り、体験する
授業の概要 瀬戸内ジャムズガーデンは高齢化率日本一と言われた山口県の周防大島で手作りジャム専門店を経営されている会社です。地域の農家の生産した果実等に加え、耕作放棄地を借り受けて自社農業部門を立ち上げて、そこでの生産品を材料として、全て手作りでこの島でしかできないVintageで高品質なジャム作りをされています。その年々の畑の条件で変わる果実の個性と多様性を活かし、さらに最適な収穫時季にまでこだわられています。
店舗では自家製ジャム、マーマレードを活用したスイーツが楽しめるカフェを運営され、加工だけでなく、農業(一次産業)・加工業(二次産業)・サービス業(三次産業)をミックスした、地域を巻き込んだ6次産業形態の事業(地域内経済循環)を展開されています。
その先駆的な取り組みは多分野より着目され、2020年度には農林水産大臣賞を、2021年度には日本農林漁業振興会会長賞(経営多角化部門)を受賞されました。

瀬戸内ジャムズガーデンの取り組みは「里山資本主義」の好例とされています。「里山資本主義」とは、「お金がお金を生む経済(マネー資本主義)」だけに依存するのではなく、山や海、森といった、お金に換算できない自然由来の地域資源に付加価値を与えることによって、持続可能で安心な地域社会をつくろうという新しい資本主義のカタチです。

実習では6次産業の店舗運営を経験・理解したうえでマーケティング・営業・接客・イベント企画などを行う予定です。6次産業の会社ということより、あらゆる職種体験が可能なため、希望に応じてプログラムを柔軟に変更することが可能です。

なお、本実習は、現地への通勤となります。実習先近隣で宿泊しての参加も可能ですが、これらの費用は全て自己負担となります。
学習の到達目標 インターンシップ準備、実習及び報告会を通じ
・島しょ部での地域ならびに第6次産業の現状と⼈々の関わりについて知⾒を獲得し、体験する。
・仕事をすることの意味、実社会で求められる⼈材像・⼼掛けなどを⾝につける。
・就労体験を通じて⾃らが得たものや今後の課題について、説明することができる。
授業計画 第1回 事前指導:プログラム・ガイダンス、実習受⼊れ先についての事前学習、及び提出書類の作成
 実習プログラムを把握し、実習する受入先の事業内容を理解する。また、提出書類を作成する
第2回 事前指導:ビジネスマナー講習
 実習先において必要なビジネスマナーを獲得する
第3回 実習:島の実情、店舗の経営・運営、来客者対応等についての説明
 島の実情、店舗の経営・運営、来客者対応等について理解する
第4回 実習:店舗の経営・運営の体験①
 店舗の経営・運営を体験する
第5回 実習:店舗の経営・運営の体験②
 店舗の経営・運営を体験する
第6回 実習:店舗の経営・運営の体験③
 店舗の経営・運営を体験する
第7回 実習:店舗の経営・運営の体験④
 店舗の経営・運営を体験する
第8回 実習:店舗の経営・運営の体験⑤
 店舗の経営・運営を体験する
第9回 実習:店舗の経営・運営の体験⑥
 店舗の経営・運営を体験する
第10回 実習:店舗の経営・運営の体験⑦
 店舗の経営・運営を体験する
第11回 実習:店舗の経営・運営の体験⑧
 店舗の経営・運営を体験する
第12回 実習:店舗のマーケティング①
 「eコマース」も含めた今後の瀬戸内ジャムズガーデンのマーケティングについて、店舗実習の経験を踏まえ、先進事例等の情報も参考に分析する
第13回 実習:マーケティングによる店舗営業企画①
 分析結果を踏まえて、新たな瀬戸内ジャムズガーデンの営業について企画する
第14回 実習:営業提案①
 企画のプレゼンテーションを準備して提案し、意見をもらう
第15回 実習:店舗のマーケティング②
 意見を踏まえ、さらに、今後の瀬戸内ジャムズガーデンのマーケティングについて分析する
第16回 実習:マーケティングによる店舗営業企画②
 再度の分析結果を踏まえて、新たな瀬戸内ジャムズガーデンの営業について企画する
第17回 実習:マーケティングによる店舗営業企画②
 企画のプレゼンテーションを準備して提案し、意見をもらう
第18回 実習:イベント企画①
 瀬戸内ジャムズガーデンで実施するイベントについて、店舗実習、マーケティングの経験を踏まえ、先進事例等の情報も参考に、企画する
第19回 実習:イベント企画・準備①
 企画したイベントの詳細な検討と、実施に向けての準備を行う
第20回 実習:イベント実施①
 企画したイベントを実施する
第21回 実習:イベント実施と片付け・振り返り①
 実施したイベントの片づけを行うとともに、振り返りをする
第22回 実習:イベント企画②
 瀬戸内ジャムズガーデンで実施するイベントについて、店舗実習、マーケティングの経験を踏まえ、先進事例等の情報も参考に、企画する
第23回 実習:イベント企画・準備②
 企画したイベントの詳細な検討と、実施に向けての準備を行う
第24回 実習:イベント実施②
 企画したイベントを実施する
第25回 実習:イベント実施と片付け・振り返り②
 実施したイベントの片づけを行うとともに、振り返りをする
第26回 実習:島の持続化についてのレポート作成
 実習を体験しての、島の持続化についての自分の考えをレポートとしてまとめる
第27回 実習:実習先での活動報告会準備・情報収集
 自身の活動に関する報告会の準備と関連情報の収集を行う
第28回 実習:実習先での活動報告会
 実習受入先において他の参加学生と共に活動報告を行う
第29回 事後指導:実習の振り返りとレポート作成、報告会準備
 実習全体のふり返りを行い、レポートの作成と学内報告会の準備を行う
第30回 報告会
 自身の実習についてのプレゼンテーションを行うとともに、他の実習学生の体験を知る
授業外学習の課題 実習時
・事前学修(30分程度):授業計画の各会に記載の実習テーマ等について各自で調べて予備知識を集めておくこと。なお、第1回に向けては、受け⼊れ先についての事前情報を収集すること。第29回では実習報告書案や発表パワーポイントを⼗分時間をかけて作成すること。第30回ではパワーポイントによる発表の練習を⼗分にすること。
・事後学修(30分程度):実習内容について各自で振り返りを行うとともに、記録しておくこと。
事前事後指導時
・事前学修(2時間程度):実習先のミッション、取り組み内容や組織体制等について情報収集し、理解しておくこと。
・事後学修(2時間程度):指導にもとづいて実習レポートを完成させ、提出すること。また、報告会のプレゼンテーション資料を作成し、プレゼンテーションの練習をしておくこと。
履修上の注意事項 参加期間について相談に応じられます。6次産業の会社ということより、あらゆる職種体験が可能なため、希望に応じてプログラムを柔軟に変更することが可能です。
なお、本実習は、現地への通勤となります。実習先近隣で宿泊しての参加も可能ですが、これらの費用は全て自己負担となります。
事前事後指導についての連絡等は、主にGoogle Classroom で行います。また、レポートの提出や指導もGoogle Classroom で行います。

*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
 ・事前・事後指導の時は日程調整を行いますため、公認欠席の対象外です。
 ・報告会でのプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 事前・事後学習への取り組み状況10%、報告書及び報告会のプレゼンテーション30%、実習受け⼊れ先の評価60%を目安に総合的に評価する。
テキスト なし
参考文献 事前・事後指導の中で適宜紹介する。
主な関連科目 ソーシャルイノベーション論、地域コミュニケーション、地域資源論、行政特論A(地域資源創造論)、都市・地域戦略論 
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時相談に応じます。⼤学alphaメールにてコンタクトください。
さらに、実習の事前及び事後指導の際にも、時間を設けます。
フィードバックは、基本的にClassroom機能を利用して行い、事前事後指導時に直接行うこともあります。
URLリンク 瀬戸内ジャムズガーデンHP
URLリンク 周防大島環境協会HP
URLリンク 「⾥⼭資本主義」紹介記事Web

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(キャリア・実習科目) 2018~2022 2・3・4 - - - - -