授業コード | 70009300 | 単位数 | 2 |
科目名 | 都市経営論 | クラス | |
履修期 | 第4学期 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 山中 雄次 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 人口減少と住まいの問題を考える。 |
学修の概要 | わが国を巡る深刻な課題として、人口減少が広く認知されている。日々の報道を眺めても、厳しい将来見通しを目にする機会があろう。これに対し、地方自治体では「地方版総合戦略」の策定・改定を重ね、知恵を絞っているが、抜本的な解決は極めて難しい。 我々の身近なところにも様々な影響がみられるようになった。本授業ではその中から「住まい」にフォーカスする。具体的には「空き家」や「老朽化マンション」が挙げられるが、対応策の1つとして議論されることの多い「コンパクトシティ」についても取り上げる。授業を通じて、身近な暮らしと人口減少を考えるきっかけとしてほしい。 【実務経験】 地方公務員として、自治体経営や公共施設の管理を担当した経験を踏まえ、現場の運用を交えながら説明する。 |
学修の到達目標 | ・住まいに関連する幅広いテーマを習得し、「自分事」として捉えることができる。 ・新聞等のメディアで都市や住宅に関するテーマを目にした際、本授業で習得した知識をもとに自身の意見をもつことができる。 ・より良いまちづくり、生活空間を創造するための方策を立てる力を身に着けることができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション ・都市経営論の全体像を理解する。 |
第2回 | 地域と都市1:地域を様々な角度からとらえる ・日本の各地域における人口動態を把握する。 |
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第3回 | 地域と都市2:人口と都市 ・人口と都市の発展について知識を得る。 |
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第4回 | 都市に関する法1:都市計画法 ・マスタープランと用途地域に関する知識を得る。 |
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第5回 | 都市に関する法2:建築基準法のうち集団規定 ・建物の立地要件に関する知識を得る。 |
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第6回 | 都市に関する法3:建築基準法のうち単体規定 ・建物の構造に関する基本的な知識を得る。 |
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第7回 | 都市に関する法4:農地法と地価 ・農地や地価に関する基本的な知識を得る。 |
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第8回 | わが国の住宅を巡る課題1:新築住宅と中古住宅 ・住宅を巡るわが国の政策を知る。 |
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第9回 | わが国の住宅を巡る課題2:空き家問題 ・空き家が生まれる背景と対応策について考察する。 |
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第10回 | 循環型社会の形成1【オンライン】:3R、リサイクル ・廃棄物と資源循環に関する知識を得る。 |
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第11回 | 循環型社会の形成2【オンライン】:消費者として環境問題との関わり ・日常生活で知っておくべき環境問題について知識を得る。 |
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第12回 | マンションの仕組みと課題1:マンション管理の基本 ・わが国のマンション市況や管理組合の活動について知識を得る。 |
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第13回 | マンションの仕組みと課題2:マンション老朽化問題 ・マンション老朽化の問題を理解する。 |
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第14回 | コンパクトシティ1:富山市の事例 ・コンパクトシティの概念と実際について知識を得る。 |
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第15回 | コンパクトシティ2・総括、振り返り ・都市経営について説明できるようになる。 |
授業外学習の課題 | (1)毎回1時間、授業の事前学修として、以下に取り組むこと。 ・授業の最後に次回授業の関連キーワードを示す。これらについて、インターネット検索や関連書籍を通じて事前学修する。 (2)毎回2時間、授業の事後学修として、以下に取り組むこと。 ・授業中に実施した課題について、配布した資料をもとに授業後に復習する。 ・授業中に解説した時事について、各自で各社ニュースサイトを検索し、理解を深める。 (3)その他、住まいに関連する報道に触れた際、本授業で扱ったテーマと関連付けて考える習慣をつけてほしい。 |
履修上の注意事項 | ・ブレンド型授業を実施する。資料の配布、課題の提出、オンライン授業の動画配信は、Moodleを通して行う。 ・スライド資料はMoodleで共有し、要旨は紙で授業中に配布する。 ・全ての授業で出席を兼ねた課題もしくはリアクションペーパーを求め、評価対象とする。 ・公認欠席は単位認定要件に影響しないように配慮する。 ・公認欠席時の要旨資料は後日配布する。 ・授業内で行う課題及びリアクションペーパーは、公認欠席となる場合、代替措置で対応する。 |
成績評価の方法・基準 | ・授業内で行う課題及びリアクションペーパー(40%)、期末試験(60%)とする。 ・期末試験では「短答問題」と「論述問題」の双方を出題する。 |
テキスト | ・指定しない。毎回配布する要旨とスライド資料を参考にすること。 |
参考文献 | ・以下の文献を適宜参考にすること。特に、授業中に扱う理論・用語を復習する際に有用である。 ・谷口守:『入門都市計画』、森北出版、2014年 ・佐藤泰裕:『都市・地域経済学への招待状』、有斐閣、2014年 ・富山市事業構想研究会:『富山型コンパクトシティの構想と実践』事業構想大学院大学出版部、2020年 ・砂原庸介:『新築がお好きですか?』ミネルヴァ書房、2018年 ・その他、適宜授業中に紹介する。 |
主な関連科目 | 地方自治論、地方財政論、公共政策論ほか |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問については、授業終了後、もしくはオフィスアワーに受け付ける。ただし、オフィスアワーを希望する学生は、事前にメールで連絡すること。 ・試験・授業内の課題へのフィードバックは、授業時間内またはオンラインで行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) | FGRA30402 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |