授業コード 70008609 単位数 2
科目名 卒業研究 クラス 09
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 矢田部 順二 配当年次 *下表参考

授業の題目 卒業論文の作成 Making your Thesis
学修の概要  国際コミュニティ学部における学修の集大成として、「卒業論文」を作成する。登録者は個別の研究テーマを決め、ゼミ活動を通じて考察を深めながら、それを最終的に論文にまとめる。そのための技術的指導、アドヴァイスを適宜個別におこなう。論文の分量は10000字程度。期限を厳守すること。詳しくは演習開講時に伝達する。
学修の到達目標 ①より具体的に研究テーマを絞り込むことができる。
②論文のアウトラインを考え、実証的な論文を仕上げることができる。
③日本語による論理的な説明文を、論文作成上の決まりを守りながら書くことができる。
授業計画 第1回 ガイダンス(授業の進め方について)                      
この科目の運営方法について理解しましょう。
第2回 テーマ設定の方法①:導入                           
論文のテーマを絞り込むためにどんな工夫が必要か、話し合います。
第3回 テーマ設定の方法②:探求                           
実際に考えている論文のテーマを書き出し、履修者同士で検証しながら、テーマを絞り込んでいきます。
第4回 調査とその分析①:上                             
資料調査や実地調査など論文の材料となる調査方法を整理するために情報収集します。
第5回 調査とその分析②:中                             
収集した情報を分析し、さらに足りない材料がないか検討します。
第6回 調査とその分析③:下                             
収集した情報から導き出せる論点が何かを検討します。
第7回 参考文献表の作り方                              
参考文献の書誌情報を書き出すルールを確認した上で、収集した情報を参考文献表にまとめます。
第8回 論文作成のルール、論文の表記                         
論文作成上必要な構成要素を確認し、文体について理解します。
第9回 論文作成のルール、注の付け方                         
注記の必要性を理解した上で、注をふるための練習問題にとり組みます。
第10回 論文計画書(アウトライン)                          
論文の構成を確認し、修正します。
第11回 論文執筆と添削①:書き出し                           
はじめに、第1章など、論文の冒頭部分について、実際に書いた草稿を添削します。
第12回 論文執筆と添削②:本論                            
第2章以降の本論について、実際に書いた草稿を添削します。
第13回 論文執筆と添削③:まとめ                           
本論の最終部分、まとめについて、実際に書いた草稿を添削します。
第14回 論文執筆と添削④:修正                             
修正すべき点を検討し、草稿を完成稿へ練り上げます。
第15回 推敲                                     
推敲し、さらに直すべき箇所がないか確認します。
(研究の進捗状況によって変更することがある。)
授業外学習の課題 ①検索した資料を読みこなし、分析する。
②分析に基づいて論文のアウトラインを作成する。
③アウトラインに沿って、実証的な研究論文を仕上げる。
④論文指導に当たっては、毎回、準備作業に90分以上、指導を受けての見直し作業に90分以上の時間を使って準備をすること。
履修上の注意事項  この卒業研究を履修する学生は、担当者の同じゼミナールbを併せて履修すること。
 演習時間以外の指導を相談の上おこなうので、計画書や論文題目、草稿の提出など、教員の指定した期限を守ってほしい。電子メールを利用し、添付ファイルの送受信ができるようにしておくこと。PCからのメールを受け取ることができるように使用機器を設定すること。提出締切は別に指示する。またその際はゼミMoodleの指定された場所にアップロードすること。
 授業時間外の個別添削指導は対面式またはZoomを用いて実施する。(ブレンド型授業を実施することがある。)
 出欠の取扱いは、欠席は3回まで、無断欠席2回でゼミ生失格とします。通院等の場合は相談すること。
 公認欠席の場合は、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出すること。発表分担時に公認欠席したときは、代替授業を受けること。
成績評価の方法・基準 提出された論文の完成度(100%)で評価する。期限を過ぎても提出されない場合はX、また著しく水準に達しない場合はDとなる。(論文の採点基準は下記のルーブリックを参照せよ。)
テキスト 用いない。
参考文献 教室で指示するほか、個別指導する。なお、論文の書き方の参考文献として斉藤孝・西岡達裕『学術論文の技法』新訂版、日本エディタースクール、2005年、を参照せよ。
主な関連科目 ゼミナールb(09クラス)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
木曜日の昼休みをオフィスアワーとするほか、メールによって教員に対し連絡を密接に取ること(連絡先は授業時に伝達します)。
完成した論文は論文集にまとめ、総評をコメントした上で卒業時に配付する。

■ルーブリック情報
  問題設定 論証方法 オリジナリティ 書式形式 表現形式
優れている (4点) 十分に絞られており、着想力が豊かである 資料を駆使し正確に論証している 独創的である 原稿作成の決まりが守られ、注も正確である 分かりやすく巧みな文章である
やや優れている (3点) かなり絞ることができたが少々曖昧さが残る 資料に基づき、ほぼ正確に説明づけている やや独創的である ほぼ原稿作成の決まりが守られ、注もだいたいよい よい文章だがところどころたどたどしい
普通 (2点) かなり漠然としたテーマであり、新味に欠ける 大きな矛盾なく説明した 一般的着想である だいたいルールは守られているが、一部おかしな部分がある ときどき意味不明な文章が混じる
やや難がある (1点) テーマが漠然としており、人まねである 論理の飛躍が見られる 人まねである 原稿作成のルールがあまり守られておらず、注がおかしい 意味の通らない文章が多い
難あり (0点) 非常に漠然とし、問題設定の意味を理解していない 論証そのものが成り立っていない 盗用である 初歩的な決まりすら守れず、注も完全におかしい 意味不明な文章ばかりである

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP40801 2018~2022 4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP40801 2023~2023 4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA40801 2018~2022 4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA40801 2023~2023 4