授業コード | 70008316 | クラス | 16 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 山中 雄次 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 広報活動を通じて地方自治を考える |
授業の概要 | 皆さんは、自身が住む地方自治体の広報紙を真剣に読んだことがあるだろうか。長年、目にする機会があったにもかかわらず、詳しい内容はよく知らないのではないか。広報紙には、地方自治体が住民に対して最も伝えたい情報が集約されており、地域行政を学ぶための最適な素材である。さらに、広報紙の作成には、自治体職員の並々ならぬ想いが込められ、「読みやすさ」に向けた工夫も施されている。 本基礎演習では、地方自治体の広報紙を通じて地域行政を考える機会とする。グループで調べ、分析し、アウトプットすることを重視した演習を展開する。 なお、可能であれば、広島県内地方自治体の広報担当者から、直接お話を聞く機会を設ける。相手方が対応可能な日程によって、授業計画を変更する場合がある。 |
学習の到達目標 | ・地方自治体の広報活動を通じ、地域行政の現場を知ることができる。 ・行政と住民の双方の視点をもって、他者に伝わる文章を作成するための表現力を高めることができる。 ・他の履修生とともに学ぶことで、コミュニケーション力、協創する力を伸ばすことができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 基礎演習の概要を理解する。 |
第2回 | テキストの講読1:1章~2章 地方自治体の広報業務の知識を得る。 | |
第3回 | テキストの講読2:3章~4章 読みやすい自治体広報のルールについて知識を得る。 | |
第4回 | テキストの講読3:5章~6章 記事の作成方法について知識を得る。 | |
第5回 | 先進的な自治体広報紙の事例研究1 グループでの研究・議論を通じ、少人数のディスカッションができるようになる。 | |
第6回 | 先進的な自治体広報紙の事例研究2 研究結果のプレゼンテーションを通じて表現力を高める。 | |
第7回 | 関連図書の講読と討論1 住民に伝わる広報について知識を得る。 | |
第8回 | 関連図書の講読と討論2 福山市の事例をもとに広報活動の現場を理解する。 | |
第9回 | 関連図書の講読と討論3 事例研究を通じてシティプロモーションの知識を得る。 | |
第10回 | テキストの講読:8章 地方自治体のプレスリリースを通じて、伝わる文章について理解する。 | |
第11回 | 広島県内地方自治体の事例研究1 グループでの研究・議論を通じ、少人数のディスカッションができるようになる。 | |
第12回 | 広島県内地方自治体の事例研究2 研究結果のプレゼンテーションを通じて表現力を高める。 | |
第13回 | 意見交換に向けた事前調査・準備 自治体職員との意見交換を前に、適切な質問事項を整理できるようになる。 | |
第14回 | 広島県内地方自治体の職員との意見交換 傾聴しつつ、必要なインタビューができるようになる。 | |
第15回 | 発表、総括 自治体広報の基礎について説明できるようになる。 |
授業外学習の課題 | (1)毎回2時間、授業の事前学修として、以下に取り組むこと。 ・事前に、テキスト及び関連図書の指定するページを精読の上、参加する。 ・発表の準備を行う。 (2)毎回1時間、授業の事後学修として、以下に取り組むこと。 ・授業で取り上げた地方自治体の広報事例について、ホームページで閲覧・確認をする。 (3)また、日頃から地方自治体の広報紙(そして、ホームページ)を真剣に読む機会を作ってほしい。住民として広報紙を眺めるだけでなく、作成する自治体職員の立場に立って、どのような工夫をしているのか、考えてほしい。特に、地方公務員を目指している学生は、広報紙で紹介された施設や地域活動に実際に出かけ、自治体職員に声をかけてほしい。実際の現場を見て、話を聞くことで、その想いを体感することが大切である。 |
履修上の注意事項 | ・欠席・遅刻をしないこと。個別の事情がある場合は、事前に相談すること。 ・受講態度の思わしくない学生、発表時に準備をしてこなかった学生(グループ)は、欠席として扱う。 ・ゲストスピーカーとのスケジュール調整の結果、開講順序を変更する場合がある。また、ゲストスピーカーには多忙な中でお越しいただくので、失礼がないように留意すること。 ・公認欠席については、公認欠席時に配布した資料を後日配布する。プレゼンテーションの日が公認欠席となった場合は順番を変更するなど、適宜配慮する。 |
成績評価の方法・基準 | ゼミへの参加態度(60%)、報告内容(40%) |
テキスト | ・佐久間智之『公務員のための広報の教科書』学陽書房、2022年 |
参考文献 | ・以下の文献を適宜参考にすること。 ・佐久間智之『住民に伝わる自治体情報の届け方』学陽書房、2021年 ・樫野孝人『公務員のための情報発信戦略 実例広島県福山市』CAPエンターテインメント、2021年 ・河井孝仁『「失敗」からひも解くシティプロモーション』第一法規、2017年 ・その他の参考文献は、適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 地方自治論、地方財政論、公共政策論、都市経営論など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問については、授業終了後、もしくは、オフィスアワーに受け付ける。ただし、オフィスアワーを希望する学生は、事前にメールで連絡すること。 ・報告内容のフィードバックは授業時間内に行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP20801 | 2018~2022 | 2 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP20801 | 2023~2023 | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA20801 | 2018~2022 | 2 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA20801 | 2023~2023 | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |