授業コード 70008302 単位数 2
科目名 基礎演習 クラス 02
履修期 第2学期 カリキュラム *下表参考
担当者 隅田 姿 配当年次 *下表参考

授業の題目 国際協力における課題
学修の概要 本演習では、国際協力において遭遇する様々な問題について多角的な観点から理解する能力と、それらの課題に対して主体的に問題を解決し、意思決定をする能力を養うことを目的にします。そのための方法としてケース・メソッド(事例を通じた学習方法)を用います。本演習では、国際協力における課題を理解するのみではなく、討議(ディスカッション)の能力を向上させることも目的とします。毎回の討議の実践練習を通して、受講生が自分の意見を正確に伝え、また他の意見を正しく理解したうえで建設的な意見交換ができる技術を身に着けるための場とします。
学修の到達目標 1.国際協力における課題に関し、問題の所在と複数の解決方法を説明できる。
2.国際協力の課題に関し、自分の意見を正確に他者に伝えることができる。
3.国際協力の課題に関し、他者と建設的な意見交換ができる。
授業計画 第1回 オリエンテーション
演習の内容(目的、到達目標、成績評価など)を理解する
第2回 ケース・メソッドのデモンストレーション
ケース・メソッドの進め方を理解する
第3回 ケース・メソッドの実践(1):生活スタイルを変えることは可能か①討議
スリランカの保健分野を理解する
第4回 ケース・メソッドの実践(1):生活スタイルを変えることは可能か②発表
スリランカの保健分野における課題を検討し、纏める
第5回 ケース・メソッドの実践(2):撃たれる前に逃げよ?①討議
ネパールの農村開発分野を理解する
第6回 ケース・メソッドの実践(2):撃たれる前に逃げよ?②発表
ネパールの農村開発分野における課題を検討し、纏める
第7回 ケース・メソッドの実践(3):何が間違いだったのか①討議
フィリピンのの農村開発分野を理解する
第8回 ケース・メソッドの実践(3):何が間違いだったのか②発表
フィリピンの農村開発分野における課題を検討し、纏める
第9回 ケース・メソッドの実践(4):「参加型」って「誰」のこと?①討議
フィリピンの環境分野を理解する
第10回 ケース・メソッドの実践(4):「参加型」って「誰」のこと?②発表
フィリピンの環境分野における課題を検討し、纏める
第11回 ケース・メソッドの実践(5):中東における教育支援①討議
イエメンの教育分野を理解する
第12回 ケース・メソッドの実践(5):中東における教育支援②発表
イエメンの教育分野における課題を検討し、纏める
第13回 ケース・メソッドの実践(6):ジェンダーをめぐるタリバーンとの対話①討議
アフガニスタンの教育分野を理解する
第14回 ケース・メソッドの実践(6):ジェンダーをめぐるタリバーンとの対話②発表
アフガニスタンの教育分野における課題を検討し、纏める
第15回 演習のまとめ
14回分の復習をする
授業外学習の課題 ・事前学習(2時間程度):毎演習で扱う事例(ケース)を読んできてください。またそのケースにおける、政治的、経済的、社会的な背景についても各自調べて予備知識を付けてください。
・事後学習(2時間程度):毎演習で取り扱った事例に関して、最初と最後の自分の意見を振り返り、その変化を記録してください。
履修上の注意事項 ・本演習では討議を中心にして進めるため、積極的な態度および発言が求められます。
・公認欠席は場合は、2週間以内に欠席をした日のケースに取り組み、レフレクション・ノートを提出してください。通常通りの評定をします。
成績評価の方法・基準 1.討議への貢献      50%
2.リフレクション・ノート 50%
テキスト 使用しません。
参考文献 毎回の授業で配布します。
主な関連科目 国際開発論、国際協力論、国際組織論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・可能な限り柔軟に対応します。事前にメールで連絡をしてください。
・リフレクションノートへのフィードバックは授業の最後に総評として行います。また、希望者には個別対応もします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP20801 2018~2022 2 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP20801 2023~2023 2
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA20801 2018~2022 2 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA20801 2023~2023 2