授業コード | 70008100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 特別講義B(リサーチリテラシー) | クラス | |
履修期 | 第1学期 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 佐渡 紀子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 研究論文の作成方法を学ぶ |
学修の概要 | 本講義は、卒業研究やゼミ論文の作成に必要となる、研究に関する基礎的なスキルの習得を目的とする。研究論文とは、エッセイや感想文などとは異なり、問いを立て、証拠を挙げながら論証していくものである。また、論文を書く際には、注の活用や引用など、研究論文に特有のルールや技法を活用する必要もある。そこで本講義では社会科学領域における研究論文の作成に焦点をあて、問いの設定、情報収集、文章作成のルールを取り上げる。 |
学修の到達目標 | 研究論文における問いの性質について説明できる。 研究論文における分析・論証・記述方法について説明できる。 文献や情報の性質を理解して活用できる。 文献や情報について、著者・情報源の権利を尊重した活用(引用・分析)ができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:「研究」とは何か |
第2回 | 問いと論証 論文の特性を理解する。論文の「問い」の満たすべき性質(要件)を意識化する。 |
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第3回 | 論拠はどのように用いられるのか――論証のパターン 論証の型を確認する。論拠の素材を確認する。 |
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第4回 | 論拠の多様性 問いを確定するための手順を確認する。 |
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第5回 | 注記の表記方法 注の役割を確認する。 |
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第6回 | 文章表現 論文に用いる文章表現の注意点を確認する。引用の方法と引用の意義を確認する。 |
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第7回 | 論文の構造とアウトライン 論文の構造を確認する。論文のアウトラインの役割を確認する。参考文献リストの整え方を確認する |
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第8回 | パラグラフライティングとその応用 パラグラフの構造を確認する。パラグラフを活用したアウトラインの展開方法を確認する。 |
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第9回 | 情報の入手方法を確認する 文献・情報の入手方法として、図書館やデータベースの使い方を確認する |
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第10回 | 情報の種別を意識する (オンデマンド) 情報源の性質を意識する。研究の問いを設定し、参考文献の収集を試行する。 |
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第11回 | アウトラインの作成 研究の型を踏まえた分析方法を整理し、アウトラインに応用する。 |
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第12回 | クリティカルリーディング クリティカル・リーディングの役割とクリティカル・リーディングのための指針(手法)を確認する。 |
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第13回 | クリティカルリーディングの応用 データの取り扱いに対する、批判的な分析の必要性を確認する。 |
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第14回 | 研究計画を立てる 研究計画書の役割を知り、簡易的な研究計画を作成する |
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第15回 | 総括と講評 総括課題の講評と振り返り(自身の研究計画書の分析と改善点の検討) |
授業外学習の課題 | 予習課題や事後課題が予定されます。これらに要する時間は授業回によって異なりますが、おおむね1時間程度を要します。 授業後には、授業で学んだ考え方や手法を振り返り、試行的に実践することが望ましいです。これにはおおむね2時間を要します。 問題の所在をしり、文章表現や語彙を増やすために、専門的な文献に日常的に触れる機会を持つことが望ましいです。これにはおおむね1時間を要します。 |
履修上の注意事項 | 1.授業に関するアナウンスは、Moodleコースを通じて配信するため、大学のalphaアドレスを定期的に確認してください。 2. 履修生が互いから学ぶことができる授業運営を目指しています。そこでワークの成果として提出された内容や質問は、誰のものかわからない形で、授業内で履修生全体に共有する場合があります。 3. 授業内で触れた他者の表現や質問を、むやみにクラス外に流布してはいけません。学びの空間が安全なものとなるよう、協力をしてください。 4.この授業はブレンド型授業として実施します。具体的には、第10回(5月11日)授業はオンデマンドで実施します。教材はMoodleコース上で公開します。 5.公認欠席については、当該日の授業内ワークや課題について事後的に取り組み提出することを認めます。 |
成績評価の方法・基準 | 授業内ワークへの取り組み 60% 総括課題 40% |
テキスト | 指定しない。 |
参考文献 | 戸田山和久『論文の教室――レポートから卒論まで(新版)』NHK出版、2012年 山田剛史、林 創『大学生のためのリサーチリテラシー入門――研究のための8つの力』ミネルヴァ書房、2011年 |
主な関連科目 | ゼミナールa、ゼミナールb、卒業研究 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.授業の前後に質問や相談をうけつけます。 2.ゆっくりと時間をかける質問や相談の場合は、Eメールで連絡を取り、面談日程を調整してください。 3. 授業内ワークおよび課題への講評は、授業内およびMoodleコースを通じて周知します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(学科連携科目) | FGGP30706 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(学科連携科目) | FGGP30706 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) | FGRA30706 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |