授業コード 70006300 クラス
科目名 現代経済入門 単位数 2
担当者 山中 逸郎 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現代経済入門
授業の概要 現代の社会は分業交換によって成り立っている社会です。その活動の最も基本的な単位は、一人の生産者、一人の消費者という異なります。これらの個の主体としての経済活動を端緒に理論的に捉えようという分野をミクロ経済学と呼んでいます。分業交換によって経済活動は完結するわけですから、この活動は交換活動に注目されるわけです。この場所のことを「市場」とよんでいますが、市場の機能と限界について取り上げて考えます。さらに、国境を越えた取引である貿易について取り上げます。
学習の到達目標 価格の決定のプロセスと意味を理解できること。何故国境を越えた経済取引が起こるのかを理解する。
授業計画 第1回 ガイダンス 経済の基礎概念とミクロ経済学

経済における基本概念を確認し、ミクロ経済学の方法論と経済学における位置づけを知る。
第2回 価格と市場メカニズム

価格の果たす機能を理解し、市場メカニズム体制のメリットを知る
第3回 消費者の行動 1 効用最大化仮説

「効用最大化仮説」に基づく、消費量の決定とその条件を知る
第4回 消費者の行動 2 需要曲線の導出

「仮説」前提条件の変化による消費への影響と、需要曲線の形状の整合的な理由を知る
第5回 企業の行動 1 生産技術

生産活動の基本的な性質を知る
第6回 企業の行動 2 利潤最大化と供給曲線の導出

「利潤最大化仮説」にもとづく、生産者の生産量決定と供給曲線の形状の由来を知る
第7回 市場メカニズム 再 安定性

市場メカニズムのメリットの評価ならびに、メリットの実現可能性をしる。
第8回 要素価格と所得分配
所得分配がどのようにおこなわれるか、生産関数と要素価格との関連について知る
第9回 不完全競争市場
市場構造上、完全競争が実現しない状態に着いての、理論分析を知る
第10回 市場の失敗
市場メカニズムが機能しないであろう場合について、知る
第11回 不確実性と情報
情報の完全性がたもたれない場合、理論分析を知る
第12回 ゲーム理論
行動主体間の相互関係が経済活動にどのような影響があるかの分析をしる
第13回 貿易と経済理論
国際的な経済活動と経済理論分析の概要を知る
第14回 貿易の発生と利益
貿易が発生する理由についての理論の諸説を知る
第15回 まとめ
本講で取り上げられた市場の「均衡分析」の基礎的な流れと、その批判的分析や問題点を整理する。
授業外学習の課題 ・事前学習:日頃より経済ニュースに関心をもって授業に臨んでください。毎日、新聞・ニュースに目〔耳〕を通す。(15分×6) 次回のテーマに関する予備知識や基本概念を調べる。(30分)(計2時間程度)
・事後学習:課題の提出(2時間程度))課題またはクイズに取り組んでください。締め切りは3日後とします。

・どのような分野でも、基礎的概念などを(そのことを知らない)他人に説明できるような理解を(できるように)日頃から心がけてください。
履修上の注意事項 ・意欲をもちマナーを守って参加してください。テキストや参考文献をできるだけ多く参照し、モデル分析など必ず自分で解くようにしてください。そして自分のノートを作ってください。

・資料の配布、課題提出等にGoogle Classroomを用いることがあります。

・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には配慮します。
成績評価の方法・基準 【期末試験】有
授業毎のリアクションペーパー等+クイズ課題+小テスト等(30%)+期末試験(70%)で総合評価します。
テキスト ・「ミクロ経済学・入門-ビジネスと政策を読み解く」(2008)柳川隆・町野和夫・吉野一郎著
  有斐閣アルマ (¥2,268)ISBN978-4-641-22047-8
参考文献 ・「経済分析入門Ⅰミクロ経済学への誘い」(2011)前田純一 光洋書(isbn:978-4-7710-2260-7),
・「ミクロ経済学」アセモグル=レイブゾン=リスト東洋経済新報社(2020),
・「経営の経済学」丸山雅祥 有斐閣(2005),
・「実験経済学・行動経済学15講」和田良子 新世社(2020),
その他必要に応じて指示します。
主な関連科目 経済学 マクロ経済学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・質問・問い合わせははGoogle Classroom内,あるいはE-mail(iyamanak@alpha.shudo-u.ac.jp)も可とします。また、Google classroom内でmeetで応対する場合があります。
・課題等のフィードバックは、Classroom内にて(資料、Form,その他ファイル等)行う場合と、問題によっては授業内での解説を行うこととします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(学部関連科目) FLLA21001 2018~2022 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(学部関連科目) FLLA21001 2023~2023 2・3・4 -
法学部法律学科(学部関連科目) 31300 2024~2024 2・3・4 -
国際コミュニティ学部国際政治学科(政治・経済領域) FGGP10602 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(政治・経済領域) FGGP10602 2023~2023 1・2・3・4 -
国際コミュニティ学部国際政治学科(政治・経済領域) 71200 2024~2024 1・2・3・4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) FGRA10701 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) FGRA10701 2023~2023 1・2・3・4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学科連携科目) 72200 2024~2024 1・2・3・4 -