授業コード 70000500 単位数 2
科目名 社会のしくみ クラス
履修期 第1学期 カリキュラム *下表参考
担当者 矢野 秀徳 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 日本社会の構造・成り立ちを、政治・法律の両面から考察する。
学修の概要  当然のことだが、私たちはみな社会の一員である。人によって多寡の違いはあるが、みな社会と何らかのかかわりを持ちながら生きている。
 私たちは生まれてからいきなり社会に飛び込むわけではない。そもそも社会という単一の大きな「器」があるわけでもない。社会はいくつかの「小社会」からできている。最も身近な小社会は、公園で知り合う近所の友だちだろうし、最も遠いところにはグローバル社会(国際社会)がある。私たちは成長の過程で、自分の知っている「小社会」を少しずつ広げながら、少しずつ「大社会」の一員となっていく。
 この授業の題目は「社会のしくみ」である。しかし社会のしくみや成り立ちは非常に複雑で、包括的網羅的に説明することは実に難しい。そこでこの講義では、個人が成長の過程で出会う様々な「小社会」を手掛かりに、社会とはどのようなものか(の一端)を論じていきたいと思っている。
 この授業は、政治学・社会政策を専門とする教員(矢野)と法律学・行政学を専門とする教員(澤)の2名が、それぞれの視点から、個人が遭遇する「小社会」のしくみやルール・規範、問題点などを解説する。
 なお授業第1回目は両教員が担当し、2回目以降は月曜日には澤、木曜日には矢野が担当する。
学修の到達目標 日々の生活が社会生活の一部分であることを、法の観点と政治の観点から理解し、説明できる。
我々個人を取り囲む様々な「小社会」を列挙し、その性質や課題について説明できる。
授業計画 第1回 全体の構成とイントロダクション(矢野・澤)
第2回 個人①:政治・政策の観点から(矢野)
個人を政治・政策の観点から説明できるようになる
第3回 個人②:法・行政の観点から(澤)
個人を法・行政の観点から説明できるようになる
第4回 家族①:政治・政策の観点から(矢野)
家族を政治・政策の観点から説明できるようになる
第5回 家族②:法・行政の観点から(澤)
家族を法・行政の観点から説明できるようになる
第6回 学校①:政治・政策の観点から(矢野)
学校を政治・政策の観点から説明できるようになる
第7回 学校②:法・行政の観点から(澤)
学校を法・行政の観点から説明できるようになる
第8回 仕事と職場①:政治・政策の観点から(矢野)
労働を政治・政策の観点から説明できるようになる
第9回 仕事と職場②:法・行政の観点から(澤)
労働を法・行政の観点から説明できるようになる
第10回 地域①:法・行政の観点から(澤)
地域に関する法・行政上の問題を説明できるようになる
第11回 地域②:政治・政策の観点から(矢野)
地域に関する政治・政策上の問題を説明できるようになる
第12回 ジェンダー①:法・行政の観点から(澤)
ジェンダーを法・行政の観点から説明できるようになる
第13回 ジェンダー②:政治・政策の観点から(矢野)
ジェンダーを政治・政策の観点から説明できるようになる
第14回 デジタル社会①:法・行政の観点から(澤)
デジタル社会の諸問題を法・行政の観点から説明できるようになる
第15回 デジタル社会②:政治・政策の観点から(矢野)
デジタル社会の諸問題を政治・政策の観点から説明できるようになる
授業外学習の課題 ●事前学習(2時間程度):講義時に紹介する資料を読む。
●事後学習(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べておく。
履修上の注意事項 ●日頃の自分の生活が他者とどのようにかかわっているか、この場合の他者とはだれか、それはどの範囲まで広がっているか、について考えながら授業に臨んでほしい。
●ターム型で、週2回の授業がある。
●授業で使用するレジュメや資料は、前日までにMoodleにアップするので、各自印刷・ダウンロードして用意すること(原則として教室では配布しない)。授業時にPC・タブレットを使用することは差し支えない。
●授業時には出欠を取らないので、公認欠席に該当する場合でもその手続きを取る必要はない。欠席時のレジュメ等はMoodleから入手可。
成績評価の方法・基準 ●期末試験(100点満点)によって評価する。配点は矢野・澤各50点。
●出欠状況による加点減点はない。
テキスト 使用しない。
参考文献 小熊英二『誰が何を論じているのか:現代日本の思想と状況』新曜社、2017年。
三成美保『ジェンダー法学入門(第3版)』法律文化社、2019年。
主な関連科目 政治の考え方、政治学概論、法律学概論、政治学、法学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
●質問・相談は、基本的に授業時に受け付けるが、必要に応じて別の日時を指定することがある。
●試験の講評をMoodleにより公表する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) FGGP10105 2018~2022 1・2 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) FGGP10105 2023~2023 1・2 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) 71200 2024~2024 1・2 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) FGRA10103 2018~2022 1・2 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) FGRA10103 2023~2023 1・2 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) 72200 2024~2024 1・2 - -