授業コード | 70000300 | 単位数 | 2 |
科目名 | 日本と世界の現代史 | クラス | |
履修期 | 第2学期 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 矢田部 順二 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 第二次世界大戦後の日本と世界の現代史 Modern History of Japan and the World since 1945 |
学修の概要 | 第二次世界大戦後の日本と世界の政治変動を中心に解説します。冷戦から冷戦後の国際政治の変化と日本社会の変化が、どのように関わり合うのかを捉えることが目標となります。 具体的には、時系列的に1945年以降の世界や日本の歴史的変動を、「冷戦の起源」、「冷戦の深化」、「平和共存」、「緊張緩和」、「新冷戦」、「冷戦構造の崩壊」の6つのテーマに分け、国際政治史の立場と日本政治外交史の立場からをれぞれ解説していきます。国際政治史の立場は矢田部が、日本政治外交史の立場は阿曽沼が担当します。高校までの世界史・日本史の知識を再確認し、世界や地域の現況を考える際に基礎となる現代史の知識を整理していきます。 |
学修の到達目標 | ①冷戦期の世界と日本の政治変動について、その概要を解説することができる。 ②冷戦期の国際政治と日本政治や社会の関わりについて説明することができる。 ③現代の日本と世界が直面する諸問題について、歴史的かつグローバルな視点から考察することができる。 |
授業計画 | 第1回 | [6月4日(火)] ガイダンス(担当:阿曽沼・矢田部) 授業のねらい、授業計画を理解し、次週以降の学修の準備を調えることができる。 【キーワード】学習の到達目標、成績評価方法、授業計画 |
第2回 | [6月7日(金)] 冷戦の起源と世界(担当:矢田部) 1940年代末のヨーロッパにおける東西世界の分断について、その経緯と結果を説明できる。 【キーワード】第二次世界大戦、三大国、ヤルタ体制 |
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第3回 | [6月11日(火)] 冷戦の起源と日本(担当:阿曽沼) 太平洋戦争の終結から冷戦へと国際秩序が変容する過程と対日占領政策の変化を説明できる。 【キーワード】ポツダム宣言、GHQ、平和憲法、朝鮮戦争 |
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第4回 | [6月14日(金)] 冷戦の深化と世界(担当:矢田部) 1950年代前半の世界のできごとから完成した冷戦構造を説明できる。 【キーワード】ベルリン封鎖、東欧諸国の共産化、スターリンの死 |
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第5回 | [6月18日(火)] 冷戦の深化と日本(担当:阿曽沼) 日本の国際社会への復帰と1950年代前半の日本の政治外交の過程と帰結を説明できる。 【キーワード】サンフランシスコ講和条約、日米安保、吉田路線 |
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第6回 | [6月21日(金)] 「平和共存」と世界(担当:矢田部) 1950年代後半から60年代にかけての東西世界の共存関係とその背景を説明することができる。 【キーワード】ハンガリー事件、第3世界、西欧の統合、プラハの春 |
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第7回 | [6月25日(火)] 「平和共存」と日本(担当:阿曽沼) 1950年代後半から60年代における米ソの平和共存を背景とした日本の政治外交の過程と帰結を説明できる。 【キーワード】バンドン会議、戦後処理、日ソ国交回復、55年体制の成立、日米安保改定 |
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第8回 | [6月28日(金)] 緊張緩和と世界(担当:矢田部) 1970年代のヨーロッパにおける緊張緩和状況と相互依存関係を説明することができる。 【キーワード】CSCEとヘルシンキ宣言、石油危機、ドルショック |
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第9回 | [7月2日(火)] 緊張緩和と日本(担当:阿曽沼) 緊張緩和と相互依存が進展する1970年代における日本の政治外交の過程と帰結を説明できる。 【キーワード】沖縄返還、石油危機、サミット、福田ドクトリン、日中国交回復 |
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第10回 | [7月5日(金)] 文章で問いに答える(解説)(担当:矢田部・阿曽沼) 論述問題や用語解説問題に文章で答えるときに留意すべきポイントをおさえることができる。 【キーワード】例題、演習 |
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第11回 | [7月9日(火)] 新冷戦と世界(担当:矢田部) 1980年代の東西関係の緊張とその後の転換について説明することができる。 【キーワード】レーガン政権、ゴルバチョフの登場、核兵器の管理 |
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第12回 | [7月12日(金)] 新冷戦と日本(担当:阿曽沼) 1980年代における日本の政治経済の過程と帰結を説明できる。 【キーワード】日米経済摩擦、新保守主義、歴史認識問題 |
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第13回 | [7月16日(火)] 冷戦構造の崩壊と世界(担当:矢田部) 冷戦崩壊からその後の世界の変化について説明することができる。 【キーワード】東欧革命とソ連の崩壊、グローバル化 |
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第14回 | [7月19日(金)] 冷戦構造の崩壊と日本(担当:阿曽沼) ポスト冷戦期の日本政治外交の過程と帰結を説明できる。 【キーワード】55年体制の終わり、湾岸戦争、PKO、日米安保の再定義 |
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第15回 | [7月23日(火)] まとめ・質疑応答(担当:阿曽沼・矢田部) 1945年以降の国際関係と日本の変化をふり返り、疑問点を解決する。 【キーワード】ふり返り |
授業外学習の課題 | 予習としては、各回のキーワードを示しているので、参考文献や辞典などを使って概要を調べておくようにしてください(毎回90分程度)。 授業後は復習としてノートまとめをし、また、Moodle上にある練習問題にとり組んでください(毎回90分程度)。 Moodleの問題集は期末テストのヒントになるでしょう。 社会の動きに関心を持ち、新聞記事を読んだり、ニュースを見たりしてください。 |
履修上の注意事項 | ①遅刻をしない、授業中はスマートフォンを使わない、私語をしないなど、基本的な授業マナーを守ってください。 ②第2学期の火曜と金曜、週2回のペースで進みますので注意してください。6月4日に開講します。 ③各回の内容は、パワーポイントや動画による解説、簡単な理解度確認、ふり返りの作業などから構成されます。ふり返りの時間には、質問を担当者へ伝えることもできます。 ④この授業はMoodleを用います。資料配付や連絡事項などはMoodleを通じておこないます。 ⑤各回の内容を基に、最後に筆記試験がありますから、ノートを取りながら授業内容を理解するようにしてください。 ⑥欠席が授業回数の3分の1となった場合は、単位を修得できません。 ⑦公認欠席の場合は、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出してください。 ※より詳しくは初回ガイダンスで説明します。 |
成績評価の方法・基準 | 各回のリアクションペーパー(20%)、定期試験(80%) |
テキスト | 使用しません。 |
参考文献 | 佐々木雄太『国際政治史:世界戦争の時代から21世紀へ』(名古屋大学出版会、2011年) 五百旗頭真編『戦後日本外交史 第3版補訂版』(有斐閣、2014年) 上記のほか、授業時に担当教員が適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 学科基礎科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
各回の授業における質問はふり返りの中に書いてください。翌週の授業で共有すべき質問についてフィードバックします。また、試験に関するフィードバックとしては第15回に解答例や出題意図を解説するほか、追試期間が終わったのち試験結果に関する講評をMoodle上に発表します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) | FGGP10103 | 2018~2022 | 1・2 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) | FGGP10103 | 2023~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部入門科目) | 71200 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) | FGRA10104 | 2018~2022 | 1・2 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) | FGRA10104 | 2023~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部入門科目) | 72200 | 2024~2024 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |