授業コード | 64006100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 食品微生物学 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 亀井 勇統 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 食品微生物学 (Food microbiology) |
学修の概要 | 地球環境には多くの生きものが生息し、相互の関係を保ちながら、自身の進化と地球環境の進化をもたらして今日に至っています。とりわけ微生物と呼ばれる一群の生きものの働きは多方面にわたっています。そこで、食中毒の原因となる有害微生物だけでなく、プロバイオティクスも視野に入れた形で、食品の加工・製造に関わる有用微生物についても学び、微生物に起因する被害を予防しながら、その有用性を最大限に活かす方法を学習します。 |
学修の到達目標 | 食品衛生学とは違った視点で、食品と関係の深い微生物を理解できており、特に有用菌と有害菌を区別でき、微生物の基本的な性質を習得できている。 |
授業計画 | 第1回 | 授業の内容説明、成績評価方法、微生物学の歴史(微生物の発見と食品製造) |
第2回 | 微生物の取り扱い方法(滅菌法) | |
第3回 | 微生物の取り扱い方法(培養法) | |
第4回 | 微生物の取り扱い方法(測定法と保存法) | |
第5回 | 微生物の種類と分類(原核生物と真核生物) | |
第6回 | 微生物の構造(原核生物と真核生物の共通点と相違点) | |
第7回 | 微生物の栄養と増殖(微生物の増殖に必須な因子と栄養要求性) | |
第8回 | 微生物の代謝(発酵の種類と呼吸) | |
第9回 | 微生物の遺伝現象とその応用(DNAの構造と機能) | |
第10回 | 微生物の増殖抑制と殺菌(増殖に必須な因子と制御する因子) | |
第11回 | 抗生物質の作用機作(抗生物質の種類と作用機作) | |
第12回 | 醸造食品(酒類の製造法とその他の発酵食品の製造法) | |
第13回 | 腸内細菌と健康(腸内細菌の種類と機能) | |
第14回 | 微生物による食性病害(感染型の食中毒菌) | |
第15回 | 微生物による食性病害(毒素型の食中毒菌とウイルス性食中毒) |
授業外学習の課題 | マスメディア報道・ネット配信で取り上げられたニュースの中で、有用微生物や有害微生物に関する事項に対して、興味を持って自分で詳しく調べてみる。 |
履修上の注意事項 | ・対面授業を実施します。ただし大学から指示があった場合は、オンライン(オンデマンド)に移行します。 ・欠席が6回になった場合には、成績評価は行わない。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ・事前学修(2時間程度):毎講義の最後に次回の講義のテーマを発表するので、各自でできる限り調べて予備知識を集めておき、 関係する事柄について調べておくこと。 ・事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べること。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験(70%)、授業の態度・取り組み(30%) |
テキスト | 食品微生物学(村田容常・渋井達郎 編、2015年、東京化学同人)2500円(税別)ISBN 978-4-8079-1676-4 |
参考文献 | 食品衛生学(一色賢司 編、東京化学同人) 微生物学(上)(高橋 甫ら 訳、培風館) 応用微生物学 (谷 吉樹 著、コロナ社) |
主な関連科目 | 食品衛生学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
本授業後の空き時間帯およびオフィスアワーを活用して、質問や相談へ対応します。メールでは細かい内容が把握できず、回答内容に困るため、電話もしくは面談で回答します。オフィスアワー以外は、事前予約してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) | FHNU40102 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) | FHNU40102 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) | 62400 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | - | - | - | - |