授業コード 64006000 クラス
科目名 食品機能性成分の理解 単位数 2
担当者 山内 有信 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 食品機能性成分(Food Functional Ingredients)
授業の概要 高齢社会を迎えた今日,健康に老いることへの願望の高まりを背景として,人々の健康生活をサポートすることを目的とした特定保健用食品や健康食品(サプリメント)を含む保健機能食品(栄養機能食品)が多く市販されています。そのため,栄養教育活動の現場においてもこれらの効果に対する質問が多く寄せられます。そこで,機能性成分の効果や生理作用などの基礎知識を修得させることで,栄養教育活動に利用できる科学的知識と応用力を培うことを目的とします。
学習の到達目標 ①保健機能食品について知り,説明できる。
②関与成分の種類や健康効果について知り,説明できる。
③関与成分の問題点についても理解し,説明できる。
授業計画 第1回 食品機能性成分緒論:下記の関連について理解する。
・保健用食品について
第2回 関与成分としてのミネラル:下記の関連について理解する。
・関与成分としてのミネラルの種類と機能および問題
第3回 関与成分としてのビタミン・ビタミン様物質:下記の関連について理解する。
・関与成分としてのビタミン・ビタミン様物質の種類と機能および問題
第4回 糖類-①:下記の関連について理解する。
・機能性オリゴ糖
・配糖体
第5回 糖類-②:下記の関連について理解する。
・多糖類
・その他機能性糖類
第6回 たんぱく質・アミノ酸および脂質系:下記の関連について理解する。
・関与成分としてのたんぱく質・アミノ酸
・関与成分としての脂質系成分
第7回 ポリフェノール類-①:下記の関連について理解する。
・カテキン類
第8回 ポリフェノール類-②:下記の関連について理解する。
・イソフラボン
・アントシアニン
・アルカロイド
第9回 グァバ・イチョウ葉エキス等:下記の関連について理解する。
・グァバ・イチョウ葉エキスの効果
第10回 プロバイオテクス:下記の関連について理解する。
・乳酸菌,ビフィズス菌の機能
第11回 核酸の機能性:下記の関連について理解する。
・核酸摂取の効果と問題
第12回 課題発表・ディスカッション①
※効果的なプレゼンテーション発表法とディスカッション法を学ぶ。
第13回 課題発表・ディスカッション②
※効果的なプレゼンテーション発表法とディスカッション法を実践する。
第14回 課題発表・ディスカッション③
※効果的なプレゼンテーション発表法とディスカッション法に習熟する。
第15回 総まとめと講評
※食品機能性成分に限らず管理栄養士として必要な知識との関連について確認する。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):Moodleに事前公開している資料をダウンロードし,どのような保健機能食品が市販され,どのような成分が関与成分であるか,市場調査を行う。また,発表課題のテーマについて検討する。


事後学習(2時間程度):資料やノートを見返して復習する。また,発表課題のテーマを決定後,早いうちに取り掛かること。
履修上の注意事項 授業は対面で行います。
第12~14回は,アクティブラーニング形式で,課題発表と学生相互でのディスカッションを行います。
2/3(10回)以上の出席がない場合は評価対象外となります。
公認欠席は出席数(出席時間数)にカウントされませんので注意してください。なお,公認欠席で欠席した回については,成績評価における取り組み姿勢としての係数を出席した場合と同等とします。
基本的な受講マナーを厳守すること。とくに,不正出席登録は,取り組み姿勢として大幅に減点します。
成績評価の方法・基準 原則として2/3回(10回)以上の出席者を成績評価の対象とします。
毎回の課題(60%)と授業への取り組み姿勢等(40%)を基本とし,最終的に成績度数分布を参考として一律の係数補正を施して総合的に評価します。
テキスト パワーポイントを使用します(データは事前にMoodleにアップします)
参考文献 川﨑英二 編『栄養指導にすぐ活かせる イラスト機能性成分入門』(メディカ出版)
近藤和雄・佐竹元吉 著『サプリメント・機能性食品の科学』(日刊工業新聞社)
岸恭一・木戸康博 編『タンパク質・アミノ酸の新栄養学』(講談社サイエンティフィク)
主な関連科目 生化学、解剖生理学、臨床医学、基礎栄養学,応用栄養学、臨床栄養学、公衆栄養学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了時を含めて随時受け付けます。また、理解精度を上げるために授業中であっても重要な質問に対してはその場で補足説明を行いますので積極的に質問をしてください。
課題に対するコメント等は,発表時の質疑応答にて対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) FHNU40101 2018~2022 3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) FHNU40101 2023~2023 3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) 62400 2024~2024 3・4 - -