授業コード 64000100 単位数 2
科目名 栄養と健康 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 山内 有信 配当年次 *下表参考

授業の題目 スポーツ・健康の栄養学(Nutrition for sports and health)
学修の概要  私たちの食生活は大きく様変わりしており,便利さや豊かさが増した反面,それと引き換えに肥満を代表とする生活習慣病が増加しています。生活習慣病の引き金には,遺伝的素因や生活活動状況,ストレスなど様々な因子が複雑に絡み合っています。その中でも食生活の良否は身体的・精神的健康に大きく関与しています。また,競技スポーツでは,健康はもちろん適切な栄養管理下でなければ効果を発揮することはできません。そこで,栄養学的側面を中心として,健康づくりや競技スポーツとの関わりについて学修します。
学修の到達目標 ①食習慣と健康の関連を理解して説明できる。
②適切な食生活の在り方について理解して説明できる。
③健康を自らが勝ち取るために食生活を考える習慣を身につけ,実践できる。
授業計画 第1回 運動・スポーツと栄養への導入:下記に関連する知識を得る。
・我が国の高齢化問題
・健康と体力
・運動・スポーツ緒論(身体活動基準2013等)
第2回 栄養・食生活と健康:下記に関連する知識を得る。
・栄養の定義
・栄養と健康・疾病
第3回 糖質の栄養:下記に関連する知識を得る。
・糖質の基礎
・糖質種類と消化吸収
・糖質の体内動態
第4回 脂質の栄養:下記に関連する知識を得る。
・脂質の分類
・脂肪酸
・脂質の代謝
第5回 たんぱく質の栄養:下記に関連する知識を得る。
・たんぱく質・アミノ酸の構造と種類
・たんぱく質・アミノ酸の消化吸収
・たんぱく質・アミノ酸の代謝
・たんぱく質・アミノ酸の働き
・たんぱく質の栄養価
第6回 ビタミンの栄養:下記に関連する知識を得る。
・ビタミンの定義と分類
・脂溶性ビタミン
・水溶性ビタミン
第7回 ミネラルの栄養:下記に関連する知識を得る。
・ミネラルの分類と一般的な役割
・多量ミネラルの働き
・微量ミネラルの働き
第8回 水・電解質:下記に関連する知識を得る。
・水分の体内分布と役割および水分バランスの調節
・水分の欠乏と過剰
・体液としての電解質
・水分摂取と体温
第9回 エネルギー代謝:下記に関連する知識を得る。
・消費エネルギーの基本
・エネルギー代謝の測定
・運動様式とエネルギー産生様式およびエネルギー源の変化
第10回 運動と健康:下記に関連する知識を得る。
・運動生理の基礎
・健康づくりのための運動
第11回 ウエイトコントロール:下記に関連する知識を得る。
・体格指標と体組成
・ウエイトコントロール
第12回 朝食摂取の重要性:下記に関連する知識を得る。
・朝食摂取の役割と欠食問題
・朝食摂取の重要性を示す実験・調査結果
第13回 スポーツ選手のための実践的栄養学理論導入の基礎:下記に関連する知識を得る。
・スポーツ選手と生体リズム
・食事のタイミング
・持久力と筋グリコーゲン
・運動とたんぱく質・アミノ酸代謝
第14回 スポーツ選手のシーズン計画と栄養管理の基礎:下記に関連する知識を得る。
・スポーツ選手の年間計画
・トレーニング(体づくり)期
・シーズン中(試合期)
・シーズンオフ(休養期)
第15回 競技特性別栄養管理の基礎:下記に関連する知識を得る。
・瞬発系競技
・持久系競技
・球技系(瞬発系と持久系が混合した)競技
・サプリメントとドーピング
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):基本的にシラバスの通りの単元進行である。事前にテキストを熟読し,不明な用語については調べておくこと。

事後学習(2時間程度):再度テキストやノートを見返したうえで小テスト形式の課題(Moodleテスト機能)に取り組む。
履修上の注意事項 対面で実施します。
2/3回(10回)以上の出席者を成績評価の対象とします。
公認欠席は出席数(出席時間数)にカウントされませんので注意してください。なお,公認欠席で欠席した回については,成績評価における取り組み姿勢としての係数を出席した場合と同等とします。
基本的な受講マナーを厳守すること。とくに,不正出席登録は,取り組み姿勢として大幅に減点します。
成績評価の方法・基準 2/3回(10回)以上の出席者を成績評価の対象とします。
毎回の課題(60%)と授業への取り組み姿勢等(40%)を基本とし,最終的に成績度数分布を参考として一律の係数補正を施して総合的に評価します。
テキスト 山内有信:大学教養講義 健康・スポ―ツの栄養学,三恵社(ISBN:978-4-86693-865-3)
参考文献 各種「運動生理学」「スポーツ栄養」に関するテキストや文献
主な関連科目 健康科学論,運動科学論,基礎栄養学,応用栄養学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業終了時を基本としますが,授業中であっても重要な質問に対してはその場で補足説明を行いますので積極的に質問をしてください。また,大学交付のメールアドレスを利用してもかまいせんが,その際には件名に受講生であることを明記して節度を持って利用してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) FHPS41201 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) FHPS41201 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) FHNU10201 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) FHNU10201 2023~2023 1・2・3・4 - -