授業コード 63009502 クラス 02
科目名 心理学実験Ⅱ 単位数 1
担当者 八木 彩乃 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 心理学調査実習(心理学実験Ⅱ)
授業の概要 質問紙による調査実習を通じて、研究計画、仮説検証作業、データの統計的処理、および科学的なレポートの執筆の仕方について学習する。本実習では、2つの異なるテーマについての調査を行いレポートを作成する。各実習内容は既成の質問紙を用い、先行研究の追試を行なうことが中心となる。
また、各実習レポートの作成に際しては、チェックリストに基づいて学生自身でレポートを確認することで、心理学実習レポートの書き方についての理解を深めるとともに、自身のレポートを客観的に見る目を養う。
学習の到達目標 質問紙調査法によってデータの収集を行い、データの解析手順を理解するとともに、科学的な根拠に基づいたレポートを書くことができるようになる。心理学実習レポートの書き方についてしっかり理解する。
授業計画 第1回 オリエンテーション・レポートの書き方の説明
調査研究レポートの書き方について知識を得る
第2回 質問紙調査の実施方法の説明・調査の実施(データ収集)
心理学研究における調査を実施するための心構えを学ぶ
第3回 調査①:解説
研究の理論的背景のまとめ方を学ぶ
第4回 データの分析方法についての説明(相関など)
調査研究で主に用いられる分析方法について知識を確認する
第5回 調査①:図表の作成
調査研究でよく用いられる図表の作成方法を理解する
第6回 調査①:分析・結果のまとめ
実際のデータを用いて、調査研究で主に用いられる分析手法を理解する
第7回 調査①:レポート作成および質疑応答
調査研究レポート全体の流れを掴む
第8回 調査①:ピアレビュー
レポートを客観的に評価する視点を得る
第9回 レポート執筆における基本・よくある間違いについての紹介と解説(オンデマンド)
第10回 調査②:解説
研究の理論的背景のまとめ方を学ぶ
第11回 調査②:図表の作成
調査研究でよく用いられる図表の作成方法を理解する
第12回 調査②:分析(因子について)
実際のデータを用いて、調査研究で主に用いられる分析手法を理解する
第13回 調査②:分析(仮説検証)・結果のまとめ
実際のデータを用いて、調査研究で主に用いられる分析手法を理解する
第14回 調査②:レポート作成および質疑応答
調査研究レポート全体の流れを掴む
第15回 調査②:ピアレビュー,最後のまとめ
レポートを客観的に評価する視点を得る
授業外学習の課題 ・調査の結果に基づき各授業後にレポート及び課題を作成し,提出することが求められる。
・本授業では授業時間に加え,授業時間外にレポートの各パートを随時作成してもらうため多くの授業外学習を求めることになる。このため,課外学習の目安の時間は4時間以上である。
・心理学科で実施される実験・調査に積極的に参加すること。実験・調査に参加することで,実際にどのようにして研究が行われているかを体験し,心理実験についての理解を深めて欲しい。
履修上の注意事項 ・本授業はブレンド型授業を実施する。基本的に対⾯授業で行うが、一部をMoodle上に配置した「動画の視聴」「文書の読解」「課題取り組み」から成るオンライン授業で行う。
・オンライン授業ではPC上での視聴/取り組みを前提とした教材を利用する。用意が難しい場合には事前に教員へ相談すること。インターネットにつながる標準的なPCであれば、スペックやアプリの有無は問わない。
・授業の配置スケジュールは初回のガイダンス時に提⽰する。
・時勢によりスケジュール以外の回で非対⾯授業になった場合には,Zoomを⽤いたリアルタイム双⽅向型の授業形式で実施する。その場合の授業実施⽅法の詳細は別途連絡する。

・Moodleに必ず登録すること。授業に関する通知をMoodle上で⾏うことがあるため、適宜確認すること。
・実習という授業形態上,授業への遅刻・⽋席は原則認めない。やむを得ない事情により⽋席する場合には,必ず担当教員にMoodle上のメッセージ機能を⽤いて理由を添えて連絡すること。
・実習レポートの提出は期⽇・時間厳守とする。
・公認欠席は単位認定要件には影響しない。未受講により該当回の課題提出が困難な場合は、課題〆切前までに担当教員へ相談すること。
・提出されたレポートが⼀定⽔準に満たない場合は再提出を求める。
・調査で収集したデータは各⾃の責任で管理すること。
・授業時間外における実験・調査への参加協⼒を要請することがある。実験・調査を体験することは⼼理学の学習を⾏う上で極めて有益なので積極的な参加を期待する。
成績評価の方法・基準 ・レポート評価(80%)、各回の課題への取り組み(20%)により評価する。
・次のいずれかの場合には総合点に関係なく単位は付与しない。
 -最終レポートの提出が一回でも欠けている場合
 -各回の授業への出席・課題提出をもって出席とみなし、その合計が2/3に満たない場合(公認欠席は単位認定要件には影響しない)
テキスト 資料を適宜配布する。
参考文献 適宜紹介する。
主な関連科目 心理学研究法、心理学実験Ⅰ、心理学統計法Ⅰ・Ⅲ、心理調査概論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
基本的には授業中/後に直接、あるいはMoodleのメッセージ機能/alphaメールで質問に応じる。ただし、レポートの分析や執筆について分からないことが多くある場合は授業時間外に時間を設け、直接指導することも可能なので、積極的に教員に質問することを期待している。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(専門基礎) FHPS22302 2023~2023 2・3・4 -
健康科学部心理学科(専門基礎) 61200 2024~2024 2・3・4 -