授業コード 63009100 単位数 2
科目名 最新心理学講義(不安症の実験臨床心理学) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 佐藤 友哉 配当年次 *下表参考

授業の題目 不安症の実験臨床心理学(Experimental Clinical Psychology for Anxiety)
学修の概要 実験臨床心理学とは,実験心理学の研究手法を用いて不適応や精神疾患の発生・維持メカニズムの解明,および治療技法の開発を行なうことを指す(金井,2012)。本講義は,おもに不安症に関する,実験臨床心理学の研究手法の紹介および最新知見を紹介する。また,実験臨床心理学の知見に基づいた治療技法(おもに認知行動療法)についても紹介する。
学修の到達目標 1.実験法の特徴について理解することができる。
2.実験臨床心理学の知見に基づいて,不安症の特徴を理解することができる。
3.不安症に対する介入技法(おもに認知行動療法)を理解することができる。
授業計画 第1回 オリエンテーション・実験の特徴
第2回 臨床心理学分野における実験の意義と特徴
第3回 臨床心理学分野における認知行動療法の位置づけ①:認知行動療法の基本的考え方
第4回 臨床心理学分野における認知行動療法の位置づけ②:認知行動療法の実際の進め方
第5回 不安症の特徴
第6回 古典的条件づけによる不安症の理解①:古典的条件づけの手続き
第7回 古典的条件づけによる不安症の理解②:古典的条件づけの研究動向
第8回 道具的条件づけによる不安症の理解①:道具的条件づけの手続き
第9回 道具的条件づけによる不安症の理解②:道具的条件づけの研究動向
第10回 認知理論による不安症の理解①:認知理論の歴史的経緯
第11回 認知理論による不安症の理解②:認知理論の研究動向
第12回 不安症のさまざまな認知理論
第13回 第3世代の認知行動療法①:第3世代の認知行動療法の概観
第14回 第3世代の認知行動療法②:第3世代の認知行動療法の実際の進め方
第15回 まとめ
授業外学習の課題 ・各回の事前および事後学習はそれぞれ2時間,合計4時間を要する。
・シラバスや,初回のオリエンテーションに配布される講義計画をよく読み,各回の内容について自分なりに調べてくること。
・配布資料に記載されている専門用語については復習を行うこと。
履修上の注意事項 ・本講義では,実験法や認知行動療法についてさまざまなワークをするため積極的な参加を望む。
・20分以上遅刻した場合や早退した場合には欠席扱いとする。
・公認欠席となる場合,原則,代替措置で対応する。ただし,集中講義形式の特性上,欠席時間数によっては(例えば,集中講義の全日程が欠席となる場合など),代替措置ができない場合もある。
成績評価の方法・基準 試験(60%),受講態度(40%)によって総合的に評価する。
テキスト
参考文献 三田村 仰(2017).はじめてまなぶ行動療法 金剛出版
三浦 麻子(2017).心理学ベーシック 第1巻 なるほど!心理学研究法 北大路書房
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業終了後に質問に応じる。
・コメント・ペーパーに記載された質問については,次回(翌日)の講義の冒頭に口頭で返答するか,質問の数が多い場合は紙面にて返答する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(専門基礎) FHPS23011 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -