授業コード | 63008100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 産業・組織心理学 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 井川 純一 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 産業・組織心理学 (Industrial and Organizational Psychology) |
学修の概要 | 現代の産業社会の構造は、急速な技術革新や国際化、企業組織の統合や合理化など、大きな変貌を遂げつつあり、働く人々の意識や行動、生活場面においても様々な変化が生じている。これらの変化に対応するため、本講義では、仕事への動機づけや消費行動、リーダーシップや集団意思決定などの産業・組織心理学における基本的なトピックを教授する。講義毎にミニレポートを提出させ、それに対するフィードバックを行う双方向型の講義とする。また、精神保健福祉士としての実務経験を活かして職場におけるメンタルヘルスの問題や産業カウンセリングの現状などについても説明する。 |
学修の到達目標 | 1. 産業組織分野における様々な現象を心理学的視点から考察できるようになる。 2. 仕事への動機づけについて個人・組織レベルから説明できるようになる。 3. リーダーシップやキャリア発達などの産業・組織心理学に関する基礎的な理論を説明できるようになる。 4. 消費行動と心理学との関連について説明できるようになる。 5. 労働者のメンタルヘルスの問題について自らの生活にも応用できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 産業組織心理学とはなにか |
第2回 | 仕事への動機づけ (1) 労務管理と組織的怠業 |
|
第3回 | 仕事への動機づけ (2) モチベーションを高める要因 |
|
第4回 | 人事評価制度 HRMシステムと人事評価 |
|
第5回 | 人事測定の方法 心理検査の応用 |
|
第6回 | 職場の人間関係と意思決定 集団意思決定と人間関係 |
|
第7回 | 職場集団におけるリーダーシップ (1) 古典的リーダーシップ研究 |
|
第8回 | 職場集団におけるリーダーシップ (2) リーダーシップ研究のトレンド |
|
第9回 | 職場のストレス コーピングスキルとソーシャル・サポート |
|
第10回 | 組織における協力と葛藤 (1) 組織市民行動と協同 |
|
第11回 | 組織における協力と葛藤 (2) 組織内葛藤の生起と解決 |
|
第12回 | ヒューマンエラー エラーの原因と対策 |
|
第13回 | 売り手と買い手の心理学 (1) 購買意思決定 |
|
第14回 | 売り手と買い手の心理学 (2) 感情と広告 |
|
第15回 | キャリア発達 ライフキャリアと心理学 |
授業外学習の課題 | 事前学習として、あらかじめスライドとテキストを読み予習を行う (2時間)。また授業の最後に理解の程度を知るための簡単な問題(ミニレポート)を出題し, 日常生活との接点についての考察を深める。講義内容への質問を次週に提出してもらう (事後学習2時間程度)。 |
履修上の注意事項 | 1. 講義は スライドを用いた講義形式で行う。毎回の講義後, 講義内容が日常生活とどのような関連があるかを考察し, 提出してもらう (ミニレポート)。ミニレポートの提出が12回以上ない場合には成績評価の対象としない (4回休むとアウトです)。公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 2. 講義中に調査への協力を求める場合がある。調査を体験することは心理学を学ぶ上で非常に貴重であるため是非協力してほしい。公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 3. 集中講義は8月1日ー6日 (5日間) に設定している。授業時限日程がイレギュラーとなっているため注意しておくこと。日曜にはお休み。 4. 進捗に応じて講義の一部をハイブリット型で提供する。詳しくは初回の講義で説明する。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験70%, 上記のミニレポート30%として評価する。期末試験は最終コマに行う。調査や実験等に参加した者にはボーナス点を与える場合がある。ミニレポート課題の採点にはルーブリックを使用する。 |
テキスト | 田中堅一郎 (編) 産業・組織エッセンシャルズ【第4版】 ナカニシヤ出版 修大生協。購入しなくても講義には参加可能でですが、とてもよい資料なので購入を勧める。 |
参考文献 | 講義中に紹介する。 |
主な関連科目 | 社会・集団・家族心理学、産業・組織心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
毎回提出するミニレポートを使用し, 回答は次回の講義中に行う。個別のフィードバックが必要な場合にはhige-hige@junsama.netまでメールで連絡してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | - | 2017~2017 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27206 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27206 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | FHPS25004 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理調査) | FHPS24004 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | 61300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |