授業コード 63006502 単位数 2
科目名 心理学統計法Ⅱ クラス 02
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 八木 彩乃 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 心理学統計法Ⅱ
学修の概要 本講義では、心理学の実験・調査データの処理・検定・分析に必要な知識と手法を身に着けることを目的とする。具体的には、Microsoft Excel、統計ソフトHADを使用し、記述統計(代表値、散布度、グラフの作成など)、および推測統計(相関係数、t検定、分散分析などの算出方法)を学習する。また、実際の論文の結果の見方や、論文と同じ分析を実践し、分析の手続きを学ぶ。
学修の到達目標 統計法の基本的な考え方を理解した上で,研究目的に応じてデータセットに対する適切な統計手法を選択し、その結果を適切な形式で記述できるようになる。
HADを用いて、仮説に基づいた分析方法の選択をし、検証結果を導くことができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
Excelの使い方、HADの使い方
Excelのオートフィルと関数を使うことができる。
HADを開き、データを読み込むことができる。
第2回 記述統計量の算出と結果のまとめ方
HADで要約統計量を算出し、それをTableにまとめることができる。
第3回 対応のないt検定:基礎編(算出法、結果の記述)
HADで対応のないt検定の結果を算出し、結果を解読できる。
第4回 対応のないt検定:応用編(結果としてまとめる)
HADで算出した対応のないt検定の結果をTableと文章でまとめることができる。
第5回 対応のあるt検定:基礎編(算出法、結果の記述)
HADで対応のあるt検定の結果を算出し、結果を解読できる。
第6回 対応のあるt検定:応用編(結果としてまとめる)
HADで算出した対応のあるt検定の結果をTableと文章でまとめることができる。
第7回 対応のない一要因分散分析:基礎編(算出法、結果の記述)
HADで対応のない一要因分散分析の結果を算出し、結果を解読できる。
第8回 対応のない一要因分散分析:応用編(結果としてまとめる)
HADで算出した対応のない一要因分散分析の結果をTableと文章でまとめることができる。
第9回 対応のある一要因分散分析:基礎編(算出法、結果の記述)
HADで対応のある一要因分散分析の結果を算出し、結果を解読できる。
第10回 対応のある一要因分散分析:応用編(結果としてまとめる)
HADで算出した対応のある一要因分散分析の結果をTableと文章でまとめることができる。
第11回 カイ二乗検定:基礎編(算出法、結果の記述)
HADでカイ二乗検定の結果を算出し、結果を解読できる。
第12回 カイ二乗検定:応用編(結果としてまとめる)
HADで算出したカイ二乗検定の結果をTableと文章でまとめることができる。
第13回 相関分析(算出法、結果の記述、結果としてまとめる)
HADで相関分析の結果を算出し、結果を解読できる。
また、その結果をTableと文章でまとめることができる。
第14回 総復習
これまで行ってきた分析方法を習得できていることを確認する。
どの分析方法でも結果としてまとめることができる。
第15回 これまでのまとめ
これまでの分析方法の算出と結果のまとめをレポートとして提出する。
授業外学習の課題 事前学修として、各授業のテーマについて、心理学統計法Ⅰで行った内容を復習しておくこと(30分)。
各回の講義は前回の講義内容が基礎になっているため、各回の講義内容をよく復習し,理解を確認した上で次回の講義に臨むこと。特に、前回行われた課題は、もう一度取り組むようにすること(事後学修:30分)。
毎回、その時の復習を含めた小レポートの課題を課す(授業の学修補助)。
履修上の注意事項 対面形式にて実施する。
遅刻や早退は 授業の支障になるため、時間厳守のこと。また、社会的マナーとして、授業中の私語、携帯電話の操作などは一切認めない。繰り返しの注意にも関わらず改善が見られない場合は退出を求め、欠席扱いとする。
公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。
1.公認欠席は欠席として扱う。ただし、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しない。
2.公的欠席の際の資料は、毎回Moodle上にあげるPDFファイルをダウンロードすること。
成績評価の方法・基準 期末レポート 50% + 受講態度 50%(出席15% + 小レポート35%)にて評価する。
レポートは、HADの習熟度と結果のまとめ方を評価するため、ルーブリックによる評価は適用されないことから使用しない。
テキスト 資料は適宜配布する。
参考文献 吉田寿生(著)「本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩
の統計の本」北大路書房白井 祐浩 (著)「統計嫌いのための心理統計の本:統計のキホンと統計手法の選び方」創元社
小宮あすか・布井雅人 (2018). Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける 講談社
主な関連科目 心理学研究法、心理調査概論、心理学統計法Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ、心理学実験、心理学調査実習、心理学特殊実習、演習、心理学基礎演習、卒業論文
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業時間内に机間巡回するため、積極的に呼び止めて質問すること。授業開始前・終了後にも、出来る限り質問に応じる。
試験等に対するフィードバックは、授業内およびMoodleにて行う予定である。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(専門基礎) FHPS13305 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(専門基礎) FHPS12303 2023~2023 2・3・4 - - - -
健康科学部心理学科(専門基礎) 61200 2024~2024 2・3・4 - - - -