授業コード | 63006501 | 単位数 | 2 |
科目名 | 心理学統計法Ⅱ | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 横田 晋大 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 心理学統計法Ⅱ |
学修の概要 | 本講義では、心理学の実験・調査データの処理・検定・分析に必要な知識と手法を身に着けることを目的とする。具体的には、Microsoft Excel、統計ソフトHADを使用し、記述統計(代表値、散布度、グラフの作成など)、および推測統計(相関係数、t検定、分散分析などの算出方法)を学習する。また、実際の論文の結果の見方や、論文と同じ分析を実践し、分析の手続きを学ぶ。 |
学修の到達目標 | 統計法の基本的な考え方を理解した上で,研究目的に応じてデータセットに対する適切な統計手法を選択し、その結果を適切な形式で記述できるようになる。 HADを用いて、仮説に基づいた分析方法の選択をし、検証結果を導くことができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス Excelの使い方、HADの使い方 Excelのオートフィルと関数を使うことができる。 HADを開き、データを読み込むことができる。 |
第2回 | 記述統計量の算出と結果のまとめ方 HADで要約統計量を算出し、それをTableにまとめることができる。 |
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第3回 | 対応のないt検定:基礎編(算出法、結果の記述) HADで対応のないt検定の結果を算出し、結果を解読できる。 |
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第4回 | 対応のないt検定:応用編(結果としてまとめる) HADで算出した対応のないt検定の結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第5回 | 対応のあるt検定:基礎編(算出法、結果の記述) HADで対応のあるt検定の結果を算出し、結果を解読できる。 |
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第6回 | 対応のあるt検定:応用編(結果としてまとめる) HADで算出した対応のあるt検定の結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第7回 | 対応のない一要因分散分析:基礎編(算出法、結果の記述) HADで対応のない一要因分散分析の結果を算出し、結果を解読できる。 |
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第8回 | 対応のない一要因分散分析:応用編(結果としてまとめる) HADで算出した対応のない一要因分散分析の結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第9回 | 対応のある一要因分散分析:基礎編(算出法、結果の記述) HADで対応のある一要因分散分析の結果を算出し、結果を解読できる。 |
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第10回 | 対応のある一要因分散分析:応用編(結果としてまとめる) HADで算出した対応のある一要因分散分析の結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第11回 | カイ二乗検定:基礎編(算出法、結果の記述) HADでカイ二乗検定の結果を算出し、結果を解読できる。 |
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第12回 | カイ二乗検定:応用編(結果としてまとめる) HADで算出したカイ二乗検定の結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第13回 | 相関分析(算出法、結果の記述、結果としてまとめる) HADで相関分析の結果を算出し、結果を解読できる。 また、その結果をTableと文章でまとめることができる。 |
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第14回 | 総復習 これまで行ってきた分析方法を習得できていることを確認する。 どの分析方法でも結果としてまとめることができる。 |
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第15回 | これまでのまとめ これまでの分析方法の算出と結果のまとめをレポートとして提出する。 |
授業外学習の課題 | 事前学修として、各授業のテーマについて、心理学統計法Ⅰで行った内容を復習しておくこと(30分)。 各回の講義は前回の講義内容が基礎になっているため、各回の講義内容をよく復習し,理解を確認した上で次回の講義に臨むこと。特に、前回行われた課題は、もう一度取り組むようにすること(事後学修:30分)。 毎回、その時の復習を含めた小レポートの課題を課す(授業の学修補助)。 |
履修上の注意事項 | 対面形式にて実施する。 遅刻や早退は 授業の支障になるため、時間厳守のこと。また、社会的マナーとして、授業中の私語、携帯電話の操作などは一切認めない。繰り返しの注意にも関わらず改善が見られない場合は退出を求め、欠席扱いとする。 公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。 1.公認欠席は欠席として扱う。ただし、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しない。 2.公的欠席の際の資料は、毎回Moodle上にあげるPDFファイルをダウンロードすること。 |
成績評価の方法・基準 | 期末レポート 50% + 受講態度 50%(出席15% + 小レポート35%)にて評価する。 レポートは、HADの習熟度と結果のまとめ方を評価するため、ルーブリックによる評価は適用されないことから使用しない。 |
テキスト | 資料は適宜配布する。 |
参考文献 | 吉田寿生(著)「本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩 の統計の本」北大路書房白井 祐浩 (著)「統計嫌いのための心理統計の本:統計のキホンと統計手法の選び方」創元社 小宮あすか・布井雅人 (2018). Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける 講談社 |
主な関連科目 | 心理学研究法、心理調査概論、心理学統計法Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ、心理学実験、心理学調査実習、心理学特殊実習、演習、心理学基礎演習、卒業論文 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業時間内に机間巡回するため、積極的に呼び止めて質問すること。授業開始前・終了後にも、出来る限り質問に応じる。 試験等に対するフィードバックは、授業内およびMoodleにて行う予定である。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(専門基礎) | FHPS13305 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門基礎) | FHPS12303 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門基礎) | 61200 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |