授業コード | 63005901 | 単位数 | 2 |
科目名 | 演習Ⅲ | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 志和 資朗 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 「実証科学としての臨床心理学的研究Ⅰ」 Seminar of clinical psychology based on evidence based sciences I |
学修の概要 | 実証科学としての臨床心理学をベースに各自の行動理論を明確にし、その理論が実地臨床(あるいは将来の職業)においてどのように応用できるかについて討議します。そのために、各自のテーマに沿った資料・文献を収集、整理し、研究計画を発表してもらいます。本演習では、的確な情報収集と客観的な分析、そして実証科学としての心理学をベースとした研究計画の立案と実践が求められます。 本演習では、進路(就職・進学)や適性に合わせて各自の能力や可能性を最大限に引き出したいと考えています。また、演習活動ならびに地域援助活動などをとおして、勇気づけを中心にした適切かつ実践的なコミュニケーション能力を養ってもらいます。 【実務経験内容:法務省少年鑑別所で鑑別技官として非行少年の鑑別業務等の非行臨床、市立総合病院精神科で心理療法士として心理療法等の病院臨床、大学でカウンセラーとして学生相談等の心理臨床】 |
学修の到達目標 | ・自己受容、相互信頼、相互尊敬、貢献感をベースに建設的な対人関係のあり方を学び実践すること。 ・討論において、聴き手、話し手、オブザーバーの役割を果たせるようになること。 ・心理学検定1級(特1級)に合格すること。 |
授業計画 | 第1回 | 演習IIIの講義概要と予定について 研究テーマの設定(リサーチクエスチョン) |
第2回 | 心理学を使う:行動理論の明確化 実験的アプローチについて説明できる |
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第3回 | 心理学を使う:行動理論の明確化 調査研究について説明できるようになる |
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第4回 | 情報の集約:資料・文献の収集、整理 収集したデータの集約とデータベースが作成できるようになる |
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第5回 | 情報の集約:資料・文献の収集、整理 データベースに基づいてデータ処理ができるようになる |
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第6回 | 研究倫理とインフォームドコンセント 実験や調査の目的、倫理を検討して実験参加者に説明できるようになる |
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第7回 | 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ) 発表者、座長、指定討論者としての役割をとおして自分にできることを実践する (Aグループ:発表、Bグループ:議長、Cグループ:指定討論、Dグループ:質問者) |
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第8回 | 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ) 発表者、座長、指定討論者としての役割をとおして自分にできることを実践する (Bグループ:発表、Cグループ:議長、Dグループ:指定討論、Aグループ:質問者) |
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第9回 | 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ) 発表者、座長、指定討論者としての役割をとおして自分にできることを実践する (Cグループ:発表、Dグループ:議長、Aグループ:指定討論、Bグループ:質問者) |
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第10回 | 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ) 発表者、座長、指定討論者としての役割をとおして自分にできることを実践する (Dグループ:発表、Aグループ:議長、Bグループ:指定討論、Cグループ:質問者) |
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第11回 | 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ)(全グループ) 発表者、座長、指定討論者としての役割をとおして自分にできることを実践する |
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第12回 | 地域援助活動をとおして学べること | |
第13回 | 共同体感覚について 自他ともに信頼することについて説明できる |
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第14回 | 行動科学としての臨床心理学 行動の「目的」からみた人間行動を説明できる |
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第15回 | アドラー心理学講座: 勇気づけとは何か述べられるようになる |
授業外学習の課題 | 3年次までに学んだ心理学の理論を用いて実践的な活動を行ってください。 第7-11回 研究計画の発表と集団討論(ロールプレイ)では、他人の話を聞く、適切な自己主張の練習を行います。それぞれ、自分の役割をどのように演じるのか練習しておいてください。 授業時間外での学修時間の目安は、課題の遂行を含め、事前学修(2時間程度)、事後学修(2時間程度)。 |
履修上の注意事項 | 基本的に対面で授業を行います。やむを得ず欠席する場合は、事前に必ず連絡をください(事後でも必ず連絡をしてください)。 公認欠席制度の配慮内容は以下のとおりです ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないように配慮します。 ・公認欠席時の資料は別途配付します。課題が出た場合は別途指示します。 ・プレゼンテーション時に公認欠席となる場合、個別に対応します。 課題レポートやレジュメは、心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」に準拠して作成してください。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 課題レポートの内容(20%)、発表の際のレジュメの内容、発表の仕方、座長等のロールの果たし方(50%)、日頃の授業への取り組み(30%)で評価します。 |
テキスト | 適宜必要な資料を紹介あるいは資料を配付します。 |
参考文献 | 心理学研究「執筆・投稿の手びき(2022年版)」https://psych.or.jp/manual/ 日本心理学会 認定心理士資格認定委員会(編)(2015). 認定心理士資格準拠 実験・実習で学ぶ心理学の基礎 金子書房 |
主な関連科目 | 「臨床心理学概論」「心理学応用実習I」「心理学応用実習II」「演習Ⅰ」「演習Ⅱ」「卒業論文」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中に随時質問タイムを設けます。 授業時間外においてはメールやE-Learningシステム(Shudo Moodle)でも随時受けつけます。 小レポート等に記載された質問や意見、教員からの所感については次回授業時にフィードバックします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(専門発展) | FHPS37305 | 2018~2022 | 4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門発展) | FHPS35305 | 2023~2023 | 4 | - | ○ | - | ○ | ○ |
健康科学部心理学科(専門発展) | 61400 | 2024~2024 | 4 | - | ○ | - | ○ | ○ |