授業コード | 63005000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 乳幼児心理学 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 鈴木 亜由美 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 乳幼児の発達と子育ての心理学 |
学修の概要 | 本講義では,生涯発達の中でも特に乳幼児期に焦点を当て,人が「育つこと」や人を「育てること」をめぐる諸問題について心理学的に考察する。前半は発達を規定する諸要因について説明し,後半は家庭環境と子の発達をめぐる現代的問題をとりあげる。視覚イメージによって理解を深めるために,適宜視聴覚教材を使用する。 |
学修の到達目標 | ①人が「育つこと」や人を「育てること」について科学的に説明できる。 ②人の生涯発達における乳幼児期の重要性を理解する。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス,現代の出生・子育て事情と子育てへの心理学的視点 出生・子育てをとりまく現状や問題を理解し,その心理学的解決方法を考えられるようになる |
第2回 | 発達の生物学的基盤①:子の要因 人はなぜ子を育てるのかという問いに関わる子側の要因をいくつかあげられるようになる |
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第3回 | 発達の生物学的基盤②:親の要因 人はなぜ子を育てるのかという問いに関わる親側の要因をいくつかあげられるようになる |
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第4回 | 発達における遺伝と環境①:知能・才能や行動特性の個人差 発達に遺伝・環境要因が及ぼす要因に関する知能・才能や行動特性についての知識を得る |
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第5回 | 発達における遺伝と環境②:行動遺伝学 行動遺伝学の研究方法やそこで得られている知見についての知識を得る |
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第6回 | 発達と文化①:世界の子育て 日本の子育て文化やそれに伴う発達的影響を諸外国との比較から説明できるようになる |
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第7回 | 発達と文化②:子育てにおける時代性 現代の子育て文化やそれに伴う発達的影響を以前との比較から説明できるようになる |
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第8回 | 前半のまとめテスト(オンデマンド) 前半の講義の概要や重要な用語の意味を簡単に説明できるようになる |
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第9回 | 家庭環境と子の発達①:母親の就労スタイルと子育て 母親の就労スタイルが子の発達に及ぼす影響について心理学視点から説明できるようになる |
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第10回 | 家庭環境と子の発達②:父親の子育て 日本における父親の育児関与の現状と子の発達に及ぼす影響について説明できるようになる |
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第11回 | 家庭環境と子の発達③:夫婦関係 夫婦関係が子の発達に及ぼす影響に関する心理学的研究の例をあげられるようになる |
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第12回 | 現代の子育て事情①:家庭の経済力 家庭の経済力が子の発達に及ぼす影響に関する心理学的研究の例をあげられるようになる |
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第13回 | 現代の子育て事情②:早期教育 早期教育の現状と子の発達に及ぼす影響について説明できるようになる |
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第14回 | 現代の子育て事情③:現代メディアと発達 現在メディアとの関わりが子の発達に及ぼす影響について説明できるようになる |
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第15回 | 後半のまとめテスト(オンデマンド) 後半の講義の概要や重要な用語の意味を簡単に説明できるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学習(2時間程度):事前配布資料を読み,わからない用語の意味を調べておく。 事後学習(2時間程度):配布資料を見直し,Moodleで確認問題を解き直す。 |
履修上の注意事項 | ・ブレンド型授業を実施する(Moodleによるオンデマンド) ・私語厳禁。他の履修者の迷惑になる行為がある場合には退室を求める。 ・毎回授業内課題として,授業のテーマに関する記述と授業内容の確認問題を行う。 ・オンデマンド授業では,前半・後半のまとめテストを行う。 ・資料は授業時に配布する他,毎回Moodleにも掲載する。 ・期末試験を実施する。 〔公認欠席への対応〕 ・公認欠席の場合には,授業内課題を事後に提出することができる。 |
成績評価の方法・基準 | 期末テスト(70%),オンデマンドのまとめテスト(15%),授業内課題(15%)で評価する。 |
テキスト | 使用しない。資料を配布する。 |
参考文献 | 授業内で適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 発達心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・Moodleに質問を記入する箇所を設け,授業内課題を提出する際に記入するように呼びかける。授業の前後にも質問に応じる。質問へのフィードバックは次の講義冒頭で行う。 ・テスト,提出課題へのフィードバックは全体に対しては授業内で,個別の得点はMoodleで実施する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27208 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27208 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | FHPS26003 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理調査) | FHPS24006 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | 61300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |