授業コード | 63003700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 集団力学 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 横田 晋大 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 集団と意思決定の心理学 |
学修の概要 | 集団力学(グループダイナミックス)とは、集団の特性や集団のメンバーの行動特性を規定している原理を科学的に研究する分野である。本講義では、社会心理学分野における集団の基礎的な内容に加え、パニック、群衆心理、テロリズムなど集団場面における人間の行動傾向などについて学ぶ。 |
学修の到達目標 | 人間が社会を作り、その社会が人間に影響を与えるという循環構造 (マイクロ・マクロ・ダイナミックス) を理解すること。また、グループダイナミクスに関わる基本的な用語を理解し、集団内の様々な現象を心理学的視点から考察できるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | 第1回 ガイダンス・集団とはなにか?(集団の概念と定義) 集団になることの長所と短所を説明することができる。 |
第2回 | 第2回 集団にかかわる認知(ステレオタイプ) ステレオタイプがパフォーマンスに与える影響を説明することができる。 |
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第3回 | 第3回 集団を成り立たせる(集団規範) 集団規範の成り立ちを説明することができる。 |
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第4回 | 第4回 集団の意向を決める(同調) 同調が与えるポジティブ/ネガティブな影響を説明することができる。 |
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第5回 | 第5回 数の力(多数派と少数派・いじめ) 多数派・少数派でいることの心理およびいじめの仕組みを説明することができる。 |
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第6回 | 第6回 集団で決める(集団意思決定) 集団意思決定で重要となる要因を説明することができる。 |
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第7回 | 第7回 理想的なリーダーとは何か(リーダーシップ) リーダーシップの各タイプについて説明することができる。 |
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第8回 | 第8回 協力し合う(集団内の協力と葛藤) 集団の生産性に影響を与える要因を説明することができる。 |
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第9回 | 第9回 集団の対立その1(差別・偏見) 差別・偏見を説明する理論を説明することができる。 |
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第10回 | 第10回 集団の対立その2(社会心理学的視点) 社会的アイデンティティ理論と互恵性の期待理論を説明することができる。 |
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第11回 | 第11回 集団の対立その3(進化心理学的視点) 進化シミュレーションを説明することができる。 |
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第12回 | 第12回 文化の成り立ちその1(文化心理学) 文化差を説明する理論を説明することができる。 |
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第13回 | 第13回 文化の成り立ちその2(社会ニッチ構築理論) 社会ニッチ構築理論を説明することができる。 |
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第14回 | 第14回 社会と心(グループダイナミクス) マイクロ・マクロダイナミクスを説明することができる。 |
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第15回 | 第15回 まとめ これまでの各トピックに関する課題についてのレポートを執筆・提出する。 |
授業外学習の課題 | 事前学修として、各回のテーマに関する文献や関連する社会現象を各自で可能な限り調べておくこと(2時間程度)。 事後学修として、毎回の授業の後に、ノートや資料で復習し、授業中に分からなかった、知らなかった言葉を調べておくこと。また、授業で紹介された文献を調べて読んでみること(2時間程度)。 |
履修上の注意事項 | 対面にて授業を実施する。 遅刻や早退は、授業の支障になるため、時間厳守のこと。また、社会的マナーとして、授業中の私語、携帯電話の操作などは一切認めない。繰り返しの注意にもかかわらず改善が見られない場合は退出を求め、欠席扱いとする。 公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。 1.公認欠席は欠席として扱う。ただし、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しない。 2.公的欠席の際の資料は、毎回Moodle上にあげるPDFファイルをダウンロードすること。 |
成績評価の方法・基準 | 期末レポート70%、受講態度 (出席15% + リアクションペーパー15%) を30%として総合的に評価する。レポートは、HADの習熟度と結果のまとめ方を評価するため、ルーブリックによる評価は適用されないことから使用しない。 |
テキスト | 適宜、授業中に資料を配布する。 |
参考文献 | |
主な関連科目 | 社会・集団・家族心理学、産業・組織心理学、社会心理学、応用心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問や要望がある学生は、講義最後のリアクションペーパーに記入すること。質問に対しては、次の講義の最初に可能な限り回答する。直接質問したいことがある学生は、講義終了後に受け付ける。 また、授業外での質問への対応はメールにて対応する。対面での質問を希望する場合には、メールまたは口頭にて問い合わせること。 kyokota@shudo-u.ac.jp |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27107 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27107 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | FHPS25001 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門基礎) | FHPS22307 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門基礎) | 61200 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |