授業コード | 62000400 | 単位数 | 2 |
科目名 | カウンセリング心理学 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 福田 友美 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | カウンセリング心理学 |
学修の概要 | ・この授業では、栄養カウンセリングを修得する入り口として、心理学の理論や技法を学び、カウンセリングの仕事について具体的なイメージがもてるようになることをめざす。 ・支援の現場でクライアントを理解し、心に届く支援ができるようになるためには、主体的な技術の学びが必要である。そのためこの授業では、ロールプレイやシミュレーション事例を用いて体験しながら考えたり、意見交換をしながら多角的に理解を深めるといったアクティブな学習プロセスを特に重視している。 ・また、管理栄養士は自身の健康管理も重要なので、心理学の理論・技法を自分の体験にひきつけて考え、メンタルヘルスの向上に役立てていただきたい。 |
学修の到達目標 | 1)カウンセリングの基本的な姿勢、倫理が説明できる。 2)基本的な応答技法の特性を理解し、使い分けることができる。 3)カウンセリングで行う仕事の基本的な流れが理解できる。 4)行動変容の準備性の観点から、事例をアセスメントできる。 5)行動変容に関する理論や技法について理解し、具体的な対応と結びつけることができる。 |
授業計画 | 第1回 | カウンセリングの基本姿勢1 クライアントの体験 クライアント目線からカウンセリングを考える |
第2回 | カウンセリングの基本姿勢2 カウンセラーの基本姿勢 カウンセリングやカウンセラーの役割について理解する |
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第3回 | 応答技法の基礎1 感情の反映 感情の反映(共感)の特徴を知り、使えるようになる |
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第4回 | 応答技法の基礎2 開かれた質問/閉ざされた質問 開かれた質問と閉ざされた質問の特徴を知り、使えるようになる |
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第5回 | 応答技法の基礎3 いいかえ いいかえ(明確化)の特徴を知り、使えるようになる |
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第6回 | 応答技法の基礎4 要約 要約の特徴を知り、使えるようになる |
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第7回 | 応答技法の基礎5 助言・積極技法 助言と積極技法の特徴を知り、使えるようになる |
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第8回 | 行動変容の技法1 行動変容の準備性のアセスメント トランスセオレティカルモデルを理解し、それに基づいた支援の選び方を学ぶ |
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第9回 | 行動変容の技法2 準備性が低い人の動機づけを高める支援1 動機づけに関する理論 ヘルスビリーフモデル、意思決定バランス、計画的行動理論、社会的学習理論を理解する |
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第10回 | 行動変容の技法3 準備性が低い人の動機づけを高める支援2 動機づけ面接 動機づけ面接の特徴と基本的な技法を学ぶ |
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第11回 | 行動変容の技法4 準備性が低い人の考え方に働きかける支援 リソース、リフレーミング、コーチング、認知行動療法について理解する |
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第12回 | 行動変容の技法5 ストレスへの対処行動を変えていく支援 ストレスマネジメントの基本を理解し、支援と自己管理の方法を学ぶ |
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第13回 | 行動変容の技法6 行動を現実的に変えていく支援 オペラント条件づけの枠組みを理解し、行動分析と目標設定ができるようになる |
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第14回 | 行動変容の技法7 シミュレーション事例を用いたアセスメントと支援の理解 刺激統制、行動置換、オペラント強化を理解し、アセスメントと支援計画の練習をする |
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第15回 | 授業全体のまとめ グループアプローチの基本を知る。事例の中で、これまで学んだ支援法の理解を確認する。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):前回の課題のフィードバックを読み、理解が足りない面があれば、授業資料を読み直したり、自分で調べる。 事後学修(2時間程度):授業資料を読み直し、自分の体験とつなげながら理解する。課題に取り組み、Moodleに入力する。 |
履修上の注意事項 | *実技練習や体験に重きを置いているため、なるべく欠席をしないよう心がけてください。 *授業中にMoodleを利用するため、接続できるモバイル機器(スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンのどれか)を持参してください。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ・福田(tsarashi@alpha.shudo-u.ac.jp)に必ず連絡をください。期日までに資料を読み、Moodleで課題を提出すれば、出席者と同じ基準で評価します。 *心理学科の学生も履修可能ですが、管理栄養士向けの話が多いため、可能であれば心理学科の同名授業を履修されることをお勧めします。 |
成績評価の方法・基準 | ・受講態度(40%)、課題や小テスト(30%)、期末試験(30%)によって総合的に評価する。 |
テキスト | ・市販のテキストは用いない。毎回資料を配布する。 |
参考文献 | 『マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ』 福原 眞知子 (監修) 風間書房 2007年 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業最後の提出シートにて質問・相談を受け、次回授業で全体にフィードバックする。 ・授業に関する内容であれば、メールでの質問も受けつける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) | FHPS21102 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) | 61200 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) | FHNU10103 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) | 62200 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |