授業コード 50028900 単位数 1
科目名 フィールド特殊実習(野生動物管理学実習) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 奥田 圭 配当年次 *下表参考

授業の題目 野生動物管理学実習 Wildlife Management: Field and Laboratory Exercises
学修の概要 近年,野生動物による農作物被害等,諸問題が各地で深刻化している.このような問題の解決を図る上では,野生動物の生態を把握することが不可欠である.

本プロジェクトでは,野生動物,特に小・中型哺乳類の生態を把握する上での基本的なフィールド調査法および試料採取法を習得してもらうとともに,これらの調査から得られたデータの解析手法を学ぶ.

具体的には,小・中型哺乳類(ノネズミ類,タヌキ,アナグマ,イノシシ等)の生体捕獲手法,麻酔・保定法,採血手法,安楽死手法,行動圏調査手法,解剖手法,生息密度調査手法等を実際に経験してもらう.
学修の到達目標 ・野生動物研究の倫理を理解し,概説できるようになる
・基本的な野生動物の生態調査手法を習得し,実践できるようになる
・フィールド調査データの解析手法を習得し,汎用できるようになる
授業計画 第1回 9月26日(木)5限 ガイダンス:本プロジェクトの概要の説明
第2回 12月25日(水)3限 野生動物研究の倫理,関連法の解説
第3回 12月25日(水)4限 フィールド調査手法の解説①:カメラトラップ法・野生動物の捕獲法
第4回 12月25日(水)5限 フィールド調査手法の解説②:糞・足跡の同定
第5回 12月26日(木)1限 フィールド調査準備①:中型哺乳類の捕獲準備
第6回 12月26日(木)2限 フィールド調査準備②:カメラトラップの設置
第7回 12月26日(木)3限 フィールド調査①:小型哺乳類の捕獲準備
第8回 12月26日(木)4限 フィールド調査②:小型哺乳類の罠設置
第9回 12月27日(金)1限 フィールド調査③:中型哺乳類の胃内容分析
第10回 12月27日(金)2限 フィールド調査④:小・中型哺乳類の罠回収
第11回 12月27日(金)3限 フィールド調査⑤:小・中型哺乳類の外部計測
第12回 12月27日(金)4限 フィールド調査⑥:カメラトラップの回収
第13回 12月28日(土)1限 フィールド調査データの整理:カメラトラップデータの整理
第14回 12月28日(土)2限 フィールド調査データの解析:カメラトラップデータの分析
第15回 1月9日(木)5限 まとめ
授業外学習の課題 参考文献として挙げているもにについて,講読をすすめること.
各回の調査・分析から得られたデータからどのようなことがわかったのか,文章にまとめること(1時間程度).
履修上の注意事項 12/25から12/28にかけてのフィールド調査は合宿形式で実施する.宿泊費・食費は各自負担とする(6000円程度の予定).また,動物の捕獲・解剖等を行うことから,受講希望者は教員と面談の上,履修を検討すること.
公認欠席は単位認定要件には影響しないように配慮する.
成績評価の方法・基準 【期末試験】:無
プロジェクトへの取り組み姿勢(100%)によって評価する.
テキスト 使用しない.
参考文献 關義和ほか『野生動物管理のためのフィールド調査法』(2015) 京都大学学術出版会.
羽山伸一ほか『野生動物管理―理論と技術―』(2016)文永堂出版.
主な関連科目 自然観察方法論,野生動物管理学,生物調査実習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メール(kokuda@alpha.shudo-u.ac.jp),電話(内線4365)等,随時受け付ける.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16173 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16173 2023~2023 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) 51300 2024~2024 1・2・3・4