授業コード 50028800 クラス
科目名 フィールド特殊講義(フィールドサイエンス:生物学の最前線) 単位数 2
担当者 鈴木 智也 他 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 フィールドサイエンス:生物学の最前線
授業の概要 本講義は5名の教員がオムニバス形式で実施します。はじめに現在のフィールド(野外)調査・研究の基盤となっている生物学の歴史を概説し、次にフィールド調査を基軸とした進化・生態学、生態・管理学、分子系統・集団遺伝学、分類学分野の研究について、フィールドでの調査方法や取得したデータの解析方法、得られた知見を論文として公表するまでの流れ等を解説していきます。フィールド調査・研究の解説については、各分野を専門とする教員がそれぞれの研究内容を紹介する形で行います。
学習の到達目標 1. 生物学の歴史を学び、科学研究の基本的な考え方を身につける
2. 様々な野生動物の調査方法とデータ解析について理解できるようになる
3. 自然・環境の重要性を認識できるようになる
授業計画 第1回 7月31日(水)2限:講義ガイダンス:生物学におけるフィールド調査・研究
第2回 7月31日(水)3限:生物学史(1):博物学・分類学から進化論へ
第3回 7月31日(水)4限:生物学史(2):遺伝学の形成と生態論の登場
第4回 8月1日(木)2限:進化・生態学的研究(1):トカゲ類の研究事例
第5回 8月1日(木)3限:進化・生態学的研究(2):アライグマによる両棲類への影響
第6回 8月1日(木)4限:進化・生態学的研究(3):イノシシによる爬虫類への影響
第7回 8月2日(金)2限:生態・管理学的研究(1):シカの研究事例
第8回 8月2日(金)3限:生態・管理学的研究(2):イノシシの研究事例
第9回 8月2日(金)4限:生態・管理学的研究(3):人口減少社会における野生動物管理
第10回 8月7日(水)2限:分子系統・集団遺伝学的研究(1):コオイムシ類の研究事例
第11回 8月7日(水)3限:分子系統・集団遺伝学的研究(2):ニシキイシノミの研究事例
第12回 8月7日(水)4限:分子系統・集団遺伝学的研究(3):ゲンジボタルの研究事例
第13回 8月8日(木)2限:分類学的研究(1):海洋から新種を発見する
第14回 8月8日(木)3限:分類学的研究(2):海洋のフィールド調査について
第15回 8月8日(木)4限:分類学的研究(3):水生生物のフィールド調査について
授業外学習の課題 配付資料がある場合は、資料を参照しながら各講義の前後に1時間ほどの予習・復習をすることを勧めます。
履修上の注意事項 随時課題を設定するので、確実に実施するようにしてください。公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 本講義は、5名の教員がそれぞれ担当する講義内で理解度を確認する小テスト等を実施します。全ての講義が終了した後に、各教員の評価を総合して最終的な成績評価とします。評価基準についてはルーブリック情報を参照してください。
テキスト 使用しません。
参考文献 講義中に適宜紹介します。
主な関連科目 科学史・生態学・生物学・自然観察方法論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付けています。受けた質問については、講義内やメールなどで随時解説するようにします。

■ルーブリック情報
  5 4 3 2 1
課題との関連 課題との関連が極めて明確であり、非の打ち所がない 課題に対して的確かつ網羅的に答えている 課題に対して一通り答えている 課題に対する答えが不十分である 課題と関係のない答えをしている
論理性 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない 結論に至るまで論理的に一貫している 論理的に整ってはいるものの、改善できる 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧である 全体として論理的に破綻している

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16151 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16151 2023~2023 1・2・3・4 - - -
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) 51300 2024~2024 1・2・3・4 - - -