授業コード 50028100 単位数 1
科目名 生物観察の基礎a クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 鈴木 智也 配当年次 *下表参考

授業の題目 生物観察の基礎a Fundamental training for biological observation a
学修の概要 種多様性の観点からみると、昆虫は地球上で最も繁栄したグループと言えます。また、様々な環境に適応した昆虫類は、自然環境評価の指標にもなっています。そこで本講義では、昆虫を含む節足動物がどのような分類体系になっているのかを解説し、様々な種群毎の採集・観察方法を実際に体験しながら学んでもらいます。さらに、自分自身が興味をもった昆虫の分類群について文献などで調べて、その内容をパワーポイントを使って発表してもらいます。
学修の到達目標 1. 様々な種群の昆虫における調査手法を習得する
2. 調査で得られたデータについて適切な専門用語を使用して説明できるようになる
3. 科学的なデータをわかりやすくプレゼンテーションすることができるようになる
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 節足動物の多様性
第3回 昆虫の分類体系 1 (不完全変態類)
第4回 昆虫の分類体系 2 (完全変態類)
第5回 昆虫の体制と種同定
第6回 ツルグレン装置による土壌動物の採集
第7回 採集した土壌動物の観察とソーティング
第8回 ビーティングによる陸上昆虫の採集
第9回 スウィーピングによる陸上昆虫の採集
第10回 タモ網による水生昆虫の採集
第11回 発表スライド作成に向けた文献調査
第12回 発表スライドの作成
第13回 調べた分類群についてのプレゼンテーション (前半組)
第14回 調べた分類群についてのプレゼンテーション (後半組)
第15回 講義内容のまとめ
授業外学習の課題 講義スライドを配布するので、参考文献も参照しながら各講義の前後に1時間ほどの予習・復習をすることを勧めます。
履修上の注意事項 野外での採集を実施することがあるので、天候によって講義内容をスライド・変更する場合があります。また、本講義では個人でプレゼンテーションを作成するので、自身のパソコンを所持していることが望ましいです。公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 授業時に提示する課題への取り組み(50%)とプレゼンテーション(50%)により評価します。評価基準についてはルーブリック情報を参照してください。
テキスト 使用しません。講義スライドを資料として配付します。
参考文献 日本産土壌動物 第二版: 分類のための図解検索 (2015年/青木淳一/編著、東海大学出版部)
日本産水生昆虫 第二版: 科・属・種への検索 (2018年/川合 禎次・谷田 一三/共編、東海大学出版部)
ネイチャーガイド 日本の水生昆虫 (2020年/中島淳・林成多・石田和男・北野忠・吉富博之/著、文一総合出版)
昆虫 新版|学研の図鑑LIVE (2022年/丸山宗利・長島聖大・中峰空/監修、学研)
主な関連科目 生態学,保全生物学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付けています。また、メールでの質問も随時対応するようにします。

■ルーブリック情報
  5 4 3 2 1
課題への取り組み 課題への取り組み・成果が極めて優秀であり、非の打ち所がない 課題に対して的確かつ網羅的に取り組んでいる 課題に対して一通り取り組んでいる 課題に対する取り組みが不十分である 課題を全く取り組んでいない
プレゼンテーション 全体が論理的で、最初から終わりまで良く順序立てられていた 全体を通じて破綻なく、論理的な構成である 一部、論理が破綻している部分もあったが、おおむね論理的だった 全体の論理が不透明であり、論理的であるとはいえない 全体の論理が完全に破綻している

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16105 2023~2023 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) 51300 2024~2024 1・2・3・4