授業コード | 50027500 | 単位数 | 2 |
科目名 | 野生動物管理学 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 奥田 圭 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 野生動物管理学(Wildlife Management) |
学修の概要 | 近年,日本では野生動物の個体数増加・分布回復に伴い,農作物被害や人身被害等が顕在化している.野生動物管理学は,このような野生動物と人間社会間に生じている軋轢を解消するため,野生動物を資源とみなし,人間の目的のために「野生動物-生息地-人間」の3つの要素からなる相互関係の構造と動態を理解し,そのよりよい関係を作り上げるための実践と施策に関する技術と科学である. 本講義では,なぜ日本において野生動物の個体数増加・分布回復が生じているのか,その背景を学ぶとともに,野生動物,特に大型哺乳類の生態を理解し,人口減少社会を迎える日本において,今後,彼らをどのように効率的・効果的に管理していけば良いのか検討していく. |
学修の到達目標 | なぜ日本において野生動物の個体数増加・分布回復が生じているのか,その背景を理解するとともに,野生動物,特に大型哺乳類の生態を理解し,人口減少社会を迎える日本において,今後,彼らをどのように効率的・効果的に管理していけば良いのか,自らで考案ができるようになる. |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:本講義の概要の説明 |
第2回 | 日本における大型哺乳類の分布の変遷 | |
第3回 | 野生動物管理の基層 | |
第4回 | 野生動物の科学的管理とそのシステム | |
第5回 | 野生動物管理に関わる法律(オンデマンド) | |
第6回 | ニホンジカの生態 | |
第7回 | ニホンジカによる生態系への影響 | |
第8回 | ニホンジカの管理 | |
第9回 | 海外におけるシカ類の管理の事例(オンデマンド) | |
第10回 | イノシシの生態 | |
第11回 | イノシシによる生態系への影響 | |
第12回 | イノシシの管理 | |
第13回 | クマ類の生態と管理 | |
第14回 | 中型哺乳類の生態と管理 | |
第15回 | 人口減少社会における野生動物管理 |
授業外学習の課題 | 参考文献として紹介する書籍について,講読をすすめること. 授業外において野生動物の生態・管理に関する情報を収集し,概略をまとめる(1時間程度). |
履修上の注意事項 | ブレンド型授業を実施する. オンデマンド授業回(第5・9回目)はGoogle Classroom上に授業動画または課題をアップロードする(クラスコードはMoodle上で公開する). 随時,課題を設定するので,確実に実施すること. 公認欠席は単位認定要件には影響しないように配慮する. ※この科目を履修するためには「里地里山学」が履修前提科目となっているので予め履修しておくこと. |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】:無 受講態度および課題提出(70%),期末レポート(30%)で評価する. ※希望者には課題および期末レポートの採点結果(本人のみ)を開示する. |
テキスト | 使用しない. |
参考文献 | 適宜紹介する. |
主な関連科目 | 自然観察方法論,里地里山学,生物調査実習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後およびメール(kokuda@alpha.shudo-u.ac.jp)にて随時受け付ける. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(発展科目) | FHES25112 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人間環境学部人間環境学科(発展科目) | 51300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |