授業コード 50025901 クラス 01
科目名 生態学 単位数 2
担当者 鈴木 智也 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 生態学 Ecology
授業の概要 生態学は、生物と環境の関係を研究対象とする科学です。生物は自然環境の中で単独で生存しているわけではありません。あらゆる生物は周囲をとりまく同種・異種の生物個体や物理的・化学的環境に対応し、それらに影響を与えながら生存しています。したがって、周囲の環境との様々な関係を無視して、生物を理解することはできません。 本講義では、環境と生物の関係について理解するために必要な基本的な概念を概説します。
学習の到達目標 1. 生態学の基礎的な事項に関する知識を習得する
2. 地球生命系をシステムとして捉える生態学的なものの見方、考え方を身につける
3. 身近な自然の仕組みに関心を持ち、生物科学的観点から考察できるようになる
授業計画 第1回 講義ガイダンス –生物と環境–
第2回 さまざまな環境
第3回 生態学:あつかう課題と方法
第4回 生物の分類と系統
第5回 進化① -適応進化・自然選択-
第6回 進化② -トレードオフ・遺伝的変異・種分化-
第7回 個体群の生態学
第8回 生物間相互作用と共生
第9回 食べる-食べられるの関係
第10回 競争とニッチ
第11回 生物群集と生態系機能
第12回 生態系の機能と生産
第13回 生態系の時間的空間的変動
第14回 動物の行動と社会
第15回 地球生態系の現状と未来・講義全体のまとめ
授業外学習の課題 講義スライドを配布するので、参考文献も参照しながら各講義の前後に1時間ほどの予習・復習をすることを勧めます。
履修上の注意事項 本講義では、講義の途中に理解度を確認するための簡単なクイズを出題します。また、各講義の最後には、講義内容を自分なりに整理してもらうために、記述式の小テストを行います。講義中のクイズ・小テストを実施する際に大学のメールアドレス (@alpha.shudo-u.ac.jp) とパスワードが必要になるので、確認しておいてください。公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮します。

※2023年度以降入学の学生については、この科目は発展科目「保全生物学」の履修前提科目となっている。
成績評価の方法・基準 成績は、講義中のクイズ・小テストを50%、レポートを50%で評価します。レポートの評価基準についてはルーブリック情報を参照してください。
テキスト 使用しません。講義スライドを資料として配付します。
参考文献 大学1年生のなっとく!生態学 (2017年/鷲谷いづみ/著、講談社)
大学生のための生態学入門 (2017年/西村尚之/著、原登志彦/監修、共立出版)
生態学入門 第2版 (2012年/日本生態学会/編、東京化学同人)
主な関連科目 フィールド特殊講義(フィールドサイエンス:生物学の最前線)・生物観察の基礎a・保全生物学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付けています。また、メールでの質問も随時対応するようにします。

■ルーブリック情報
  5 4 3 2 1
課題との関連 課題との関連が極めて明確であり、非の打ち所がない 課題に対して的確かつ網羅的に答えている 課題に対して一通り答えている 課題に対する答えが不十分である 課題と関係のない答えをしている
論理性 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない 結論に至るまで論理的に一貫している 論理的に整ってはいるものの、改善できる 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧である 全体として論理的に破綻している
参考文献 豊富な文献の中から適切な個所を極めて的確に引用したり、参照したりすることができている 文献の選択が的確かつ十分であり、正しく引用できている 妥当な文献が選ばれており、引用にも問題ない 文献が示されていないか、引用方法に間違いがある 文献を正しく用いていない
文章 ・段落 ・句読点 ・主語と述語 ・文体の統一 的確かつ優れた日本語表現が用いられた文章であり、読みやすく誤りもない 4項目とも問題なく、正しい文章で書かれている 4項目中、1つの項目に問題がある/全体的に軽微な問題がある 4項目中、2つの項目に問題がある/全体的に問題がある 4項目中、3つ以上の項目に問題がある/文章に関して全体的に重大な問題がある

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11125 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(入門科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - -