授業コード 50025451 単位数 2
科目名 日本語表現法 クラス 51
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 中園 篤典 配当年次 *下表参考

授業の題目 日英語のレトリックとロジック
学修の概要 日常的な言語コミュニケーションにおいては、どのように話すか、どのように書くかについて、話し手自身、聞き手との関係、場面、表現対象や目的などに応じて選択をしつつ、様々な条件に照らして行なわれる。それは、音声・文字・語彙など個々の語句を越えて、文章・談話に及ぶ。これら様々な選択を含む表現行為の方法は「レトリック」と呼ばれる(多門・半沢(2005))。この授業では、レトリックという観点から、日英語の表現をとらえ、言語学の枠組みを使ってその特徴を検討する。
学修の到達目標 (1)日本語表現の原理とコミュニケーションにおける役割を理解する。
(2)日本語の論理を外国語と比較対照しつつ相対的に理解する。
授業計画 第1回 イントロダクション 9/24
(ノートの取り方+出来事作文)
第2回 比喩論①:比喩とは何か 10/1
(文学作品に見られる比喩)
第3回 比喩論②:生活の中のメタファ 10/8
第4回 比喩論③:概念メタファ「議論」 10/15
第5回 比喩論④:メタファーと概念の体系性 10/22
第6回 比喩論⑤:概念メタファ「時間」 10/29
第7回 比喩論⑥:メタファーの含意 11/12
第8回 「中間まとめプリント」の解説 11/19
第9回 文章論①:ロジカルリーディング 11/26
第10回 文章論②:日本語の論理と英語の論理 12/3
第11回 文章論③:三角ロジックとは何か 12/10
第12回 文章論④:日本人のための論理トレーニング 12/17
第13回 文章論④:「期末まとめプリント」の解説 1/7
第14回 ディベート❶:反論の技術 1/14 ※オンデマンド(動画)
第15回 ディベート❷:ディベートの方法 1/21 ※オンデマンド(動画)
授業外学習の課題 ・事前学習(2時間程度)
各授業で扱う英文エッセイ(授業で配布予定)の精読。
第1回〜8回については参考文献(※比喩論)を読むこと。
第9回〜13回については参考文献(※文章論)を参照。
第14回~第15回については参考図書(※ディベート論)の該当箇所を読むこと。
・事後学習(約2時間程度)
講義中、分からなかった用語について、上記該当箇所で調べること。
履修上の注意事項 ・基本として英文テキストを使用する。
・Moodleを活用し、参考資料を掲示するので、確認すること。
・学生の理解度により、授業内容を一部変更する可能性があります。
※ブレンド型授業を実施(Moodleに動画を公開する)。
 ただし、授業の進行により、動画公開の日時がずれる可能性があります。例えば、対面の予定日がオンデマンド(動画公開)に、オンデマンドの予定日が対面授業に変更など。
 これら変更がある場合は、その都度授業で告知します。
※公認欠席の資料は、後日配布します。
成績評価の方法・基準 (1)授業内小課題(リアクションペーパー) 20%
(2)授業内ワーク(ノート実習プリント) 50%
(3)中間まとめプリント 15%
(4)期末まとめプリント 15%
※講義の進行により、変更の可能性があります。
※公認欠席は、欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
テキスト 資料は、Moodleを通じて配布する。
参考文献 ※比喩論
多門靖容・半沢幹一(2005)『ケーススタディ日本語の表現』おうふう
Lakoff and Johnson(1980) Metaphors We Live By.The University of Chicago.
※文章論
横山雅彦(2017)『ロジカル・リーディング』大和書房
国井信一・橋本敬子(2006)『ロジカルリスニング』アルク
※ディベート論
松本道弘(2010)『図解ディベート入門』中経出版
松本茂(1996)『頭を鍛えるディベート入門』講談社
主な関連科目 日本語運用論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問、まとめプリント等のフィードバックは、Moodle等により応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11120 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(入門科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - -