授業コード 50025100 クラス
科目名 基礎特殊講義(ユニバーサルデザイン) 単位数 2
担当者 永井 正太郎 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ユニバーサルデザイン Universal Design
授業の概要 手の中に収まるスマートフォンから身の回りの電気製品をはじめとした生活機器、そして巨大な建築物といった様々なモノに囲まれて生活している。これらに対して、多様なニーズを持つユーザが公平にアクセスできるよう設計するのがユニバーサルデザインである。この授業では製品やサービスの開発、公的な領域での利用などにおいて、どのようにすればユニバーサルデザインの考え方を活用することができるのか解説する。
学習の到達目標 本授業では主に人間工学の観点からユニバーサルデザインについて解説を行う。
製品や空間の設計に対して、
・ヒトの仕組み
・様々なニーズを持つ人々に必要な環境や情報
の2点がどのように考慮されているのか(もしくは、考慮されていないのか)理解できるようになることを目指す。
授業計画 第1回 ガイダンス:ユニバーサルデザインとは何か。人間環境学部で扱う意義。
第2回 モノの設計における統計データの扱い方
第3回 使いやすさとは何か①
身体負担の観点から
第4回 使いやすさとは何か②
感覚・知覚・認知の観点から
第5回 様々なユーザの特性とユーザグループ
第6回 情報伝達におけるユニバーサルデザイン
第7回 読書におけるユニバーサルデザイン①
第8回 読書におけるユニバーサルデザイン②
第9回 公共空間におけるユニバーサルデザイン①
第10回 公共空間におけるユニバーサルデザイン②
第11回 生活機器のユニバーサルデザイン
第12回 博物館におけるユニバーサルデザイン
第13回 UDマトリックスの解説(グループ課題の提示)
第14回 UDマトリックスを用いた机上演習(グループ課題の実施)
第15回 グループ課題をもとにした発表
総括
授業外学習の課題 ・日常生活でも見かけたり、体験することがあるような具体例を授業の内容と関連して紹介する予定である。それらを積極的に利用・観察し、理解を深める手段として活用してほしい。
・また、身の回りにある製品や情報がより多くの人にとって使いやすくなるには、どのように改善すればよいか普段から考えるようにすることを希望する。
・上記の他、特にグループ課題とその発表に関連して、授業時間外にも学習や調査などに取り組む必要がある。
1回の授業につき、3~4時間が目安として定められている。
履修上の注意事項 ・「生活科学論」で扱った内容をもとに授業を行う予定である。本科目を履修するまでに「生活科学論」の履修を済ませていることを強く希望する。
・"読書におけるユニバーサルデザイン①②"は有識者を招いて行う講義である。そのため、授業実施日が土曜日とな予定である。また、それに伴い、授業の順序なども変更となることが予想される。第1回目の授業においても説明を行う予定である。
・授業の一部においてグループワークを行う予定である。そのことを理解したうえで履修登録を行う必要がある。また、グループワークを円滑に行うには。授業内外を問わず授業内容について問題意識を強く持っておく必要がある。
・授業日程の変更やグループワークの調整に関するお知らせをmoodle経由で行うことがあるため、メールや授業内での告知などをよく確認する必要がある。これができない場合は大きな不利益を受ける可能性がある。
・合理的な理由なくグループ課題を欠席した場合は授業内課題やレポートの点数に大幅な減点が生じる可能性がある。
・学生の問題意識や理解度に応じて、内容の一部変更や進度の調節を行うことがある。
・授業に対する質問や意見の表明などは歓迎する。

【公認欠席制度による配慮内容について】
・公認欠席となった場合、出席カードを提出したのと同等の扱いを行います。
・授業資料はMoodleにて配布しているので、必要に応じて利用してください。
・グループ課題実施時に公認欠席の対象となった場合は、減点の対象から除外する。
成績評価の方法・基準 レポート(70%)、授業中課題(30%)を目安として、授業への取り組みを加味して総合的に評価する。
テキスト テキストの指定はありません。
参考文献 岡田明編著『初めて学ぶ人間工学』理工図書(2016年)
ユニバーサルデザイン研究会編『増補版 人間工学とユニバーサルデザイン新潮流』日本工業出版(2017年)
人間工学会 編『ユニバーサルデザイン実践ガイドライン』共立出版(2003年)
田中直人『建築・都市のユニバーサルデザイン その考え方と実践手法』彰国社(2012年)
広瀬洋子・関根千佳『改訂版 情報社会のユニバーサルデザイン』放送大学教育振興会(2019年)
など授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 「生活科学論」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中・授業終了後のほか、メールなどでも常時受け付けます。
問い合わせ先メールアドレスは授業内でお伝えします。
出席カードに書かれた質問などに対しては、その次の授業冒頭にて回答します。
希望者には最終レポートなどに対してフィードバックを行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23157 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13154 2023~2023 1・2・3・4 - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - - -