授業コード 50022900 クラス
科目名 自然解説実習 単位数 1
担当者 西村 仁志 他 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 自然解説実習  Field Practice for Nature Interpretation
授業の概要 「自然解説=インタープリテーション」は、自然公園やミュージアム、その他社会教育の現場で行われる、体験や地域性を重視した、楽しくて意義のある教育的なコミュニケーションのこと。1900年代の初めに米国の国立公園で始まり、現在は世界各地の自然公園やミュージアム、自然学校、エコツーリズムなどでインタープリテーション活動が展開されている。
この実習では「自然解説=インタープリテーション」の考え方と技法について2泊3日の合宿形式での体験実習と講義を通じて学ぶ。

【この科目はエコツアー等での自然解説活動、インタープリター育成研修等の実務経験のある教員が担当します。】
西村仁志(エコツアーの企画実施、人材育成)
河野宏樹(エコツアーの企画実施、人材育成)
学習の到達目標 1.インタープリテーションとは何かを説明できるようになること
2.自然資源・解説素材を把握・理解し、プログラムが作成できること
3.プログラムを実演し、フィードバックに基づく改良ができること
授業計画 第1回 ガイダンス・イントロダクション
実習全体の概要、インタープリテーションの概要について知る
第2回 野外実習(1)
解説型インタープリテーションを実際に体験する
第3回 野外実習(2)
参加型インタープリテーションを実際に体験する
第4回 講義「インタープリテーションについて」
インタープリテーションの重要要素「TORE」について知る
第5回 講義「インタープリテーションプログラム(1)」
トークや体験を含んだインタープリテーションプログラムの作り方を知る
第6回 講義「インタープリテーションプログラム(2)」
自然資源・解説素材を知る
第7回 野外実習(3)
フィールド調査を行う
第8回 野外実習(4)
プログラム作成・準備を行う
第9回 室内実習(1)
プログラム計画シートへの記入を行う
第10回 野外実習(5)
プログラム実演(1回目)
第11回 野外実習(6)
フィールド再調査・プログラムの練り直し
第12回 野外実習(7)
プログラムの練り直し・リハーサル
第13回 野外実習(8)
プログラムの練り直しを経たプログラム実演(2回目)
第14回 室内実習(2)
学生相互ならびに講師からのフィードバック
第15回 ふりかえり・まとめ
授業外学習の課題 実習参加前:
①日頃から身近な自然の営みに関心を持ち、対象物が「何を」・「何故」・「どのように」しているのかを観察し、記録を書いてみよう。(3時間)
②国内外でどのようなインタープリテーション活動が行われているか調べてみよう。(3時間)
履修上の注意事項 受講希望者はWEB抽選に参加すること。

9月5日(火)~7日(木)の2泊3日、国立江田島青少年交流の家(江田島市)において合宿実習を行う。現地集合・解散(交通機関は宇品港・呉港からのフェリーと江田島バス)

なお6月にMoodleに実施要項を掲載し、事前調査(交通手段等)を行うので、履修決定者は必ず内容を確認し返信すること。また7月には宿泊食費(2泊6食分)の自己負担(約6,500円)を銀行口座振り込みで徴収する。(返信や入金のない場合は実習に参加できないので注意)

事前および期間中は十分な体調管理をおこなうこと。また野外での活動のため、安全に関して慎重な行動が求められるために担当者の指示には必ず従うこと。

公認欠席は欠席として扱います。課題提出等で配慮しますが、実習への6コマを超える不参加の場合、成績は「評価不能(X)」となり単位が認められないので注意してください。

感染症蔓延等の事情で利用施設より受け入れの制限が行われるなどの場合、実施の方法や日程、場所について変更することがあります。教学システムおよびMoodleでの連絡に注意してください。
成績評価の方法・基準 実習における活動の状況(50%)、最終レポート(50%)
全体の講評はMoodleに掲載する
テキスト 教科書は指定しない。講義資料はプリントの配布ならびにMoodleからのダウンロードとする。
参考文献 津村俊充、増田直広、古瀬浩史、小林 毅「インタープリター・トレーニング―自然・文化・人をつなぐインタープリテーションへのアプローチ」(ナカニシヤ出版)
『インタープリターズ・ガイドブック―意味の探求を促すガイドの技術』(山本風音訳/山本幹彦監訳)(ラーニングアウトドア)
『インタープリテーション―意図的に「違い」を生み出すガイドのためのコミュニケーション術―』 サム H. ハム著 / 山田菜緒子訳(山口書店)
『「もう一度会いたい」と思われる人になる:インタープリターが伝えるコミュニケーションと探究の極意』菊間 彰 学事出版
主な関連科目 「入門特殊講義(自然観察方法論)」
「環境教育論」
「エコツーリズム論」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
実習中に質問に応じる。実習の前後は担当者宛メール(hnishimu@shudo-u.ac.jp)にて対応する。
URLリンク https://interpretation.jp/
URLリンク https://etajima.niye.go.jp/

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16101 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16101 2023~2023 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) 51300 2024~2024 1・2・3・4