授業コード 50022401 クラス 01
科目名 環境プロジェクト 単位数 2
担当者 岡西 政典 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 瀬戸内海の海洋生物学実習:Marine Biology Training Course in Setouchi Inland Sea
授業の概要 動物は地球の環境圏のほとんどの部分に生息し,その多様性の把握は地球環境の理解に直結する.本プロジェクトでは,瀬戸内海に生息する海洋生物の主要分類群を材料に,動物の基本的な体の仕組みであるボディプランを理解してもらう.
学習の到達目標 ・多細胞動物の基本的な観察方法を習得し,実践できるようになる
・各動物門の解剖を通し,基本的なボディプランを理解する
・各分類群での相同な形態を把握し,各動物門の系統関係を理解する
・瀬戸内海の動物相について理解する
授業計画 第1回 9月2日(月)4限:観察の準備:海岸地形の観察
第2回 9月2日(月)5限:観察の準備:顕微鏡の使い方の説明と実践・フィールド調査手法の説明
第3回 9月3日(火)1限 フィールド調査説明:スケッチと種リスト作成の意義
第4回 9月3日(火)2限 動物の観察①:非左右相称動物(クラゲ・イソギンチャクなど)
第5回 9月3日(火)3限 動物の観察②:脱皮動物(エビ・カニなど)
第6回 9月3日(火)4限 フィールド調査:海岸生物の生態調査
第7回 9月3日(火)5限 フィールド調査:海岸生物の生態実験
第8回 9月4日(水)1限 動物の観察③:螺旋卵割動物(貝・ゴカイなど)
第9回 9月4日(水)2限 動物の観察④:後口動物(ヒトデ・魚類など)
第10回 9月4日(水)3限 フィールド調査:プランクトンの収集調査
第11回 9月4日(水)4限 動物プランクトンの観察
第12回 9月4日(水)5限 植物プランクトンの観察
第13回 9月5日(木)1限 データのまとめと解説
第14回 10月4日(木)4限 プレゼンテーション作成法②:スライドを用いたレポートの作成
第15回 10月11日(木)4限プレゼンテーション
授業外学習の課題 ・事前に参考文献を調べて,各自購読を進めること.
履修上の注意事項 ・9/2から9/5にかけてのフィールド調査は広島大学附属臨海実験所(広島県尾道市)にて合宿形式で行う.宿泊費・食費(約8000円の予定)、ならびに実験所までの移動費は各自負担とする.
・海水に濡れる作業を行うため、受講希望者は履修検討にあたり教員と面談を行うこと.
・天候等の影響で実習が実施できない場合、授業内容や順序が変わる場合がある.
・他大学の施設に宿泊し、連日で作業を行う集中力を要することを良く理解して履修に望むこと.
・最後のプレゼンテーションを行わない場合はX評価となる.
・公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮するが,実習参加が主な成績評価であるため,講義と同様の配慮はできない可能性がある.
成績評価の方法・基準 プロジェクトへの参加・取り組み(70%),プレゼンテーション(30%)によって評価する.
テキスト 使用しない.
参考文献 フィールドワークの達人(神奈川県立生命の星・地球博物館[編],東海大学出版会) 2010年
新種の発見(岡西政典,中公新書) 2020年
標本学-自然史標本の収集と管理-(松浦啓一[編著],東海大学出版会) 2014年
主な関連科目 自然をみるa、総合教養講義a(動物の自然史と分類)、生物学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付ける。もしくはMoodleや個別メール(mokanish@shudo-u.ac.jp)にて対応する.

■ルーブリック情報
  5 4 3 2 1
課題への取り組み 課題への取り組み・成果が極めて優秀であり,非の打ち所がない 課題に対して的確かつ網羅的に取り組んでいる 課題に対して一通り取り組んでいる 課題に対する取り組みが不十分である 課題に全く取り組んでいない

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES26101 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES26101 2023~2023 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) 51300 2024~2024 2・3・4