授業コード 50021500 単位数 1
科目名 環境変化と身体の応答 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 緒方 知徳 配当年次 *下表参考

授業の題目 環境変化と生体応答 Physiological Response to Environmental Stressors
学修の概要 私たちを取り巻く環境は日々変化し続けています。例えば、朝と夜の温度変化、季節の変化、地球の温暖化、生活環境や生活スタイルなどの様々な環境の変化に対して、私たちの身体はそれらを許容し生活しています。本科目では、自らを取り巻く環境変化に対して身体の機能がどのように応答しているかを実際に体験・測定することによって、身体の適応や健康についての理解を深めます。
学修の到達目標 「身近な環境変化に対しての身体がどのように応答するか?」「なぜそのような応答が必要なのか?」を説明することができるようになる。
授業計画 第1回 私たちの生活の中で経験する環境変化を知る。暑さ、寒さ、身体活動の有無などの身近な変化にどう私たちが対応するかを予想してみる。
第2回 循環器機能の測定と理解(自分の血圧と心拍数、動脈血酸素飽和度)

※血圧の測定方法を覚える
第3回 体温調節の仕組みの理解(身体の部位ごとの体温)

※体温の部位ごとの違いと,気化熱の作用を理解する
第4回 日常の運動量と健康指標の測定①(オンデマンド授業)

※自分自身の身体活動量がどのくらいかを測定し,健康維持を関係を考える
第5回 水に対する身体の応答(浸水応答)

※浸水することによって起る心拍数の変化とその理由を理解する
第6回 暑熱環境に対する身体の応答(体温、発汗、血圧、心拍数)

※暑さに対する身体応答を理解する
第7回 足部の冷却と加温による心拍と血圧の変化

※足底部冷却による身体応答を理解する
第8回 歩行運動に対する主観的、客観的な身体の負荷

※低強度運動による身体への客観的負荷と主観的な負荷を比較,理解する
第9回 強度の異なる運動に対する主観的、客観的な身体の負荷

※運動強度や運動形態で主観的,客観的な負荷が変化するかどうかを理解する
第10回 持久的運動時の生理的指標の変化

※持久的運動が心拍や血圧に与える影響を理解する
第11回 瞬発的運動時の生理的指標の変化

※高強度運動が心拍や血圧に与える影響を理解する
第12回 日常の運動量と健康指標の測定②(オンデマンド授業)

※意識的にどのくらい日常的な運動量を増加させることができるかを調べてみる
第13回 身体組成とその推定方法

※体脂肪率の皮下脂肪からの予測とその方法を理解する
第14回 運動後の過剰酸素摂取(EPOC)

※運動終了後に起こる過剰酸素摂取について理解する
第15回 測定したデータの整理および授業のまとめ

※身体応答の個人差を理解する
授業外学習の課題 ライフコーダ―(加速度計つき万歩計)を付けて自身の活動記録を付けてもらいます。自身の安静時心拍数や血圧が日々どう変化しているかを授業外でも測定してください(目安時間:週合計1時間程度)。
履修上の注意事項 「ブレンド型授業を実施します」
実習科目ですので、その基礎となる人間環境学部開講講義科目の「身体のしくみと健康」を履修してください。オンデマンド授業では,Moodleを利用しますので,利用方法を確認しておいてください。

公認欠席の場合はその旨申し出てください。資料配布や別途課題を課すなどの対応をします。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(測定データの記入,分析:100%)により評価します。
テキスト 随時配布します。
参考文献 ①竹宮隆,下光輝一 編 「運動とストレス科学」杏林書店 2003
②安井至 著 「環境と健康」 丸善株式会社 2002
主な関連科目 身体のしくみと健康
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は,授業終了時に受け付けますが,授業中にも積極的に質問をしてください。
大学交付のメールアドレスを利用してもかまいせんが,その際には件名に受講生であることを明記して節度を持って利用してください。
各回の課題や提出物については,次回授業においてコメントします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23118 2018~2022 2・3・4 - - - - -